2023.4.13

シーラ・ロックの写真展「ENGLISH SOUND REVOLUTION」で見る、ポール・ウェラー、ザ・クラッシュ、スージー・スーら70～80年代ロンドンの音楽レジェンドたち

沸騰する70年代後半～80年代ロンドンの音楽シーンを駆け抜けたアメリカ人写真家シーラ・ロックの2冊の写真集から厳選したプリントの写真展が4月21日（金）から30日（日）まで行われます。

「マークジェイコブス」が手がけるブックストア「BOOKMARC（ブックマーク）」にて開催される写真展「Sheila Rock “ENGLISH SOUND REVOLUTION” Photo Exhibition」は、シーラ・ロックの2冊の写真集『Young Punks』(英Omnibus Press / 2020刊)、『80s Sound and Vision』（英Frances Lincoln / 2022刊）から厳選したプリントを展示。

ロンドンの生々しいエネルギー、創造性、そして記憶に残るきらびやかな時代の記録。ポール・ウェラー、ザ・クラッシュ、スージー・スー、ブライアン・セッツァー、高橋幸宏などのミュージシャンたちのスナップやポートレートから、パンクス、モッズ、ニューロマンティック、ゴスといった各トライブ、そしてBilly’sやBlitzなどのライヴハウスのカットをフィーチャー。初日4月21日（金）19時よりのオープニング・レセプションではシーラ・ロックとPORIN（Awesome City Club、Pii）を迎えたトークイベントも開催。弊サイトの油納将志がモデレーターを務めます。

SHEILA ROCK : YOUNG PUNKS

5,830円

70年代が終わりを告げ、音楽、ファッション、スタンスの変化が衝突してパンクが形成されたとき、シーラ・ロックはまさにその衝撃的な若者たちのムーヴメントの中心にいた。率直であれポーズであれ、彼女の印象的な写真は、初期の無邪気さ、DIYファッションのエトス、パンクの生のエネルギーを完璧に捉えています。

「美しく生々しく、完璧な説得力」Vogue誌
「スリリングな黎明期のシーンのドキュメント」Guardian紙
「観る者を身近に感じさせ、最も困難な被写体の最も親密で繊細な側面を描き出す、シーラの突出した能力が雄弁に語っている」iD誌
「パンクの本質を捉え、ヒステリーの間にある瞬間を呼び起こす」The List誌
「衝撃」Time Out誌
「シーラの素晴らしい写真の多くは、確実に時代を超えている」Classic Pops誌

SHEILA ROCK : 80s SOUND AND VISION

6,160円

「SHEILA ROCK : 80s SOUND AND VISION」はファッションと音楽を通して、この時代の生のエネルギー、創造性、華やかさをとらえ、忘れられない10年間を定義する本です。

著名な写真家シーラ・ロックのイメージとともに、このシーラの個人的な旅は、『The Face』誌、『Rolling Stone』誌、『Vogue』誌などの主要なメディアに掲載されたものに加え、写真家のアーカイヴから多くの貴重なイメージを含む豪華な視覚的説明を提供します。

ロンドンを中心に、LA、サンフランシスコ、東京で10年にわたり撮影されたシーラの説得力のある彼女自身が実際経験してきたナラティヴは、本物のキャットウォークがストリートで起こった時代、スタイルが最初で最後の言葉だった時代、若者が自分たちのアイデンティティ、カルチャー、音楽、エンターテインメントを作った時代へと私たちを誘います。

ここでは、ジェンダー・フルフィディティの急成長したルーツや、郊外やアートスクールから湧き出る印象的な才能のインデックスが、ポジティブさと可能性で淀んだ場所を活気づけ、活性化させます。

この豪華な大全集は、80年代を自分たちのものにしたアーティスト、デザイナー、スタイリスト、ヘアドレッサー、モデル、パフォーマーたちの著名人簿をまとめたものです。デヴィッド・ボウイ、ブライアン・フェリー、ナオミ・キャンベル、ジュディ・ブレイム、リー・バウリーといった有名スターに加え、ニューロマンティック、ゴス、モッズ、メタルヘッズといった独自のルールで生きるスタイルギャングやサブカルチャー、ビリーズ、ブリッツ、ビートルートといった新しい感性が生まれ、誇示された「IT」な盛り場やクラブも記録されている。

本書は、この特別な時代のユニークな記録であり、10年間を形作った想像力と革新の強力な爆発を目撃するものです。

展示写真

Sheila Rock（シーラ・ロック）

シーラ・ロックはアメリカで生まれた女性フォトグラファー。1970年よりロンドンで活動しており、79年からエンターテイメント・音楽界の写真で成功を収めている。彼女が撮影を手がけたアーティストはスティング、ポール・ウェラー、エンヤなど。80年代には音楽雑誌『フェイス・マガジン』にて多くの名作を残し、また『エル』、『グラマー』、『テレグラフ・マガジン』など様々なメディアに作品が掲載された。ロンドンの「フォトグラファーズ・ギャラリー」「ナショナル・ポートレイト・ギャラリー」、ニューヨークの「ジューン・ベイツマン・ギャラリー」を筆頭に、精力的に個展を開催している。