アガサ・クリスティー作品に登場する英国の食を解説した本が登場

名探偵ポアロやミス・マープルの作品に登場する英国のお菓子やごちそうを詳しく知ることで、作品をより深く味わい、英国の食文化を楽しく学ぶことができる本『イギリスのお菓子とごちそう アガサ・クリスティーの食卓』が発売に。

執事が焼くクランペット、メイドがほおばるスコーン、老嬢が懐かしむシードケーキ、紳士をもてなすプディング、少年の大好物のリンゴのメレンゲ、女主人が采配するブレッドプディング、警部をもてなすアップルタルト、貴族の館のカスタード、料理女がほおばるロックケーキ、家族で囲むクリスマス・プディング、迷宮入りのトライフル、探偵が捜査するジンジャーブレッドのレシピ、従僕が焼く糖蜜タルト、貴婦人が作るサンドイッチ……。

 

アガサ・クリスティーの作品に登場するイギリスの料理やお菓子を知ることで、物語をさらに豊かに楽しめるようになる一冊。ミステリーにちなんだレシピのほか、アガサ・クリスティーが晩年に住んだグリーンウェイの屋敷の食器、キッチン、テーブルセッティング、庭など貴重な写真も満載しています。

 

 

■登場する料理とお菓子

 

ほんもののシードケーキ『バートラム・ホテルにて』
紳士をもてなすチーズとプディング『青列車の秘密』
ディナーの後のコーヒーの時間『ブラック・コーヒー』
ベジタリアンのためのカツレツ『アクロイド殺し』
イギリス人と牛タンの缶詰『そして誰もいなくなった』
社交界の貴婦人が開くデリカテッセン『ナイルに死す』
朝食用に作る桃のシチュー「料理人の失踪」
ミネラル・ウォーターのこだわり『オリエント急行の殺人』
摘みたてイチゴ『ABC殺人事件』
トライフルの砂糖飾り「火曜クラブ」
焼きたてのスコーン『葬儀を終えて』
北部の常食・オートミール『ゼロ時間へ』
ごちそうオムレツ「厩舎街の殺人」
アンティークの楽しみ『予告殺人』
ミント好きなイギリス人「世界の果て」
記憶の象徴、ローズマリー『忘られぬ死』四角いクランペット『ヒッコリー・ロードの殺人』
アガサ・クリスティーの家〜グリーンウェイを訪ねて〜
カオマイル茶とリンゴのメレンゲ『パディントン発4時50分』
女主人のブレッド・プディング『動く指』
お菓子作りにおなじみのゴールデン・シロップ『鳩のなかの猫』
紳士が食べるステーキとキドニーのプディング「二十四羽の黒つぐみ」
ポアロのティセーン(薬湯)『複数の時計』

 

もてなしの言葉「セイ・ホエン」『満潮に乗って』
朝食のマーマレード『ポケットにライ麦を』
リンゴのゲームとアップルパイ『ハロウィーン・パーティ』
英国お得意の日曜日の昼食「安アパート事件」
アンティークのカトラリー 『鏡は横にひび割れて』
田舎の村のイングリッシュパブ『親指のうずき』
イギリスの魚屋さん「六ペンスのうた」
ビクトリア朝の陶器の献立表『運命の裏木戸』
ほんもののラプサン・スーチョン『殺人は容易だ』
イギリス式薬草園『愛国殺人』黄金色のコーニッシュ・パスティー『死者のあやまち』
下町のフィッシュ&チップス『七つの時計』
書斎のチョコレート「チョコレートの箱」
自慢のジンジャーブレッド『スリーピング・マーダー』
フォートナム&メイソンのお菓子『象は忘れない』
瓶詰のフィッシュ・ペースト『杉の柩』
白いシャツを着たお菓子『ホロー荘の殺人』
郵送されるクロテッド・クリーム『ひらいたトランプ』
こんがりウェルシュ・ラビット「キングを出し抜く」
手間いらずのソーダ・ブレッド「三匹の盲目ねずみ」
クリスマス・プディングの習わし「クリスマス・プディングの冒険」

 

■Book info
『イギリスのお菓子とごちそう アガサ・クリスティーの食卓』

著者 : 北野佐久子
出版社 : 二見書房
価格 : 1,800円+税
版型 : A5判
ページ数 : 232ページ

 

 

■Link
https://www.futami.co.jp/book/index.php?isbn=9784576190310

 

Share
  • facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Mail

Sponsered Link

Sponsered Link

Recommends
合わせて読みたい

Sponsered Link

Sponsered Link