ウェット・レッグ、2ndアルバム『moisturizer』7月リリース決定！新曲「catch these fists」も公開

ワイト島出身の5人組バンド、ウェット・レッグが待望の2ndアルバム『moisturizer』を2025年7月11日（金）に世界同時リリースすることを発表しました。グラミー賞3冠、ブリット・アワード2冠に輝いた彼らの新作は、数年間のツアーで鍛え上げたライヴの筋力を惜しみなく発揮した作品となっています。リードシングル「catch these fists」も同時公開されました。

ウェット・レッグとは？デビューからの急速な成功

ウェット・レッグは、リアン・ティーズデールとヘスター・チャンバースを中心に結成された、ワイト島出身の5人組バンドです。2019年にバンド活動をスタートさせ、エリス・デュランド（ベース）、ヘンリー・ホームズ（ドラム）、ジョシュア・モバラキ（ギター/シンセ）と共にツアーを重ねる中で、タイトで刺激的なライヴ・バンドへと進化しました。

2022年にリリースされたデビューアルバム『Wet Leg』は、全英チャートはもちろん海外でも1位を獲得。グラミー賞では「最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム」を含む3部門で受賞し、ブリット・アワードでも2冠に輝きました。また、5億回を超えるストリーミング再生数を記録するなど、デビュー・バンドとしては異例の成功を収めています。

新アルバム『moisturizer』の詳細

『moisturizer』

『moisturizer』は、ウェット・レッグの2ndアルバムとして2025年7月11日（金）に世界同時リリースされます。前作以上のパンチ力と華やかさを持ち、時に異常さも顔を覗かせるこの作品は、狂気じみたラヴ・ソングと絶妙なタイミングで見せる反骨心が詰まった1枚となっています。

アルバムの“有効成分”として挙げられているのは、友情、ダヴィーナ・マッコール、ツアー疲れ、ケタミン、真実の愛、すべての『エイリアン』映画シリーズ、ダン・キャリー、献身、ソレント海峡、心肺蘇生（CPR）訓練用人形、急速な成功、ジェニファーとニーディー、執着心、ギター、レズビアン・セックス、サフォーク、そしてキャビン・フィーバーなど多岐にわたります。

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国内盤CDには解説書と歌詞対訳を封入。LPは通常盤（ブラック・ヴァイナル）に加え、限定盤（クリア・バイオ・ヴァイナル）とタワーレコード限定盤（ネオン・イエロー・ヴァイナル）、BIG LOVE限定盤（コーク・ボトル・グリーン・ヴァイナル）が発売されます。限定盤LPおよびタワーレコード限定盤はいずれも数量限定の日本語帯付き仕様（歌詞対訳・解説書付）でも発売される予定です。さらに、国内盤CDと日本語帯付き仕様盤LPは、Tシャツ付きセットも発売決定しています。

リード・シングル「catch these fists」について

アルバム発表と同時に公開されたリード・シングル「catch these fists」は、惹きつけるように挑発的で狂騒的な楽曲です。いきなりエネルギー全開のイントロで幕を開けるこの曲は、圧倒的に爽快なダンス・パンク・チューンとなっています。

公開されたミュージック・ビデオはバンド自身が監督し、ワイト島で撮影されました。タイ・ウェストやキャメロン・クロウ、さらには前作のシングル「Wet Dream」へのオマージュも込められており、『moisturizer』の世界への奇妙でクセのある導入としてふさわしい仕上がりとなっています。

また、ウェット・レッグは「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」にも出演し、「catch these fists」を披露しています。

アルバム制作の背景

急速な成功を経験したウェット・レッグは、新しいバンドにとっての分かれ道である“ポップ路線に行く”か、“自分たちの直感を信じて進む”かという選択において、迷うことなく後者を選びました。そして再びプロデューサーとしてダン・キャリーとタッグを組んだのです。

2024年3月、バンドは曲作りのためにサフォーク州サウスウォルドへこもり、共同生活を送りながら、日中は曲作り、夜はホラー映画鑑賞に没頭する日々を過ごしました。新たな関係性が築き上げられた結果、『moisturizer』ではメンバー5人全員が全楽曲のソングライティングにクレジットされています。

「ただ楽しみながら、いろいろ試してたって感じ」とヘスターは語り、「ライヴで演奏したら楽しめるかどうか、それを一番に考えた。だからこそ、2ndアルバムは自然とみんなで作ることになった」とリアンが続けています。

以前はラヴ・ソングを書くことにアレルギーを感じていたリアンですが、『moisturizer』は恋をして感じる抑えきれないほどの高揚感にあふれており、最終的には、ラヴ・ソングを書くことは力を与えてくれるものと感じるようになったようです。この新たな境地はアルバムのアートワークにも表れています。そこには、長く不気味な爪をむき出しにしたリアンとヘスターが登場し、リアンは、キッチュなロングソックスを履き、眉毛なしのままカメラに向かって邪悪な笑みを浮かべています。