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オアシスやスパイス・ガールズの秘蔵品を無料公開──バービカン・ライブラリーで「1996」展が開催
1990年代のUKカルチャーを横断する無料展示「1996: A Celebration of the Wildest Year of Britain’s Wildest Decade」が、4月16日(木)にロンドンのバービカン・ミュージック・ライブラリーで開幕。スパイス・ガールズの実物衣装やオアシスの未公開メモラビリアなど貴重な展示品が集結し、9月19日(土)まで無料で観覧できます。
「1996」展とは──クール・ブリタニア全盛期を丸ごと体感する無料展示
本展は、『The Sun』紙のショービジネス編集長だったドミニク・モーハンが企画・キュレーションを担当しました。1996年という年は、オアシスがメインロードとノブワースで伝説的な公演を行い、スパイス・ガールズがデビュー・シングル「ワナビー」で世界的なヒットを記録し、英国が文化的な絶頂を迎えた時代です。モーハンはその年を「オルタナティヴとクラブ・カルチャーが衝突し、英国が地球上でもっともクールな場所になった年」と表現しています。
展示のテーマは音楽にとどまらず、アート、ファッション、スポーツ、ダンスカルチャー、政治まで網羅しています。1996年はサッカーのEURO96でイングランドが決勝進出に迫り、ヤング・ブリティッシュ・アーティストのトレイシー・エミンとダミアン・ハーストが英国現代アートを席巻し、映画『トレインスポッティング』がカルト的ブームを巻き起こした年でもあります。政治面では、ニュー・レイバーの台頭とともにトニー・ブレアが1997年総選挙に向けて支持を固めていた時期にあたります。
スパイス・ガールズ衣装、オアシス未公開グッズ——展示品の見どころ
展示の目玉となるのは、スパイス・ガールズが実際に着用した衣装の数々です。ジェリ・ハリウェルのユニオンジャック・プラットフォームブーツをはじめとする本物のステージ衣装が展示されます。また、オアシスのこれまで公開されていないメモラビリアも初公開となります。
DJシーンからは、ポール・オーケンフォルド、デイヴ・ピアース、ジャッジ・ジュールズの個人アーカイブが出品されます。写真作品としては、ジル・ファーマノフスキーやデレク・リジャースらによる1990年代の英国音楽シーンを捉えた写真も展示される予定です。
- スパイス・ガールズのステージ衣装(ジェリ・ハリウェルのユニオンジャック・プラットフォームブーツを含む)
- オアシスの未公開メモラビリア
- ポール・オーケンフォルド、デイヴ・ピアース、ジャッジ・ジュールズの個人アーカイブ
- ジル・ファーマノフスキー、デレク・リジャースらによる写真作品
会場はバービカン・ミュージック・ライブラリー──入場無料でアクセスも便利

会場となるバービカン・ミュージック・ライブラリーは、バービカン・センター2階に位置する英国屈指の公共音楽コレクションを有する図書館です。本、楽譜、雑誌、映像資料などの実物資料に加えデジタルリソースも充実しており、展示・イベントプログラムも積極的に実施しています。バービカン・センターへはバス・地下鉄・鉄道・徒歩・自転車とアクセス手段が豊富です。


本展の会期は4月16日(木)から9月19日(土)までで、入場は無料。英国旅行の予定がある方にとって、90’s UKカルチャーを凝縮した体験ができる貴重な機会です。
キュレーターのドミニク・モーハンによる著書も4月23日に刊行
本展のキュレーターであるドミニク・モーハンは、展示の開幕から1週間後の4月23日(木)に著書『1996: My Backstage Pass to The Wildest Year of Britain’s Wildest Year』をハーパー・コリンズから刊行します。30年超のキャリアを持つジャーナリストとして、モーハンはポール・マッカートニー、デヴィッド・ボウイ、オアシス、スパイス・ガールズなど数々のアーティストを直接取材してきた人物です。
展示と同時期に刊行される著書は、1996年を「バックステージ・パス」を手にした記者の視点から描いたもので、展示と合わせて読むことでより深く時代を体感できる内容となっています。展示の観覧前後に手に取るのに最適な一冊です。
1990年代英国カルチャーへの関心が高まる今、見逃せない無料展示
2025年のオアシス再結成ツアーをきっかけに、日本でも90年代の英国音楽への再評価と関心が高まっています。本展はまさにそのブームに直結する内容であり、ブリット・ポップ、クール・ブリタニア、ダンス・ミュージックの交差点に立った1996年という年を、実物の展示品と写真で体感できる場です。
ロンドン旅行の計画がある方は、4月16日(木)から9月19日(土)のロングランを活かして訪問を検討する価値があります。バービカン・ミュージック・ライブラリーは図書館会員でなくても展示の観覧は可能です。
Text by British Culture in Japan編集部
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