文学の舞台を訪れるのに最適な書籍『イギリス文学を旅する60章』が発売に

作家や作品にちなんだ60の旅を通してイギリスの文化、風土を再発見する『イギリス文学を旅する60章』が発売になりました。

明治時代の欧化政策のもとで海外文学が翻訳されはじめてから1世紀超、なかでも英国文学は現在でも根強い人気を誇っており、文学作品に惹かれてその舞台となる英国を訪れる人が後を絶ちません。

 

実際に舞台となった地を訪れ、そこでの風景や人、歴史に触れたことで見えてきた新たな作品観や作家観が綴られています。

 

訪れたことのある地の章を読むとまた違った側面を見ることができ、またこれから訪れたくなるような一冊です。

 

■Contents

まえがき
イギリス・アイルランド全図

第Ⅰ部 古代・中世

1 今なお語り継がれる伝説――アーサー王①
2 キャメロット伝説を訪ねて――アーサー王
3 英詩の草分け的存在――ジョン・ガワー
4 英詩の父――ジェフリー・チョーサー
[コラム1]イギリス人が英語で文学を書けるようになるまで

 

第Ⅱ部 ルネサンス期

5 暴君に翻弄された人生――トマス・モア
6 詩人の王――エドマンド・スペンサー
7 数奇な運命をたどった劇作家――クリストファー・マーロウ
8 文豪が暮らした二つの家――ウィリアム・シェイクスピア①
9 文豪の家族が暮らした家――ウィリアム・シェイクスピア②
10 ショーディッチの劇場と弟の眠る墓――ウィリアム・シェイクスピア③
[コラム2]サム・ワナメイカーとグローブ座再建
11 盲目の大詩人――ジョン・ミルトン
12 職人伝道者――ジョン・バニヤン
13 激動期を生き抜いた桂冠詩人――ジョン・ドライデン
[コラム3]女人禁制だった舞台に女優を登用したダヴィナント

 

第Ⅲ部 18世紀

14 大富豪から一転破産した――ダニエル・デフォー
[コラム4]スコットランド合併に暗躍した秘密諜報工作員――デフォー
15 辛辣な諷刺作家――ジョナサン・スウィフト
16 小説が記憶する郷土色――ヘンリー・フィールディング
17 文壇の大御所――サミュエル・ジョンソン①
18 辞書編纂家――サミュエル・ジョンソン②
[コラム5]ホガースが見たロンドン
19 スコットランドの国民詩人――ロバート・バーンズ

 

第Ⅳ部 19世紀前半・ロマン派の時代

20 孤高の芸術家――ウィリアム・ブレイク
21 ロマン派の旗手――ウィリアム・ワーズワス
22 文学理論の先駆者――サミュエル・テイラー・コウルリッジ
23 小説に新天地を開いた――ウォルター・スコット
24 人情の機微と哀歓に優しい目を向けた――チャールズ・ラム
25 機知溢れる小説家――ジェイン・オースティン
26 情熱の詩人――ジョージ・ゴードン・バイロン
[コラム6]バイロンの館
27 旅の途上のアット・ホーム――パーシー・ビッシュ・シェリー
28 薄幸の天才――ジョン・キーツ

 

第Ⅴ部 19世紀後半・ヴィクトリア女王の時代

29 大英帝国を代表する言論人――トマス・カーライル
30 貴族になった国民詩人――アルフレッド・テニソン
31 イギリスの国民的作家――チャールズ・ディケンズ
[コラム7]文学に見る産業革命の光と影
32 悲劇のヒロイン――ブロンテ姉妹①
33 『嵐が丘』を生んだ村ハワース――ブロンテ姉妹②
34 町が世界に誇る女性作家――ジョージ・エリオット
35 本当は数学者――ルイス・キャロル
36 多彩な芸術家――ウィリアム・モリス
[コラム8]レ・ファニュのアイルランドとイギリス小説

 

第Ⅵ部 世紀末から20世紀初頭

37 自然主義作家の旗手――トマス・ハーディ
38 唯美主義の作家――オスカー・ワイルド
[コラム9]ヴィクトリア時代の倫理と文学の自由
39 光と闇――ロバート・ルイス・スティーヴンソン
40 機知縦横の世界的作家――ジョージ・バーナード・ショー
41 ポーランド出身のエグザイル作家――ジョウゼフ・コンラッド
42 世界一の名探偵を生んだ――アーサー・コナン=ドイル
43 アイルランド文芸復興をリードした――ウィリアム・バトラー・イェイツ
44 湖水地方の風――ビアトリクス・ポター
45 裏の顔もあった――サマセット・モーム
46 モダニズムの作家――ヴァージニア・ウルフ
47 現代の叙事詩を書いた――ジェイムズ・ジョイス
48 流浪の旅――ディヴィッド・ハーバート・ロレンス
49 夭折の天才詩人――ルパート・ブルック
[コラム10]二つの炬火
50 魂の遍歴を辿って――トマス・スターンズ・エリオット
51 「人間らしい(ディーセント)」世界を命がけで求めた――ジョージ・オーウェル
52 放蕩の天才詩人――ディラン・トマス

 

第Ⅶ部 20世紀後半・現代

53 ミステリー誕生の地――アガサ・クリスティ
54 日本との絆も深い――エドマンド・ブランデン
55 心理小説の名手――エリザベス・ボウエン
56 海軍情報部(NID)予備大尉――イアン・フレミング
57 田舎暮らしを愛した詩人――フィリップ・ラーキン
58 憧れの日本の入国を拒否された作家――グレアム・グリーン
[コラム11]スーザン・ヒルの『ウーマン・イン・ブラック』
59 ノーベル賞作家の第二の故郷――カズオ・イシグロ
60 『ハリー・ポッター』の生みの親――J・K・ローリング

 

■Link
http://www.akashi.co.jp/book/b373692.html

 

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