『パディントン消えた黄金郷の秘密』ベン・ウィショーが語る“クマ化”する役作りの秘密とは？

2025年5月9日（金）に公開される映画『パディントン消えた黄金郷の秘密』で主人公パディントンの声を演じるベン・ウィショーの貴重なロングインタビュー映像が公開されました。ウィショーは「声だけでなく体を使って演技をしていくうちに周りの人の姿が見えなくなる」と、まさに“クマ化”する驚きの役作りを明かしています。

シリーズ最高評価を獲得した『パディントン消えた黄金郷の秘密』

『パディントン消えた黄金郷の秘密』

『パディントン』シリーズは全世界シリーズ累計900億円超えのスーパーヒット作品です。『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の製作陣が贈る大ヒット映画シリーズの最新作となる『パディントン消えた黄金郷の秘密』は、本国イギリスでオープニング成績964万ポンド（約19億円）と、シリーズ2作を大きく上回る驚異的な興行成績で初登場1位を記録しました。

アメリカの映画レビューサイトRotten Tomatoesではシリーズ最高の観客評価を集め、批評家たちから93%という熱狂的な支持を獲得しています。7年ぶりとなるシリーズ3作目の本作は、舞台をロンドンからペルーに移し、これまでにないアドベンチャーやパディントンの知られざるルーツが明かされる内容となっています。

故郷ペルーを舞台にした新たな冒険

『パディントン消えた黄金郷の秘密』

本作の舞台は、パディントンの生まれ故郷である南米ペルー。パディントンは「老グマホーム」で暮らすルーシーおばさんに会いに、ブラウン一家とともに故郷ペルーへ旅行にやって来ますが、ルーシーおばさんは眼鏡と腕輪を残して失踪していました。パディントンたちはルーシーおばさんが残した地図を手がかりに、インカの黄金郷があるというジャングル奥地へと向かいます。

ベン・ウィショーは本作について「台本は本当にすばらしいと感じたよ。本作でパディントンはしっかりとした明確な目的を持っている。もちろん前の2作もそうだったけど、本作ではますますパディントンの身に危険が降りかかるんだ。とても興奮したし楽しかった、それに感動的だったね」と作品の出来栄えを絶賛しています。

ベン・ウィショーが明かす”クマ化”する驚きの役作り

柔らかく優しげな声が驚くほどパディントンにマッチするベン・ウィショー。そのインタビュー映像では、徹底した役作りについて語っています。「変わった工程の中で不思議なことが起こるんだ。声だけでなく体を使って演技をしていくうちに周りの人の姿が見えなくなる。でもそうすることで演技に集中できるんだ」と、まさに“クマ化”して収録に挑んでいる裏話を明かしています。

クマの動きを想像する複雑な作業

ウィショーは「クマの動きを想像して細かい体重移動を考える。注意を向ける方向なんかもものすごく複雑な作業なんだ」と説明しています。パディントンが困惑した時、驚く時に、かすかに聞こえる息遣いですら演じきるウィショーだからこそ、パディントンという存在がリアルに感じられるのでしょう。前作『パディントン2』から7年ぶりとなる本作でも、ウィショーはパディントンの声をみごとに演じています。

世代を超えて愛されるパディントンの魅力

『パディントン消えた黄金郷の秘密』

インタビューの最後にウィショーは、パディントンが世代を超えて愛される理由について「パディントンは喜びや、前向きさ、優しさにあふれ、たとえ落ち込んでもすぐに元気になるんだ。このシリーズにはそんな精神が込められてる。違いを認め合い、互いに思いやりと尊敬を持つ。人生の喜びと楽しみもね。とても価値のある作品だと思ってる」と熱く語っています。

『パディントン消えた黄金郷の秘密』は、5月9日（金）より全国公開されます。本作ではパディントンの生まれ故郷ペルーを舞台に、シリーズ最大のアドベンチャーが繰り広げられます。ベン・ウィショーの徹底した“クマ化”演技にも注目です。礼儀正しく、ユーモアたっぷり、悪には毅然と立ち向かう“英国紳士なクマ”パディントンの新たな冒険をぜひ映画館でお楽しみください。

映画情報と公開日

監督: ドゥーガル・ウィルソン
脚本: ポール・キング、マーク・バートン、サイモン・ファーナビー
出演: ベン・ウィショー（声の出演）、ヒュー・ボネヴィル、エミリー・モーティマー、ジュリー・ウォルターズ、ジム・ブロードベン、ト、オリヴィア・コールマン、アントニオ・バンデラス、イメルダ・スタウントン（声の出演）ほか
作品情報: 2024年 / イギリス、フランス、日本、アメリカ映画 / 英語 / 原題 : Paddington in Peru
公開日: 2025年5月9日（金）より、全国ロードショー
配給: キノフィルムズ