2019.9.24

フレッドペリーがニコラス・デイリーとの初コレクションを記念したイベントを開催

フレッドペリーが、自身のバックボーンを軸に、現代カルチャーと伝統的なクラフトマンシップを融合したモノ作りをおこなうイギリスのデザイナー、ニコラス・デイリー（Nicholas Daley）をコラボレーターに迎えたコレクションを発表しました。

ニコラスのデビューコレクションは、彼の父のDJとしての別名である“SLYGO（スライゴー）”をテーマに、イギリスでのレゲエサウンドシステム発祥に貢献した両親へオマージュを捧げて制作されました。自身のアイデンティティが色濃く反映されたニコラスのコレクションは、彼の両親が1978年～82年にかけてスコットランドとその周辺で開催していたクラブイベント“Reggae Klub（レゲエ・クラブ）”からインスピレーションを受けています。

1975年に結成されたUKレゲエ・バンドのアスワド、ジャマイカンルーツレゲエを代表するグループ、ヘプトーンズやミスティなど、多くのレゲエミュージシャンが演奏した“Reggae Klub”は、スコットランド初のレゲエ・イベントのひとつとなり、当時マイノリティだった移民達のコミュニティスペースとなっていました。ニコラスのデザインには、音楽を通して彼の両親が築いた、ジャマイカンアイデンティティとイギリスのサブカルチャーの融合が表現されています。

コーデュロイのファスナー前立てと胸ポケットのデザインは1970年代のスタイルを参照しています。クラシカルとモダンが調和したストライプシャツはリラックスシルエットで仕立てられ、フロントにクリーム色のティップラインが配されたスポーツシャツはメリノウールが採用されました。オレンジ×レッドのライン入りのトラックジャケットには、’SLYGO’の刺しゅうが施されています。

「世代を超えてサブカルチャーに影響を与え続けるフレッドペリーをリスペクトしていて、お互い様々なカルチャーや音楽シーンと深い繋がりがあり、イギリスにルーツを持つファッションブランドであることにも共感しています。以前から、デザイナーとしてまだ探究していないスタイルに取り組みたいと思っていました。このコラボレーショでは新たなクリエイティブ表現に挑戦できたと感じています」（ニコラス・デイリー）

フレッドペリーではニコラス・デイリーとの初のコレクション発売を記念し、ローンチイベントを東京店、大阪店で開催。イベントでは、デザイナーのニコラス・デイリー本人のコレクション解説や、ロンドン出身のDJ、ナビハ・イクバル（Nabihah Iqbal）のDJプレイパフォーマンスなどを予定しています。また、数量限定・先着順でのノベルティも配布。