『さらば青春の光』公開40周年記念ロードショーが決定!

ザ・フーの『四重人格』をベースにした1979年公開の映画『さらば青春の光』が10月11日(金)より、シネマート新宿、立川シネマシティほかで全国順次公開されます。

1960年代のイギリス。細身のスーツにミリタリーコートを重ね、ミラーやライトで飾り付けたスクーターに跨ってロンドン近郊を走り回る“怒れる若者たち“。古い道徳を振りかざす大人たちに「NO!」を突きつけ、街を彷徨う彼らは”モッズ“と呼ばれ、全世界に広がっていきました。停滞するイギリス社会に生きる若者たちの行き場のない怒りと疎外感、刹那的な生き様を鮮烈に描いてモッズ・ブームを引き起こし、青春映画の金字塔としてミュージシャンやアーティストたちに多大なる影響を与え続けています。『トレインスポッティング』(1996)、『THIS IS ENGLAND』(2006)、『ノーザン・ソウル』(2014)の端緒となった英国ユースカルチャー・フィルムの原点も言える伝説的名作が、1979年の初公開以来、実に40年ぶりにスクリーンで上映されることとなります。

そんな“モッズ”たちの代表的存在だったのが、ロック・バンド「ザ・フー」。ギタリストのピート・タウンゼントが当時のことを振り返って、ファンの中にいたであろうひとりの孤独なモッズ少年の物語を綴った1973年のロック・オペラ・アルバム『四重人格』(Quadrophenia=映画の原題でもある)をモチーフに、ザ・フーのメンバーもエグゼクティヴ・プロデューサーとして参加。

デコレーションしたランブレッタ(イタリアのスクーター)やフレッドペリーのポロシャツ、サイドベンツの細身のスーツに、アメリカ製のモッズコート、デザートブーツ、そして、クラブで流れるロネッツやジェームス・ブラウン、キングスメンといったR&Bなど、ファッションや音楽で自己主張したモッズたちのライフ・スタイルをリアルに再現。ザ・ジャムを始め再びモッズ・シーンが盛り上がってきた最中の1979年に公開され、ザ・ポリスのスティングも映画初出演を飾ったことでも話題を呼んだ本作は、公開されるや若者たちのバイブルとなり、全世界でカルト的熱狂を呼び、大ヒットを記録しました。

■Story
1965年、ロンドン。広告代理店のメッセンジャーとして働くジミーは、今夜もクラブでどんちゃん騒ぎ。両親はガミガミうるさいし仕事だって大して面白くないけど、ドラッグキメて仲間とつるんでればそれで十分。ナンパやダンスに明け暮れ、街に出れば革ジャンにリーゼントのダサい格好をしたロッカーズたちと度々衝突。そんな日々を送るジミーだが、週末に訪れたリゾート地、ブライトンでロッカーズとの全面衝突が勃発し……。

■Film info
『さらば青春の光 デジタルリマスター版』

監督 : フランク・ロッダム
出演 : フィル・ダニエルズ、マーク・ウィンゲット、フィリップ・デイヴィス、レスリー・アッシュ、ゲイリー・クーパー、トーヤ・ウィルコックス、スティングほか

1979年 / イギリス映画 / 英語 / 原題 : QUADROPHENIA
配給 : コピアポア・フィルム
10月11日(金)よりシネマート新宿、立川シネマシティほか全国順次公開
©2006 Universal Studios. All Rights Reserved. Film ©1979 Who Films, Inc. All Rights Reserved.

■Link
http://sarabaseishun2019.com/

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