阪急うめだ本店『英国フェア2026』にロイヤル・ヨット・ブリタニアが日本初出展!女王陛下が愛した船とクリームティー

リース港に繋留されているロイヤル・ヨット・ブリタニア号

10月7日(水)より阪急うめだ本店で開催された「英国フェア2026」の目玉として、ロイヤル・ヨット・ブリタニアのティールームが日本初出展します。エリザベス2世女王陛下が「唯一心からリラックスできる場所」と言われた船の軌跡、会場で味わえるクリームティーの魅力、エディンバラ現地での見学やホテル滞在の情報を詳しくお届けします。

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女王陛下が愛したロイヤル・ヨット・ブリタニア号の軌跡

1953年4月16日、スコットランドのクライドバンクにあるジョン・ブラウン社の造船所にて、若き日の女王陛下によって進水されたロイヤル・ヨット・ブリタニア(Royal Yacht Britannia)。1954年の就役から1997年の退役までの44年間にわたり、英国王室の公式訪問やプライベートな休暇を支え続けた船です。

ロイヤル・ヨット・ブリタニア号の外観

© Marc Millar

就役期間中に訪れた港は135か国・600以上に及び、航行距離は100万海里(約185万キロメートル)を超えます。チャーチル首相やアイゼンハワー大統領、レーガン大統領、ネルソン・マンデラ氏をはじめとする各国の首脳や要人を迎えた外交の舞台として、また1986年の南イエメンでの避難民救出劇や1997年の香港返還式典におけるフィナーレを飾る存在として活躍しました。

一方で、ブリタニア号はロイヤルファミリーにとってプライベートな日常を取り戻せる場所でもありました。毎年夏には約2週間、スコットランド西海岸の島々(ヘブリディーズ諸島)を巡る恒例のクルーズが行われ、女王陛下はメディアの目から離れて穏やかな時間を過ごされていました。

クラシックな木製操舵スタンドと計器が並ぶブリタニア号の操舵室

© Marc Millar

船内には220名の乗組員「ヨッティーズ(Yotties)」が勤務し、女王の静寂を保つために大声での指示は禁止され、すべて手信号で業務が行われる配慮がなされていました。1997年12月11日にポーツマスで挙行された退役式典では、女王陛下が最後に船を降りた「15時1分」で船内のすべての時計が止められ、今も15時1分を指しています。

退役式典で女王陛下が船を降りられた「15時1分」で止められた船内の時計

© Marc Millar

質素と気品が同居するインテリアと「女王流」クリームティー

ブリタニア号の内装を手掛けたのは、建築家のヒュー・カッソン卿です。当初提示された豪華すぎるフランス王朝風のデザイン案に対し、女王陛下とフィリップ王配殿下は過度な装飾を避け、英国のカントリーハウスを思わせる控えめで上品なスタイルを採用されました。

中でも女王陛下が最もお気に入りだった場所が、船尾に位置する「サン・ラウンジ」です。チーク材の壁と籐家具に囲まれた空間で、女王は海を眺めながら朝食や午後のティータイムを楽しんでいました。また、250名を収容できる「ステート・ドローイングルーム」にはグランドピアノが置かれ、王室の宴が催されていました。

チーク材の壁と籐家具に囲まれた女王陛下お気に入りの「サン・ラウンジ」

© Marc Millar

ブリタニア号のティールームで語り継がれるのが、女王陛下のスコーンの嗜み方です。女王陛下は「先にジャムを塗り、その上にクロテッドクリームを乗せるコーンウォール式」を好まれたようです。また、女王陛下生誕100周年を記念し、エディンバラの「ピコ・ティー・エディンバラ」が手がけた「クイーンエリザベス・スペシャルブレンド」など、王室ゆかりの紅茶文化が今も大切に守られています。

ロイヤル・ヨット・ブリタニア号のロイヤル・デッキ・ティールームで提供される、ジャムとクロテッドクリームを乗せたスコーンと紅茶のクリームティーセット

ロイヤル・デッキ・ティールームで提供されるクリームティーセット

スコットランド・エディンバラ現地でのブリタニア号見学とホテル「フィンガル」

現役を退いたブリタニア号は現在、スコットランドのエディンバラにあるリース港のオーシャンターミナルに永久接岸され、一般公開されています。

トリップアドバイザーの「Best of the Best(世界第1位)」アトラクションにも選出された同船は、展示品の95%がロイヤル・コレクション・トラストから貸し出された本物です。日本語を含む35以上の言語に対応した音声ガイドを手に、女王陛下の寝室や大食堂、王室専用タラップ「ロイヤル・ブロウ」から、乗組員たちのベッドや機関室まで見学することができます。

ステート・ドローイングルームへと続くブリタニア号の優美な大階段

ステート・ドローイングルームへと続くブリタニア号の優美な大階段 © Marc Millar

また、ブリタニア号の近くのアレクサンドラ・ドックには、姉妹船の5つ星ブティックホテル「フィンガル(MV Fingal)」が停泊しています。1963年に建造された元灯台巡回船を改修した全23室の浮体式ホテルで、トリップアドバイザーの「One of a kind」部門でも全英1位を獲得しています。館内の「ザ・ライトハウス・レストラン」は英国AAの料理評価で2ロゼットを獲得しており、地元の食材を生かしたアフタヌーンティーやディナーが提供されています。

夕景のリース港に佇むラグジュアリーホテル船「フィンガル」の外観

夕景のリース港に佇むラグジュアリーホテル船「フィンガル」の外観 © Jeremy Rata

上質なファブリックと木の温もりに包まれたフィンガル号の客室キャビン

上質なファブリックと木の温もりに包まれたフィンガル号の客室キャビン © Jeremy Rata

阪急うめだ本店「英国フェア2026」会場で体験するロイヤルな世界

2026年の秋、この歴史あるブリタニア号の世界観が、阪急うめだ本店9階の会場に再現されます。開催期間は、前半が10月7日(水)から10月12日(月・祝)まで、後半が10月14日(水)から10月19日(月)までとなります(10月13日(火)は休業、10月12日および最終日は17時終了)。

英国フェア2026のロゴと船およびスコーンのセット

会場のイートインコーナーには、現地エディンバラの「ロイヤル・デッキ・ティールーム」から、エグゼクティブ・シェフのステファン・マルク氏とマーク・アルストン氏、マーケティング・エグゼクティブのクラーラ・ディクソン氏が来日。現地船内のレシピそのままに焼き上げられるスコーンと特別ブレンドティーがセットになった「クリームティーセット」(2,750円)が提供されます。

コーンウォール式にジャムとクロテッドクリームを添えたクリームティーセット

さらに、Web事前予約限定のテイクアウト用「スコーンセット(プレーン&サルタナレーズン 各2個入り)」(1,801円)の受け取りや、「ピコ・ティー・エディンバラ」の「クイーンエリザベス・スペシャルブレンド(50g・限定50点)」(6,480円)、ブリタニア号の紋章が入った限定ラバーダック(1,980円)、ベアキーホルダー(990円)、トートバッグ(1,320円)などのオフィシャルグッズ販売も実施されます。

ロイヤル・ヨット・ブリタニアと阪急英国フェア2026に関するFAQ

阪急英国フェア2026の「ロイヤル・デッキ・ティールーム」イートインは予約が必要ですか?

会場イートインの「クリームティーセット」は事前予約不要でご利用いただけます。混雑時には整理券配布や利用時間の制限が行われる場合があります。Web事前予約限定のテイクアウト用スコーンセットも用意されています。

エディンバラ現地のブリタニア号見学と「フィンガル」の利用方法は?

ブリタニア号の見学所要時間は約2時間が目安となります。オーシャンターミナルから見学後、徒歩圏内にあるホテル「フィンガル」での宿泊や、併設の「ザ・ライトハウス・レストラン」でアフタヌーンティーやディナーを利用することができます。

ブリタニア号見学時のドレスコードはありますか?

一般見学に特別なドレスコードはありません。ただし、船内の甲板や階段を移動するため、歩きやすい靴と気候に合わせた服装での来場が推奨されています。

ロイヤル・ヨット・ブリタニア号の巨大なコーギーのぬいぐるみと3人のスタッフ

© Tony Marsh

Cover Photo: Tony Marsh

Text by British Culture in Japan編集部

Link

https://www.royalyachtbritannia.co.uk/

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