ベネディクト・カンバーバッチ主演映画『クーリエ：最高機密の運び屋』の本編映像公開！

9月23日（木・祝）より全国公開される、ベネディクト・カンバーバッチ主演最新作『クーリエ：最高機密の運び屋』の本編映像が公開に。

米ソ冷戦下に、MI6（英国秘密情報部）とCIA（アメリカ中央情報局）からスパイとしてリクルートされたイギリス人セールスマンのグレヴィル・ウィン（ベネディクト・カンバーバッチ）。

このたび解禁された本編映像は、CIAのエミリー（レイチェル・ブロズナハン）がモスクワのアメリカ大使館でグレヴィル・ウィンと秘密裏に筆談で会話を交わすシーンからスタート。

ふたりきりの一室でなぜ筆談なのか？ それは大使館であっても盗聴されている可能性があるから。

グレヴィルが紙に「彼に伝えた」と素早く記すと、エミリーは静かに一箱のタバコを渡します。

しかしタバコというのはソ連当局の目を欺くフェイク。

中にはソ連からの脱出計画書が隠されているのです。

それを渡す相手である“彼”こそ、ソ連高官のひとりであるオレグ・ペンコフスキー（メラーブ・ニニッゼ）。

世界平和のために愛する祖国を裏切り、命を懸けてアメリカにソ連の核爆弾情報を暴露した密告者でもあります。

ペンコフスキーの身に危険が迫ったことを察知したウィンたちは、一家を亡命させることにするのですが……。

脱出計画を進める緊迫シーンと並行して描かれるのは、ウィンとペンコフスキーが脱出前夜に観劇するバレエ。

このシーンに関してドミニク・クック監督は「実際にウィンがペンコフスキーにボリショイ・バレエに連れていってもらったという記録が残っているんです。演目を“白鳥の湖”にしたのは、何か恐ろしい結末が待っているんじゃないかということを感じさせる演目なので、選びました」とインタヴューで語っています。

美しくも切ないカンパニーたちによる演目が、スパイ活動を通してひとりの人間として心を通わせるようになったウィンとペンコフスキーの心中を浮かび上がらせ、ふたりを待つ波瀾を予感させるような効果を生んでいます。

舞台演出家としても名を馳せる監督だからこそ表現可能だった贅沢な名シークエンスと言えるでしょう。

果たしてペンコフスキー一家の脱出計画は成功するのか!? そして政治体制を越えた二人の友情の行方は!?

クーリエ：最高機密の運び屋

 

監督

ドミニク・クック

出演

ベネディクト・カンバーバッチ、メラーブ・ニニッゼ、レイチェル・ブロズナハン、ジェシー・バックリーほか

作品情報

2021年 / イギリス・アメリカ映画 / 英語 / 原題 : THE COURIER

公開日

9月23日（木・祝）よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開

配給

キノフィルムズ

Link

https://www.courier-movie.jp