2023.6.17

Tokyo Gendai：サラ・ルーカスや奈良美智ら世界のアートスターが一堂に会する国際アートフェア初開催！

ロンドンを拠点に、世界のアートイベントを主催する「The Art Assembly（ジ・アート・アセンブリー）」は、2023年7月7日（金）から7月9日（日）まで、パシフィコ横浜にて新たな国際アートフェア「Tokyo Gendai」を開催。アートシーンを牽引する国内外79のギャラリーが「Tokyo Gendai」に集結します。

Tokyo Gendaiとは

「Tokyo Gendai」は美術品の売買だけでなく、アートと知性の行き交う場所で異文化を体験できる、エキサイティングな舞台を提供します。国際的に評価の高いコンテンポラリーアーティストによる作品を、キュレイターが選び抜いて紹介する、世界水準のイベントになります。

© Marria Pratts, Fantasma Damunt Del Castell, 2022, Courtesy of Carl Kostyàl

展示だけでなく、展覧会や美術館のオープニング、スタジオ訪問、文化体験などさまざまなVIPプログラムも用意され、東京でしか味わえないアート体験を実現します。

Magnus Renfrew, Co-Founder, Tokyo Gendaiのコメント

私たちは、エキサイティングな第1回Tokyo Gendaiの立ち上げを支援してくださった観光庁、文化庁とプリンシパルパートナーであるSMBCグループに感謝しています。日本には素晴らしいアートの歴史があり、その文化は海外にも影響を与えてきました。その日本で、このような素晴らしい機会を得ることができ、大変うれしく思います。私たちは、日本のアートシーンの並外れたポテンシャルに対するTokyo Gendaiのヴィジョンを共有するアートコミュニティと深く関わるよう努めています。主催者として私たちは、アートと触れ合っていただく機会をを確実に増やし、国際的な実践基準を守るという実績を積み重ねていきます。そして、「この素晴らしいフェアはアートにスポットライトを当ててアートの世界における新たな重要イベントになる」という触媒のような役割を果たしてくれると確信しています。

Tokyo Gendaiのセクション

Hiroshi Senju, Waterfall, 2023, Courtesy of the artist and Sundaram Tagore Gallery

Tokyo Gendaiは、「Galleries」「Hana」「Eda」「Tane」という4つのセクションから構成されます。それぞれのセクションでは、異なるテーマや特徴に沿った作品が展示されます。

Claudia Kogachi, Werewolf Transitioning, 2023, Courtesy of the artist and Phillida Reid Gallery

Galleries

Galleriesでは日本と海外のギャラリーの作品を展示。「Blum & Poe」は、見つめ返すような瞳の人物像が印象的な絵画作品で知られる奈良美智をはじめとるする、素晴らしいアーティストの作品を集約します。また、「Sadie Coles HQ」は、1990年代から彫刻により現代の生活を大胆かつ率直に語った作品が注目を集め、手法を駆使する英国人アーティストのサラ・ルーカスと、文学、民間伝承、現代のナラティヴなどをテーマにした比喩的な絵画で知られるカティ・ヘックの作品を紹介します。

日本からは、「SCAI THE BATHHOUSE」が、名和晃平によるセル（細胞）を気泡させるインスタレーション『Biomatrix』など、光と物質性を探求するというテーマで作品を展示。「Taka Ishii Gallery」は主に、アダム・ペンドルトン、オスカル・ムリーリョ、ジェイド・ファドユティミおよび法貴信也の作品を展示します。

さらに、「Almine Rech」は、ポップアート・ムーヴメントの重要人物であるトム・ウェッセルマンと、記憶、歴史、そして集合的イマジネーションの役割をさまざまな手法で探求するトゥ・バン・トランを紹介。

英国からの出展ギャラリー: Almine Rech、Cardi Gallery、Ingleby Gallery、Josh Lilley、Sadie Coles HQ

Hana

Hanaでは新人または中堅の1〜2名のアーティスト作品を展示。アーティストの年齢制限および、展示するギャラリーの創業年数に関する制限がないことが特徴です。「MISAKO & ROSEN」は身体の複雑な調査に取り組んでいる廣直高とJ・パーカー・ヴァレンタインを紹介します。

また、「The Drawing Room」は自然災害後の様子を活気に満ちた印象的な絵画に描いたドミニク・マンギラの作品を展示。「Gallery COMMON」はアイデンティティをテーマに問いと解釈を構築するShohei Takasakiとアレックス・アンダーソンの作品を、「Carl Kostyál」は故郷の日常を絵画的な人物やモチーフで記録するマリア・プラッツの作品を展示します。

英国からの出展ギャラリー: Carl Kostyál、Phillida Reid

Eda

Edaでは、アジア出身のアーティストや、歴史的に重要なアーティスト1～2名、または、テーマに基づく作品を展示。石田徹也やアイサ・ホクソンなど、画家やパフォーマーとして活躍するアーティストが注目されます。

英国からの出展ギャラリー: Sundaram Tagore Gallery

Tane

Taneでは、NFTやVRといったデジタルメディアを中心に展示。exonemo（エキソニモ）やジョナサン・チャプリンなど、新しいデジタルメディアの最前線にいるアーティストによる作品が見られます。

Tokyo Gendaiから特別なオファー！

Tokyo Gendaiでは6月22日（木）までお得な先行チケット（1名 : 2,800円一般当日券より30%OFF）が発売中ですが、British Culture in Japanの読者にスペシャルなオファーとして、一般当日券より40%OFFとなる特別割引チケット（1名 : 2,380円）を販売してくれます。