フォールズ、2部作となるニュー・アルバムを3月8日に日本発売!

フォールズが2部作となる新作『エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト』の“パート1”を3月8日に日本発売、最新MVも公開しました!

これまでに発売された4作のオリジナル・アルバムすべてが、UKアルバム・チャートのTOP10入りを果たしている、英オックスフォード出身のバンド、フォールズ。10年を超えるキャリアを経て、2枚の驚異的な新作『エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト』を今年発売、その“パート1”が3月8日(金)に日本発売され、“パート2”も秋に続く予定となります。個別にリリースされながらも関連のある対となる今作は、共通のタイトル、テーマ、アートワークを擁しています。

 

 

深いつながりを持ちながらもそれぞれ独自のパーソナリティを持つふたつの作品は、ヤニス・フィリッパケス(ヴォーカル、ギター)、ジミー・スミス(ギター)、ジャック・ビーヴァン(ドラムス)、エドウィン・コングリーヴ(キーボード)によって完成するフォールズ史上最強に説得力と野心にあふれ、一体感のある状態をとらえています。

 

自身の心から徐々に乖離してきた従来のポップ・ソングの構造の打破することに意欲的な彼らの放つ20曲は期待を裏切ってくれるはず。ときに10分を超える探索的でプログレ感のある楽曲もあれば、独特の趣を持つ楽曲が続く箇所もあり、単なる楽曲のコレクションというよりは音楽を体験できる作品に。それでいて、怒涛のグルーヴと印象的なパワーを巧みに操るという彼らの名高い能力が新たな高みに達しています。

 

アルバムのリード・シングル「イグジッツ」がその好例で、フィリッパケスがつい歌ってしまいたくなるヴォーカルのメロディにより、方向感覚を失わせる世界のイメージを作り出していきます。フォールズの圧倒的な武器へのフレッシュなアンセムであると同時に、不吉な未来の予測でもある曲であります。

 

「世界がもう昔みたいに暮らすことができない場所になっているという確固たる考えがあるんだ」とヤニスは言います。「不吉な危険のようなもの、予測の出来なさ、それから対峙する門外の大きさに圧倒されてしまうような感覚。反応はどんなものになるのか?そしてひとりの個人がし得る反応の意図は何なのか?ということだね」

 

 

「イグジッツ」は『エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト』からテーマ的に予期できるものを示唆しています。タイトルはほんの一瞬のインスピレーションのひらめきから、この惑星自体の生物的多様性まで、どんなことも不可逆的に消し去られてしまう危険にさらされ得るという警告でもあります。そして、それはフォールズが今の文化的風潮に誘発された世間のノイローゼを描写する、このアルバムの題材全体に通じるテーマとなっています。国家による監視のパラノイアは? 環境破壊の恐怖は? 圧倒的な不安感は? どれもこれらの黙示録的な曲の中で歌われています。

 

それが特に顕著なのが陶酔的な「イン・ディグリーズ」。人々が互いに言葉をかけ合う能力をゼロにされてしまった未来を想定した曲です。このアプローチは「シロップス」や、“パート1”を絶望的に締めくくる2曲「サンデー」と「アイム・ダン・ウィズ・ザ・ワールド(アンド・イッツ・ダン・ウィズ・ミー)」に最も鮮やかな形でとらえられていると言えるでしょう。

 

「歌詞的には、今世界で起こっていることと共鳴している部分がある」とヤニスはまとめます。「せめてそういうもののいくつかと向き合うことができないなら、このご時世にミュージシャンであることに有用性なんてないだろう? そんな気がするんだ。これらの曲は白旗、あるいはSOSだったり、助けを求める叫びだったりするんだ。それぞれの形でね」

 

新作への軌跡は『ホワット・ウェント・ダウン』時代が終わったところで始まりました。結成メンバーのウォルター・ジャーヴァースが2017年8月、ポルトガルのフェスティヴァル・パレーデス・デ・コウラ出演後に脱退、バンドは再充電、再編成、そして究極には再活性化のプロセスの中で、フォールズは彼に代わる者がいないという決断に達したのです。

 

短期間のオフを取ったのち、フォールズはヤニスがプロデュースを手がける元に再結集。ヤニスはエドウィンとともにベースのパートも担当しました。彼らはリハーサル・スペースで曲を書き始め、その後エンジニアのブレット・ショウの助けにより、それらのスケッチをペッカムの123スタジオで行われたレコーディング段階に持ち込みました。2か所を行き来するサイクルを繰り返す中で、彼らはあらゆる新しいアイデアをゴールへと押し進めながら、現在進行形のフィードバックのループを効果的に作り上げたのです。

 

新作に関してヤニスは、「この2作はロケットペンダントの片割れ同士なんだ。それぞれ個別に聴いて楽しむこともできるけど、本質的には対になっているのさ」と語っています。

 

地元オックスフォードのカオスなハウス・パーティでのギグから全欧の主要フェスのヘッドライナーを務めるに至るまで、フォールズの軌跡は目を見張るものがあります。NMEやQアワードの受賞に加え、マーキュリー賞、アイヴァー・ノヴェロ賞、ブリット・アワードにノミネートされるなど、彼らは批評家たちの絶賛を勝ち取ると共に、ゴールド認定されたアルバム4作は合計で170万枚を売り上げ、Spotifyでは2015年以降5億回以上ストリーミングされているなど、ファンに愛され続けているフォールズ。そして同時代のアーティストの多くが道半ばで挫折してしまった一方、新たなピークを極め続けています。

 

フォールズはこの春の北米ヘッドライニング・ツアーも発表。夏にはイギリスとヨーロッパで数多くの主要フェスティバルに出演します。

 

Photo : Alex Knowles

 

■Disc info

 

 

フォールズ
『エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト・パート1』
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
3.8 on Sale

 

収録曲
1. Moonlight
2. Exits
3. White Onions
4. In Degrees
5. Syrups
6. On The Luna
7. Cafe D’Athens
8. Surf Pt.1
9. Sunday
10. I’m Done With The World (& It’s Done With Me)

 

■Link
https://www.sonymusic.co.jp/foals/

 

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