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ウェールズの思想が息づくアファンの森│ひかり味噌が取り組む里山再生活動
長野県信濃町のアファンの森で、ひかり味噌の社員を対象とした「第3回森づくり体験セミナー」が10月24日(土)に開催されました。ウェールズ出身の作家C.W.ニコル氏が再生を始めた里山で、ウェールズ語で「太陽・光」を意味する「ヘイルウェン」と名付けられた森の整備作業や、生物多様性を学ぶ散策が行われました。
アファンの森に受け継がれるウェールズの自然再生思想
長野県上水内郡信濃町黒姫エリアに位置する「アファンの森(Afan Woodland)」は、ウェールズ出身の作家でナチュラリストの故C.W.ニコル氏が1986年から放置・荒廃した里山の再生を手がけてきた場所です。「アファン(Afan)」はウェールズ語で「風の通るところ」を意味します。
一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団の協力のもと、ひかり味噌株式会社は2026年10月24日(土)に「第3回 森づくり体験セミナー」を開催しました。参加した社員らは財団スタッフによる講義を受けた後、約40年にわたり再生が進められ、絶滅危惧種を含む多くの動植物が戻ってきた北エリアを散策しました。

再生が進むアファンの森の北エリアを散策
ウェールズ語で「太陽・光」を意味するヘイルウェンの森を整備
午後の実践作業が行われたのは、南エリアに位置する約3ヘクタール(29,659平方メートル)の協働エリア「アファン・ヘイルウェン・ウッドランド・バイ・ヒカリミソ(Afan Heulwen Woodland by Hikari Miso)」です。
名称に含まれる「ヘイルウェン(Heulwen)」は、ひかり味噌の社名に由来する「太陽・光」を意味するウェールズ語です。C.W.ニコル氏が抱き続けた森の再生への想いと、財団や地域社会とともに里山再生に取り組む共創の意志が込められています。

南エリアのひかり味噌の森で整備作業を行う様子
2009年から財団がトラスト(買取)を進めている南エリアは、生物多様性の回復に向けて継続的な手入れが必要とされている区域です。参加者は笹やヤブの刈り取り、不要な樹木の伐採といった地道な整備作業に取り組みました。
生物多様性の回復を目指すアファンの森のエリア構成
アファンの森は、再生の段階や歴史が異なる北エリアと南エリアに分かれています。

アファンの森の北エリアと南エリアの区分を示す航空写真
1986年から整備が続けられてきた北エリア(黄色枠)では、これまでに65種以上の絶滅危惧種が確認されるなど生態系の回復が見られます。一方の南エリア(赤色枠)はさらなる再生を目指す拡張エリアであり、白い枠線で示された区画が2025年に対象面積を約3ヘクタールへと拡張したひかり味噌の協働エリアです。
天然醸造をはじめ自然の恵みを原材料とする食品メーカーが、ウェールズにゆかりを持つ里山の保全現場に直接足を運び、長期的な視点で生態系の回復に向き合っています。
Text by British Culture in Japan編集部
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