ヘレナ・ボナム・カーターが英国TV界の伝説を演じる！『NOLLY　ソープオペラの女王』日本初配信

英国のソープオペラ『クロスローズ』の主役を18年間務めた女優ノエル・ゴードンの人生を描く伝記ドラマ『NOLLY　ソープオペラの女王』が日本初配信。ヘレナ・ボナム・カーターが彼女の栄光と挫折を熱演するドラマの予告編や見どころを紹介します。

『NOLLY　ソープオペラの女王』とは？

『NOLLY　ソープオペラの女王』は、英国のテレビ界で最も愛された伝説の女優ノエル・ゴードン（通称ノリー）の人生を描いた伝記ドラマです。ノリーは1964年から1981年まで、英国で大人気だったソープオペラ『クロスローズ』の主役メグ・モーティマーを演じていました。しかし、突然の降板を告げられ、国中の大騒動に。本作は、彼女がそのショックから立ち直り、新たな道を探していく晩年の姿をユーモラスかつ感動的に描きます。主演は、『ハリー・ポッター』シリーズや『ザ・クラウン』などで知られる名優ヘレナ・ボナム・カーター。脚本・製作総指揮は、『ドクター・フー』や『IT’S A SIN　哀しみの天使たち』などのヒット作を手がけたラッセル・T・デイヴィスです。

予告編やキービジュアル、場面写真が初公開！

このたび、本作の予告編やキービジュアル、場面写真が初公開されました。予告編では、ヘレナ・ボナム・カーター演じるノリーが、『クロスローズ』の撮影現場での華やかな姿や、突然の降板によるショックと怒り、友人たちとの交流やミュージカルへの挑戦など、彼女の人生の一幕が映し出されます。キービジュアルでは、ノリーのトレードマークである赤い髪とサングラス、毛皮のコートに身を包んだヘレナ・ボナム・カーターの存在感が際立ちます。場面写真では、ノリーと親交のあった年下の俳優トニー・アダムス（オーガスタス・プリュー）やコメディアンのラリー・グレイソン（マーク・ゲイティス）とのシーンや、ミュージカル『ジプシー』での歌唱シーンなどが見られます。

『NOLLY　ソープオペラの女王』の見どころは？

英国国民に愛されたテレビ界のレジェンドの栄光と転落を描く

本作は、英国のテレビ界で最も愛された伝説の女優ノエル・ゴードンの人生を描きます。ノエル・ゴードンは、世界で初めてカラーテレビに登場した女性であり、お昼のトーク番組の司会を務め、テレビ局役員に就任した初の女性であり、そして英国首相に初めてインタビューした女性であったという、まさに英国テレビ界のパイオニア的な存在でした。

彼女は、1964年から1981年まで、英国で大人気だったソープオペラ『クロスローズ』の主役メグ・モーティマーを演じ、全盛期には週10本の番組司会を務めるなど、絶大な人気を誇りました。しかし、彼女はキャリア絶頂期のある日、自身が看板であるはずの『クロスローズ』から突然降板を告げられ、国中の大騒動になりました。本作は、彼女がそのショックから立ち直り、新たな道を探していく晩年の姿をユーモラスかつ感動的に描きます。

彼女は生涯独身でありましたが、本作では年下の共演俳優トニー・アダムスやコメディアンのラリー・グレイソンというふたりの男性との深い友情が描かれています。また彼女はLGBTQコミュニティと強い絆がありアイコン的な存在でもありました。本作は、ノリーとソープオペラへの愛があふれる伝記ドラマです。

ヘレナ・ボナム・カーターが伝説の女優を熱演！各メディアも絶賛！

主演のノリーを演じるのは、『ハリー・ポッター』シリーズや『ザ・クラウン』などで知られる名優ヘレナ・ボナム・カーターです。アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞など数々の賞にノミネートされてきたヘレナが英国テレビ界のレジェンド、ノエル・ゴードン役に挑み、世界中のメディアから大絶賛を受けています。

『クロスローズ』の舞台がミッドランド地方のバーミンガムだったことから「ミッドランドの女王」と呼ばれ、赤色の髪、大きなサングラスに毛皮のコート、そして愛車のロールス・ロイスで登場するパワーウーマンのノリーは、まさにヘレナ・ボナム・カーターのハマり役。華やかさの裏に悲しみを隠した演技には心を打たれます。

また、グラマラスなノリーの80’sファッションにも要注目。辛口批評で知られるガーディアンも「ソープオペラと年上女性、そしてショービズ界への温かく、優しく、ゴージャスなトリビュート。ノリーに恋をした」と絶賛。さらに、Rotten Tomatoesではトマトメーター批評家100％、ユーザー評価88% という驚異的な数字を叩き出しています。

『クロスローズ』の完璧な再現と傑作ミュージカル『ジプシー』とオーバーラップするノリーの人生

本作では『クロスローズ』の撮影現場が舞台となっていて、劇中劇のおもしろさも見どころのひとつに。当時の視聴者はモーテル「クロスローズ」のセットや名台詞を懐かしみ、若い世代にはレトロな魅力があることでしょう。

また、当時のキャストがカメオ出演していることも話題に。ドラマ降板後のノリーは原点である演劇界に戻り、スティーヴン・ソンドハイムも携わった傑作ミュージカル『ジプシー』に出演し、ウエスト・エンドを目指します。『ジプシー』の主役であるローズは、初演時のエセル・マーマン以後、アンジェラ・ランズベリー、パティ・ルポーン等が演じ、日本でも2023年に大竹しのぶが演じた名キャラクター。そのローズがクライマックスに人生を歌い上げる名曲“Rose’s Turn”を、ヘレナ・ボナム・カーターが情感たっぷりに歌うシーンは必見！ノリーの人生とショービズ界の苦難と愛を描いた『ジプシー』の世界がオーバーラップし物語を盛り上げます。

現代社会に生きる女性たちにも共感を与えるノリーの姿

ドラマは1970〜80年代の英国のテレビ黄金時代を振り返っていて華やかですが、当時の英国社会、特にテレビ業界での女性の立場の厳しさも描いています。ノリーは主役にも関わらず、突然クビになってしまいます。その理由を問いただしても答えはなく、彼女は激しく憤りますが、後半明らかになる「降板理由」は、現代社会で生きる働く女性たちにも共感を与えることでしょう。

日本初配信の日程と視聴方法は？

『NOLLY　ソープオペラの女王』は、Amazon Prime Video チャンネル上の動画配信サービス「スターチャンネルEX」で、12月1日（金）より、独占日本初配信されます（全3話）。また、「BS10 スターチャンネル」では1月8日（祝・月）23時からの独占初放送が決定しており、1月3日（水）12時30分より字幕版第1話が無料放送されます。

Story

“ノリー”ことノエル・ゴードンは、連続テレビドラマ『クロスローズ』の主演女優として英国では知らぬ者はいない大スター。スタッフやキャストと家族のような関係を築き、ひとり暮らしの孤独も年下の共演者トニー・アダムスが紛らせてくれていた。ところがある日、ノリーは何の前触れもなくテレビ局から降板を告げられ、この理不尽な解雇は、英国中を騒がせる大ニュースとなる。60歳を過ぎてからの転落にショックを受けながらも、ノリーは新たな道を歩き始めるのだが……。