ゴードンストウン・ジャパンが和歌山で夏季講座を実施│2027年開校の英名門校

ライフジャケットを着用して桟橋に並ぶプログラム参加者とヨット

ゴードンストウン・ジャパンは、和歌山市内にて10歳から14歳を中心とした子どもたち47名が参加する夏季体験プログラム「インパクト・チャレンジ・サマー2026」を開催しました。英国名門校の教育方針に基づき、海洋汚染や海外の貧困問題に向き合った6日間の活動内容と、願書受付が始まった日本校の概要をお伝えします。

BRITISH STANDARD TOKYOバナー

和歌山市で開催された夏季体験プログラムの概要

2027年9月の開校を予定しているゴードンストウン・ジャパン(Gordonstoun Japan)は、次世代リーダーの育成を目的とした夏季体験プログラム「インパクト・チャレンジ・サマー2026」を和歌山市内で実施しました。第1期は8月2日(日)から8月7日(金)まで、第2期は8月15日(土)から8月20日(木)までの各6日間で行われ、国内外から10歳から14歳を中心とする子どもたち計47名が参加しました。

指導は、課外活動ディレクターを務める人道活動家のリンダ・クルーズ氏と、ゴードンストウン・ジャパン初代校長のナターシャ・デンジャーフィールド氏が担当しました。第2期には、スコットランドの英国本校に在籍する現役生徒が学生アンバサダーとして来日し、各チームの活動を支援しました。

ライフジャケットを着用してカヤックを漕ぐ参加者たち

地域と世界をつなぐ3段階の学習アプローチ

本プログラムでは、ゴードンストウン校のモットー「Plus est en vous(あなたの中にはもっと多くの可能性がある)」に基づき、「Me(私)」「We(私たち)」「World(世界)」という3段階のアプローチが採用されました。

屋外で地元関係者の話を聞きメモを取る参加者の子どもたち

「Me」の段階では、和歌山の自然環境を活かした野外活動を通じて自己探求や挑戦心を養いました。「We」では、和歌山市・友ヶ島における海洋プラスチック汚染に着目し、現地でのごみ回収や分析、地元漁師への聞き取り調査を実施しました。「World」では、ヒマラヤ山脈の麓にあるネパールの生活困窮世帯とオンラインで対話し、一時的な物資支援にとどまらない持続的な収入獲得や自立支援の計画づくりに取り組みました。

ノートパソコンの画面に向かってオンライン対話を行う参加者たち

最終プレゼンテーション発表会と審査基準

プログラム最終日にはプレゼンテーション発表会が開催され、企業代表、地元団体代表者、文部科学省職員、教育関係者などの専門家が審査員を務めました。審査は以下の5項目に沿って行われました。

  • 包括的アプローチ:文化、健康、教育、ウェルビーイング、環境、市場機会等の考慮
  • 地域文脈への適応性:現地コミュニティの適性やニーズとの調和
  • 実証可能性:調査や事実に基づく提案と実証可能性
  • ビジネスプラン:事業計画や予算の明確さと持続可能性
  • プレゼンテーション力:説得力のあるスライド構成と発表

ノートパソコンとタブレットを囲んで議論を進めるチームの参加者たち

発表の結果、特定チームの単一案に絞らず、参加チームから提案されたヤギの飼育事業、養鶏事業、浄水器の設置といった案を組み合わせた総合的な現地支援策として実行されることが決定しました。

ゴードンストウン・ジャパンの教育方針と第1期生の募集情報

ゴードンストウン校は、1934年にスコットランドで創設された英国の名門校です。チャールズ3世国王陛下や故エディンバラ公フィリップ王配殿下の母校であり、エディンバラ公が1956年に創設した青少年育成プログラム「デューク・オブ・エディンバラ・アワード(The Duke of Edinburgh’s Award/DofE)」の理念的基盤となったことでも知られています。

世界初の海外国際キャンパスとなるゴードンストウン・ジャパンは、学校法人OCCとの提携により2027年9月に和歌山県にて開校される予定です。大自然に挑むアウトドア教育、奉仕活動、国際協働を教育の柱とし、日本校でもDofEの導入が予定されています。2027年度第1期生の願書受付は9月1日より開始されています。

Text by British Culture in Japan編集部

Link

https://www.gordonstoun.jp/

Share
  • facebook
  • X (Twitter)
  • LINE
  • Mail

Sponsered Link

Sponsered Link