アガサ・クリスティー最新ドラマとドキュメンタリーが12月21日ミステリーチャンネルで日本初放送

アガサ・クリスティー原作の最新ドラマ『ゼロ時間へ』と、名探偵ポワロ役で知られるデビッド・スーシェが出演する紀行ドキュメンタリーが、ミステリーチャンネルで独占日本初放送されます。2025年にBBCで放送されたばかりの最新作と、クリスティーの足跡をたどる全5話の紀行番組が、没後50年を迎える“ミステリーの女王”への特別企画として12月21日（日）16時から一挙放送されます。

アンジェリカ・ヒューストン主演のBBC最新作

『アガサ・クリスティーゼロ時間へ』は、BBCが2025年3月に放送したアガサ・クリスティー原作の最新ドラマです。舞台は1936年のデヴォン州で、花形テニスプレイヤーのネヴィルが、スキャンダラスな離婚劇を繰り広げたのち、元妻と現妻と共におばのレディ・トリシリアンの屋敷で過ごすことになります。複雑な三角関係と過去の因縁が絡み合い、嫉妬、偽り、憎しみが渦巻く中、ついに事件発生の“ゼロ時間”へ至るまでのストーリーが描かれます。

アガサ・クリスティーゼロ時間へ

レディ・トレシリアンを演じるのは、映画『アダムス・ファミリー』でも知られる名優アンジェリカ・ヒューストン。ガーディアン紙は、“アンジェリカ・ヒューストンは、この悪魔的なアガサ・クリスティーの作品で、彼女の演技力の頂点を極めた”と本作での演技を絶賛しており、彼女の存在感のある演技は必見です。

デビッド・スーシェがクリスティーの旅路を追体験

デビッド・スーシェと巡るアガサ・クリスティーの旅

『デビッド・スーシェと巡るアガサ・クリスティーの旅』は、『名探偵ポワロ』を四半世紀にわたって演じ、原作に最も忠実と絶賛されたデビッド・スーシェが、クリスティーの文学のインスピレーションの源を解き明かしていく紀行ドキュメンタリーです。旅の舞台は、アフリカ南部、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、そしてクリスティーが休暇を過ごしたハワイです。

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クリスティーが夫と共に大英帝国博覧会の使節として回ったイギリスの自治領の旅を、デビッド・スーシェが追体験し、自身のキャリアを変えたクリスティーの実像に迫ります。全5話が12月21日（日）19時15分から一挙放送され、各国のクリスティーゆかりの地を巡りながら、彼女の作品の背景を探る貴重な内容となっています。

没後50年の節目を記念した特別企画

名探偵ポワロ

©ITV PLC

2026年1月には没後50年という大きな節目を迎える“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーを記念し、ミステリーチャンネルでは毎年恒例の特集企画『アガサ・クリスティーからのXmasプレゼント』を実施。今回の放送は、この特別企画の一環として行われます。

ミス・マープルジョーン・ヒクソン版

また、同チャンネルでは12月20日（土）から21日（日）にかけて『ミス・マープルジョーン・ヒクソン版』全22話、12月27日（土）から31日（水）にかけて『名探偵ポワロ』全70話も一挙放送されます。アガサ・クリスティー本人が出演を熱望したという逸話のあるジョーン・ヒクソン主演作や、ギネスも認めた史上最高のベストセラー作家の原作を忠実に映像化したデビッド・スーシェ主演作を、年末年始にまとめて楽しんでみてはいかがでしょうか。