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京都の歴史ある築90年の建築物を丸ごとブライアン・イーノのアートで彩る『BRIAN ENO AMBIENT KYOTO』著名人コメント到着
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ヴィジュアル・アートに革命をもらたらしたブライアン・イーノが、コロナ禍において、初となる大規模な展覧会『BRIAN ENO AMBIENT KYOTO』が6月3日(金)より、築90年の歴史ある建築物「京都中央信用金庫 旧厚生センター」で開催されます。
本展では、ブライアン・イーノによる音と光のインスタレーションを中心に展開。音と光がシンクロしながら途絶えることなく変化し続け、その空間のその時に、観客の誰もが違う体験をすることができる、音と光による参加型の空間芸術です。
芸術家としての活動のみならず、アンビエント・ミュージックの創始者であり、環境問題にも早くから取り組んできたイーノが、世界的文化都市の地で、どのようなメッセージを発するのか。注目の展覧会です。
そのチケット販売詳細と、ブライアン・イーノに寄せられた各界の著名人からのコメントが公開に。
特典ステッカー
4月25日から発売となる特典付き前売チケットには、5cm角のオリジナル・ステッカーが付いてきます。
- チケット発売スケジュール
- 特典付き前売チケット : 4月25日(月)~5月8日(日)、一般前売チケット : 5月9日(月)~ 6月2日(木)、一般チケット : 6月3日(金)~8月21日(日)
- 特典付き、一般前売りチケット料金
- 平日 : 一般 1,800円 / 専・大学生 1,300円 / 中高生 800円、土日祝 : 一般 2,000円 / 専・大学生 1,500円 / 中高生 1,000円 ※小学生以下無料
- 一般チケット料金
- 平日 : 一般 2,000円 / 専・大学生 1,500円 / 中高生 1,000円、土日祝 : 一般 2,200円 / 専・大学生 1,700円 / 中高生 1,200円 ※小学生以下無料
- 特典
- 5cm角オリジナル・ステッカー ※特典は、会場受付にてチケットの提示と引き換え
- チケット購入サイト
- https://www.e-tix.jp/ambientkyoto/
著名人コメント
基本、ENOはいいのが当たり前。
──石野卓球ブライアン・イーノは越境する!!! 個と集合を!!! 音楽と環境を! !! アンビエントとアートを!!! まるで作曲するかのようにイ ンスタレーションを“創生”するイーノは、AMBIENT KYOTOで音と光の生態系を作り上げた!!!!!!
──宇川直宏(DOMMUNE)イーノは、ニューヨーク近代美術館が所蔵するマルセル・デュシャンの「泉」に放尿したことがあるという。事の真偽は問 わない。レディメイドの意義を過不足なく理解した、現代アートの本流アーティストであると思う。
──小崎哲哉(『Realkyoto Forum』編集長)cooperative intelligence。
協力から生まれる知性Brian Enoから発信されるメッセージは未来を明るくする。
彼のメッセージをCUT UP MIXしました。人間は誰しも均一でなはなく、どんな人も、唯一無二な天賦の才を持っている。
「天才genius」が個人の創造性を指すように、「scenius」はコミュニティの創造性における知性を指します。美術史で例えば、ピカソ、レンブラント、ショスタコーヴィチが天才だと。
いつの時代も、そうしたアーティストは、真に活発で花開いている文化的なシーンに生き、そうしたシーンから(着想を得て)描いています。アーティストは、そのシーンの一要素に過ぎません。「天才」と呼ばれるようなアーティストは、必ず「scenius」のど真ん中にいます。
「scene(シーン)」+「genius(天才)」
sceniusはブライアン・イーノによる造語。僕が一番に伝えるメッセージは「仕事には、できる限り就くな」です。
アーティストであるなら、真に活発で花開いている文化的なシーンに生き自分の可能性を最大限に生かしたほうがいい。それが出来ない原因は、みんなが生計を立てる必要に迫られているから…
しかし誰もがそうした生き方をできるような未来に向かって、私はどんなこともしたいと思います。
「ベーシックインカム:どうやってそこにたどり着くのか?」知りうる限り、私が目指している未来についての考え方と最も近いコンセプトだと思います。
人は協力し合うことで、そのコミュニティから知性が生まれる。
Brian Enoから発信されるメッセージは未来を明るくする。
──初代選曲家・桑原茂一イーノがもたらす光環境は
瞑想・思索体験を最大限に効果的たらしめる
独創的な装置である
──テリー・ライリー自らのコントロールを手放す。イーノの表現に共通する哲学、それは「他者」への絶対的な信頼ではないだろうか。異質性を排除する風潮が強い今だからこそ、そんなイーノ作品の世界観にゆっくり身を任せてみたい。
──徳井直生(Qosmo代表 慶應義塾大学准教授)ブライアン・イーノとの出会いは就職した青木淳さんの設計事務所の棚の中にあったアルバム『Ambient 1 :Music ForAirports』。徹夜もしばしばであったその頃、深夜静かな音の中で集中して案を考えていた日々が懐かしいです。
──永山祐子(建築家)このコロナ渦において開催される「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」の意義は大きい。「アンビエント・ミュージック」はやかましさよりも静けさを、あくせく動くことよりもじっくり止まることを、そして内省を賞揚する音楽だ。これまでの常識が揺らぎ、未来へのリセットが希求されているこの時代にブライアン・イーノの大掛かりなインスタレーションが日本──それも京都という「アンビエント・ミュージック」にはまことに相応しい古都において開催されることは願ってもないことである。よりよき社会のために動きながら、つねに自由な思考による創造性をもって人びとにインスピレーションを与えてきたイーノによる今回のスペシャルなインスタレーションは、緻密に設計されたヴィジュアルと音響システム、そして半永久的に変化し続けるジェネレーティヴ(自動生成)な、その空間のその時にしか体験できないアートであり、「アンビエント・ミュージック」なのである。
──野田努(ele-king)1989年の天河神社での伝説のインスタレーションについては何度か耳にしたことがあり、いつか体験したいと思っていました。深い思索の末に彼が創り出す世界はどんなものなのか。「楽しみ!(Canʼt wait!)」以外の言葉がありません!
──原 摩利彦 (音楽家)テレビ・モニターの向きを縦にすることで絵画のように見せて、ほとんど動かないヴィデオを流した1983年のインスタレイションは画期的でした。シンプルな発想でも誰もやろうとしなかった着眼点はブライアン・イーノの素晴らしいところだと思います。
──ピーター・バラカン(ブロードキャスター)20代、私たちがイーノの展示をこの眼で見られる時がやっときた。散々聞かされた巨匠の話が自分の言葉になる2022年夏の京都、だれもがイーノと同じ視点に立てる唯一の場所。
──細井美裕(サウンド・デザイナー)音楽的な映像、風景映像の様な音楽。そういった言葉がイーノの作品にはしっくりくる。映画音楽の作曲家の様に職人的になりすぎず、技術と程よい距離感を保ちながら時代の空気を微かに取り入れる。コンセプトは作品形態が変わっても、 新しい技術を使っても全ての作品を一本の串で串刺しに出来る。イーノの作品は自分の中で物差しの様な存在である。コロナウイルスで変わってしまった私たちの価値観や音楽の意義が、イーノの作品を体感することで見えてくることがあるかもしれない。
──真鍋大度(Rhizomatiks)イーノを知る切っ掛けは千差万別です。入口は幾多もありますが、出口は常にイーノらしい”何か”なのです。僕はそれを知りたい。
──山口一郎(サカナクション / NF)才能のあるアーティストの表現に出逢ったとき、その観手のほとんどは、圧倒されそのカリスマにひれ伏す、ファンとなって“押シ”に走る。そのクリエイションが意図するところにおのれの感性をいとも簡単にすり合わせてしまい、理解しようと躍起になるのだ。観客主体の、どのような聴き方も受容するという「アンビエント・ミュージック」の創始者であり、すでにスターでもあるブライアン・イーノの渾身の作品を前にして、「それを自然の川の流れのように」無視することができるかどうか!? 観て聴くおのれの心が試される非常に重要なインスタレーションだと思う。
──湯山玲子(著述家、プロデューサー)建築家ではなく庭師のように考える。終わりではなく始まりをデザインする。いま、イーノは、統御=コントロールを離れ、自生的な秩序をもたらす者の比喩として、「建築家」に「庭師」を対置させて語る。「庭師」というモチーフには「環境 / 地球」と、これからの人間がどう向き合っていくべきかという含意があるのはいうまでもない。
──若林恵(編集者・黒鳥社)*敬称略、五十音順
展覧会の見どころ
ヴィジュアル・アートに革命をもたらしたイーノの空間芸術
イーノは音楽制作において、反復でない、途絶えることなく続き、そして常に変化する音楽を作ることに尽力し、その音楽を「ジェネレーティヴ・ミュージック」と提唱し作品を発表。
その手法をヴィジュアルの分野でも用い、音と光の双方が途絶えることなく常に変化し、そしてシンクロしあう、「ジェネレーティヴ・アート」という空間芸術をつくりあげ、ヴィジュアル・アート界に革命をもたらしました。
その空間のその時にしか体験できない、参加型展覧会
興味深く聴くことも、ただ聴き流すことも、無視することもできるというリスナー主体の、あらゆる聴き方を受容する「アンビエント・ミュージック」。
その創始者であるイーノは、展覧会においても、観客のあらゆる接し方を受容する空間を作り上げました。絶え間なく変化し続ける音と光がシンクロする空間において、観客は、いつきたのか、部屋のどこにいたかによって他の誰とも違う体験をすることができます。
この観客が主体となる本展は、その空間のその時にしか体験できない参加型の展覧会です。
京都中央信用金庫旧厚生センター
コロナ禍に行われる初の大規模な展覧会
本展は、コロナ禍において、イーノによるはじめての大規模なインスタレーションとなります。
芸術家としての活動のみならず、環境問題など社会活動にも早くから取り組んできたイーノが、世界的文化都市、京都で、どのようなメッセージを発するのか、日本のみならず世界が注目する中、2022年6月に開幕を迎えます。
「ありきたりな日常を手放し、別の世界に身を委ねることで、自分の想像力を自由に発揮することができるのです」──ブライアン・イーノ
展示作品紹介
「77 Million Paintings」
途絶えることなく変化する音と光がシンクロして生み出される空間芸術作品。「7700万」というのはシステムが生み出すことのできるヴィジュアルの組み合わせを意味しています。
2006年ラフォーレミュージアム原宿にて世界で初めて出展、その間アップデイトを繰り返しながら世界各地を巡回すること47回、世界中のアート・ファンを魅了し、ヴィジュアル・アート界を代表する作品となりました。2022年6月、16年ぶりに帰還します。
「The Ship」
代表的なオーディオ・インスタレーション作品。多数の個性的なスピーカーから個別の音が鳴ることで、場所によって違う音が聴こえ、また部屋の中を移動すると個別のスピーカーから出る音を自発的にミックスすることもできます。そして、スピーカーが視覚的特徴となるよう、照明などで空間を演出しています。
BRIAN ENO AMBIENT KYOTO
- 会場
- 京都中央信用金庫 旧厚生センター(下京区中居町七条通烏丸西入113)
- 会期
- 6月3日(金)~8月21日(日)
- 開館時間
- 11時~21時※入場は閉館の30分前まで
- 入場料
- チケット :前売り : 平日 / 一般 1,800円、専・大学生 1,300円、中高生 800円 土日祝 / 一般 2,000円、専・大学生 1,500円、中高生 1,000円 ※小学生以下無料。当日券は各200円増
- 主催
- AMBIENT KYOTO実行委員会(TOW、京都新聞)
- 企画・制作
- TOW、Traffic
- 協力
- α-station FM KYOTO、京都METRO、CCCアートラボ
- 後援
- 京都府、京都市, ブリティッシュ・カウンシル、FM COCOLO
- 特別協力
- Beatink、京都中央信用金庫
- リンク
- https://ambientkyoto.com/
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