あらゆる教会建築を網羅して紹介する書籍『英国教会の解剖図鑑』発売

美しいステンドグラスに壮麗なアーチ天井、天を突くようなゴシックの尖塔……。『英国建築の解剖図鑑』の続編となる書籍『英国教会の解剖図鑑』が発売されます。

英国には16,000もの教会があると言われますが、本書では教区教会から大聖堂、修道院など、あらゆるタイプの教会建築を網羅。

英国にはさまざまな建築様式の教会があります。ノルマン建築、ゴシック建築、古典主義建築の教会もあれば、訪れた人をまごつかせるような折衷主義の教会もあります。

英国教会の解剖図鑑

この本はいわば教会建築の揺りかご。主に柱や屋根や窓といった外観に注目して、英国の教会建築史をわかりやすくまとめました。

たいていの場合、教会はその地域でいちばん立派な建物で、地域で唯一の登録建造物ということもめずらしくありません。

英国教会の解剖図鑑

建築家や職人、芸術家が存分に腕をふるえるのが教会建築だったのです。キリスト教の伝来から現代まで続く、歴史の生き証人ともいえる英国の教会を祭壇、内陣、身廊といった部分の名称から様式の変遷まで、イラストでひもときます。

英国教会の解剖図鑑

あくまで気軽に読める入門書を目指したそうで、教会の持つ宗教的な意味合いを深く掘りさげることはしていません。

その分、くり返し登場するパーツの名前（建築の文法）や、建築様式ごとの特徴（建築言語）を丁寧に解説。

英国、そして西洋の歴史と切っても切り離せない教会建築を楽しく学べる一冊です。

英国教会の解剖図鑑

著者は画家、デザイナー、作家のマシュー・ライス（Matthew Rice）。『英国建築の解剖図鑑』をはじめ、主に英国の建築に関する著書多数執筆しています。

陶芸家のエマ・ブリッジウォーターとの長年にわたるコラボレーションでも知られ、現在はオックスフォード近くにある中世のゲートハウスに住んでいます。

英国教会の解剖図鑑

目次

教会建築の文法

建築言語を学ぼう

サクソン＆ノルマン様式
アーリー・イングリッシュ様式
華飾式
垂直式
バロック様式＆ゴシック・サバイバル
ジョージアン様式
リージェンシー＆アーリー・ヴィクトリアン様式
ハイ・ヴィクトリアン様式
現代建築

建築好きなら見ておきたい教会

地図

追悼記念碑

ガラス

付属家具・備品