2022.6.6

映画『ジョージ・マイケル：フリーダム＜アンカット完全版＞』が1日限定で日本劇場公開

2017年に開催された第30回東京国際映画祭で1夜限定上映された映画『ジョージ・マイケル：フリーダム』が〈アンカット完全版〉になって1日限定でスクリーンに。同日、日本独自形態の『オールダー＜リミテッド・コレクターズ・エディション＞』（2CD）も発売決定。

16年12月25日に、53歳という若さでこの世を去ったジョージ・マイケルが生前最後に取り組んでいたドキュメンタリー映画『ジョージ・マイケル：フリーダム＜アンカット完全版＞』が、全国8都市11劇場にて、7月8日（金）の一夜限定で特別上映されます。

『ジョージ・マイケル：フリーダム＜アンカット完全版＞』はジョージのキャリア全般を網羅しつつも、激動の時期に焦点を当てています。

ポップ・スターとして未曾有の世界的成功を収めたソロ・デビュー・アルバム『FAITH』を1987年に発表後、シンガー・ソングライターであることに特化した『リッスン・ウィズアウト・プレジュディス Vol.1』（90年）を制作するまでの期間と、のちに続く、最高裁まで争った所属レコード会社との有名な確執を描く一方で、恋人のアンセルモ・フェレッパの死に対する心の内を語っている様子も目にすることができます。

ジョージ本人がナレーションを担当する本作では、彼の人生におけるこの波乱に満ちた時期について本人の口から語られます。

彼がどのようにして、それまで常識とされていたレコード契約のあり方に立ち向かい、個人及びアーティストとしての自由を獲得する為に孤独に闘ったのか、そして彼がいかに音楽業界のルールを書き換えることに貢献し、のちの音楽史に最も影響を与えたアーティストのひとりとなったのかがわかるはず。同時に彼がなぜ表舞台から退き、名声に背を向けたのかも語っています。

この長編ドキュメンタリー作品には、アカデミー賞候補にもなったデヴィッド・フィンチャー監督が手がけた「フリーダム！’90」に登場した5人の元祖スーパーモデルたち、ナオミ・キャンベル、クリスティー・ターリングトン、シンディ・クロフォード、タチアナ・パティッツ、リンダ・エヴァンジェリスタが登場し、あの歴史的ミュージック・ビデオの撮影秘話について初めて語ります。

本作にはまた、スティーヴィー・ワンダー、エルトン・ジョン、ナイル・ロジャース、マーク・ロンソン、リアム・ギャラガー、トニー・ベネット、メアリーJ.ブライジ、俳優のリッキー・ジャーヴェイス、同じく俳優 / 司会者のジェームズ・コーデン、芸術家のトレイシー・エミン、モデルのケイト・モス、ファッション・デザイナーのジャン＝ポール・ゴルチェといった、多くの各界の著名なレジェンドがジョージの友人として登場。本作の監督を務めたのは、ジョージ・マイケルとデヴィッド・オースティンです

また、すでにリリースが発表されていた96年の名作『オールダー』の限定記念盤、日本独自形態の『オールダー＜リミテッド・コレクターズ・エディション＞』（2CD）として同日7月8日（金）に発売。

英国でリリースされる『オールダー＜デラックス・リミテッド・エディションBOX＞』は、3枚のLP（180gアナログ重量盤）と5枚のCDで構成されていて、5CD部分は、DISC.1が『オールダー』オリジナル・アルバム、DISC.2が『Upper』（97年にリリースされた『オールダー』再発盤のボーナスCD)、そしてDISC.3～5にはこのたび公式初CD化となる10曲を含む全27曲のレア・トラック / リミックスを収録という構成。