日本初のアフタヌーンティーアワードが始動へ!駐日英国大使館が後援

Afternoon Tea Awards Japan

日本国内で人気を集めるアフタヌーンティーにおいて、本来の主役である「お茶」の美味しさや提供方法を正しく評価する日本初の試み「アフタヌーンティーアワード(Afternoon Tea Awards Japan)」が始動します。駐日英国大使館の後援のもと、関東エリアのホテルを対象とした本格的な審査が展開される予定です。

華やかさだけではない「お茶の品質」に迫る新しい評価基準

Afternoon Tea Awards Japan

近年の日本国内において、ホテルやレストランが提供するアフタヌーンティーは非常に高い注目を集め続けています。しかし、その多くは写真映えするスイーツの美しさや見た目の華やかさに評価が集まりがちでした。本来のアフタヌーンティーの主役であるべきお茶が持つ品質、適切な抽出方法、さらにはその背景にある歴史や文化的な理解については、これまで客観的に可視化される機会が十分にありませんでした。

こうした現状を受け、一般社団法人ティー・ホスピタリティ協会が主催する日本初のアフタヌーンティーアワード「Afternoon Tea Awards Japan」が始動します。本アワードでは、お茶本来の価値に光を当てるため、3つの明確な評価の柱が据えられています。具体的には「お茶そのものが美味しく淹れられていること」「日本茶を含む多種多様なお茶の魅力を世の中に伝えていること」そして「英国発祥の文化としてのアフタヌーンティーに対する深い理解と敬意を払っていること」です。

駐日英国大使館の後援のもとで実施される実際の審査にあたっては、専門的な知識を持つ審査員だけでなく一般の審査員も実際に現地で体験を行います。お茶自体のクオリティや抽出の技術、サーブされる方法はもちろんのこと、一緒に提供されるフードとの組み合わせの妙、接客サービス、空間全体の演出、さらには文化的背景の体現度まで、合計30から50に及ぶ詳細な項目に沿って多角的に検証される点が特徴です。

一般消費者も参加可能!クラウドファンディングによる審査員募集

本アワードにおける大きな注目点として、専門家による厳格な評価だけに留まらないオープンな仕組みが挙げられます。お茶やティータイムの文化を心から愛する一般の消費者が、専門審査員と肩を並べて実際の審査作業に加わることができるよう、クラウドファンディングを通じた一般審査員の募集が計画されています。

これは、単に人気のある施設へ票を投じるだけの一般的な投票イベントとは一線を画す試みです。参加する消費者自身にとっても、深い学びと貴重な体験を得る契機となるような、新時代にふさわしい双方向型の評価システムの構築を目指しています。

なお、この取り組みの初年度は、関東エリアの拠点を中心とした26のホテルを対象として審査が実施される見込みです。現場で活躍するホテル業界のプロフェッショナルたちに対して「お茶の重要性」を再認識してもらうきっかけを作ると同時に、紅茶だけでなく日本茶なども含めた「お茶文化」全体の価値を、おもてなしの最前線からより正確に発信していく体制を整えていきます。

英国文化への敬意を込めて日本でのさらなる発展を目指す

本アワードの発起人には、お茶のスペシャリストとして国内外で広く活躍するメンバーが名を連ねています。イギリスに21年間在住した経験を持ち、ロンドンの教育機関で講師を務めるなど30年近く茶業界に携わってきたティーアカデミージャパン代表のスチュワード麻子氏や、世界各地で100回以上のアフタヌーンティーを実体験し、英国紅茶ブランド「Newby Teas」の日本オフィス運営を行うウィンター・マーカス氏らがプロジェクトを牽引しています。

紅茶の国として知られる英国では、ティータイムは単なる飲食の時間を超え、日常に寄り添う大切なホスピタリティの文化として育まれてきました。日本で独自に進化を遂げるアフタヌーンティーを一過性のトレンドとして終わらせるのではなく、本場の歴史や作法へのリスペクトを基礎に置きながら、より豊かな文化として定着させていくための大きな一歩となるはずです。

一般審査員への応募方法やアワードの詳細なスケジュールが掲載されるクラウドファンディングの案内は、後日公式に発表される予定です。

Text by British Culture in Japan編集部

 

Link

https://www.teahospitality.org/

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