ケン・ローチ監督『オールド・オーク』いよいよ明日4月24日ロードショー、監督からのメッセージ映像公開

ケン・ローチ監督

ケン・ローチ監督が自ら「最後の作品」と語る「イングランド北東部3部作」完結編『オールド・オーク(The Old Oak)』が、いよいよ明日4月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国でロードショーとなります。日本上映を前に監督のメッセージ映像が公開され、初日から入場者特典の限定ステッカーの配布も決定しました。




ケン・ローチ監督から日本の観客へ、上映直前メッセージ映像が公開

2026年で90歳となるケン・ローチ監督から、明日の日本公開に際して日本の観客に向けたメッセージ映像が届きました。1967年の長編デビュー以降、50年以上にわたり労働者階級の現実を正面から描き続けてきた監督が、この作品に込めた思いを自らの言葉で語っています。

監督は「これは自国での戦争から逃れて、あなたの国にやってきた人々の話です。そういった人々を受け入れられるのか、それとも敵意を持ったまま生きていくのか」と語りかけます。

「人々は何に幸せを見いだし、どう繋がることで友達となり、何が人々を結び付けるのか」という問いを、パブのオーナーTJとシリア出身の女性ヤラの友情に託したとも述べています。最後には「映画館に入る時よりも、少し背筋が伸びた気分になってもらえたら」「皆さまの幸せを祈っています。遠く離れていますが、心はいつもそばに」と、温かな言葉で締めくくっています。



「イングランド北東部3部作」完結編、物語の舞台と見どころ

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本作は『わたしは、ダニエル・ブレイク』(2016年)、『家族を想うとき』(2019年)に続く「イングランド北東部3部作」の最終章にあたります。2023年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、同年のロカルノ国際映画祭では観客賞を受賞しました。

舞台はイングランド北東部の寂れた炭鉱の町。かつて活気にあふれた時代から30年が経ち、町に残った唯一のパブ「オールド・オーク」が人々の止まり木となっています。店主のTJ・バランタインはなんとかパブを切り盛りしていましたが、町がシリア難民を受け入れ始めたことで、パブは居場所を巡る諍いの場へと変わっていきます。カメラを携えたシリア出身の女性ヤラとの出会いが、そんなTJの日常に変化をもたらします。対立ではなく「繋がりの可能性」に軸足を置いた本作は、ローチ監督のフィルモグラフィーの中でも際立つ一作です。



入場者特典と上映劇場、文部科学省選定も

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4月24日(金)の公開初日より全劇場にて、入場者特典として公開記念スペシャルステッカーが配布されます。劇中の重要シーンに登場する旗のデザインをあしらったもので、英語とアラビア語でそれぞれ「強さ・連帯・抵抗」の言葉が刻まれています。数量限定のため、なくなり次第終了となります。

上映劇場はヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館をはじめ全国の劇場です。本作は文部科学省特別選定(高等学校生徒・青年・成人向き)および文部科学省選定(中学校生徒・家庭向き)を受けており、東京都推奨映画にも選ばれています。後援はブリティッシュ・カウンシルです。



見逃せない理由、ケン・ローチ監督の「問いかけ」を劇場で

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英国内でも移民・難民の受け入れをめぐる議論が続くなか、炭鉱町というローカルな舞台を通じて「誰かと連帯することの意味」を問いかける本作は、公開のタイミングとして非常に切実です。ケン・ローチ監督は長編デビュー以来、労働者の置かれた現実を誠実な視点で描き続けており、本作でも市井の人々の生活が丁寧に映し出されています。

明日からぜひ劇場でご覧ください。

公開情報

 

ケン・ローチ監督最新作『オールド・オーク』

 

監督
ケン・ローチ
脚本
ポール・ラヴァティ
出演
デイヴ・ターナー、エブラ・マリ、クレア・ロッジャーソンほか
作品情報
2023年 / イギリス、フランス、ベルギー映画 / 英語、アラビア語 / 原題 : The Old Oak
公開日
4月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国公開
配給
ファインフィルムズ

© Sixteen Oak Limited, Why Not Productions, Goodfellas, Les Films du Fleuve, British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2023

Text by British Culture in Japan編集部

 

Link

https://oldoak-movie.com/

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