- Food
『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』公開記念! ベネディクト・カンバーバッチが実在の人物を演じた映画10選
天才だけど変わり者。まさにカンバーバッチのはまり役!
19世紀末から20世紀にかけて、英国で知らない者のなかった大人気イラストレーター、ルイス・ウェインは、当時、ネズミ退治役として軽く見られるか、不吉な存在として恐れられていたネコの魅力を最初に“発見”した“ネコ画家”です。
不朽の名作『吾輩は猫である』に登場する、絵葉書の作者だとも言われ、夏目漱石にインスピレーションを与え、H・G・ウェルズからも、「ルイス・ウェインは独自の猫を発明した」と絶賛された稀代のアーティストなのです。
そんな実在のネコ画家の数奇な人生を描いた『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』が12月1日(木)より全国公開されます。
ルイス・ウェインを演じたのは、ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』や『パワー・オブ・ザ・ドッグ』などで知られる名優ベネディクト・カンバーバッチ。
リチャード3世やフィンセント・ファン・ゴッホ、はたまた物理学者のホーキング博士など、これまで多くの実在の人物を演じて分けてきた、英国を誇る名優です。
その『ルイス・ウェイン』の公開を記念してカンバーバッチが実在の人物を演じた傑作映画10選をご紹介します。
『アメイジング・グレイス』(06年公開) : ウィリアム・ピット役
名曲「アメイジング・グレイス」の誕生秘話と、この曲を心の支えに奴隷貿易廃止のために闘った政治家ウィリアム・ウィルバーフォースの半生を描いた伝記映画。彼の親友で当時の首相ウィリアム・ピットをカンバーバッチが演じています。本作での演技が高く評価され、ロンドン映画批評家協会の助演男優賞にノミネートされました。
『ブーリン家の姉妹』(08年公開) : ウィリアム・ケリー役
スカーレット・ヨハンソンとナタリー・ポートマンの豪華競演による、同名の小説を映画化作品。16世紀の英国を舞台に、ヘンリー8世の寵愛を受けたアンとメアリー姉妹の愛憎劇が展開されます。カンバーバッチはメアリーの元夫ウィリアム・ケリー役として出演。同じくメアリーの夫役として、エディ・レッドメインも出演しています。
『クリエイション ダーウィンの幻想』(09年公開) : ジョセフ・ダルトン・フッカー役
進化論で知られる自然科学者チャールズ・ダーウィンの人生を描いた英国映画。ポール・ベタニーとジェニファー・コネリーの実際の夫妻がダーウィン夫婦役を演じています。カンバーバッチは、当時さまざまな論争を引き起こしたダーウィンの著作『種の起源』を公に初めて支持した植物学者ジョセフ・ダルトン・フッカーを演じています。
『フィフス・エステート/世界から狙われた男』(13年公開) : ジュリアン・アサンジ役
内部告発サイト“ウィキリークス”の創始者ジュリアン・アサンジの実話をベースにしたサスペンス映画。新聞社やTV局などを上回る数々の情報を発信していくアサンジと仲間たちですが、次第に彼らが暴露する機密情報は過激で危険なものになっていきます。周りを翻弄し続ける曲者アサンジをカンバーバッチが好演。
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(14年公開) : アラン・チューリング役
第2次世界大戦時、ドイツ軍が誇る世界最強の暗号“エニグマ”を解き明かした天才数学者アラン・チューリングの波乱の人生を描いた実話。劣勢だった英国の勝利に貢献し、その後、「人工知能の父」と呼ばれた英雄にもかかわらず、戦後悲劇の運命をたどったチューリングをカンバーバッチが熱演しています。
『ブラック・スキャンダル』(15年公開) : ビリー・バルジャー役
『ディパーテッド』のモデルにもなった実在するマフィア、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーが、ギャングの世界でのし上がっていくさまを描いたクライムサスペンス。“ホワイティ”をジョニー・デップが演じ、その実弟でマサチューセッツ州の上院議長を務めた政治家ビリー・バルジャーをカンバーバッチが演じています。
『エジソンズ・ゲーム』(17) : トーマス・エジソン役
19世紀末にアメリカで勃発した“電流戦争”を描いた伝記ドラマ。“電流戦争”とは、“交流送電”派の実業家ジョージ・ウェスティングハウスと発明家二コラ・テスラの陣営と、“直流送電”派トーマス・エジソンの陣営の間で起きた確執のことです。「発明王」と呼ばれながら、これまた敵が多かったエジソンをカンバーバッチが演じています。
『クーリエ : 最高機密の運び屋』(20年公開) : グレヴィル・ウィン役
キューバ危機の舞台裏で繰り広げられた実話を基に、核戦争を回避するべく奔走する男たちの葛藤と決断をスリリングに描いたスパイサスペンス。スパイ経験がないにもかかわらず、CIAとMI6の依頼で機密情報を運んだ、英国の電気技師グレヴィル・ウィンをカンバーバッチが演じました。嘘のような、本当の冷戦裏話です。
『モーリタニアン 黒塗りの記録』(21) : スチュアート・カウチ役
アメリカ同時多発テロに関与した疑いでグアンタナモ収容所に収監された青年モハメドゥと、彼を救うべく奔走する弁護士たちの姿を描いた法廷サスペンス。モハメドゥの起訴を上官から命じられ、愛国心と民主主義の間で葛藤するアメリカ軍所属の検事という難しい役どころをカンバーバッチが演じています。
『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』(21年公開)
ベネディクト・カンバーバッチを主演に、19世紀末から20世紀にかけて、英国で爆発的な人気を誇ったネコ画家ルイス・ウェインの数奇な人生を描いた映画。
ルイスの妻エミリーは、『ファースト・マン』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、TVシリーズ『ザ・クラウン』のエリザベス2世女王陛下役で高い人気を獲得したクレア・フォイが演じています。
共演には、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアンドレア・ライズボローや、『裏切りのサーカス』のトビー・ジョーンズ、『わたしは、ダニエル・ブレイク』で英国アカデミー賞にノミネートされたヘイリー・スクワイアーズなど、英国実力派俳優が並びます。
また、『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ監督と、ミュージシャンのニック・ケイヴも意外な役柄で顔を出しています。さらに、『女王陛下のお気に入り』でオスカーに輝いた英国の至宝オリヴィア・コールマンが、ルイスの精神の核心を語るナレーションを務めています。
監督は日系英国人のウィル・シャープ。ドラマシリーズ『Giri/Haji』で英国アカデミー賞TV部門の助演男優賞を受賞するなど、俳優としても、その才能が注目されている人物です。
たとえ命が尽きても、愛は残された者と共に生き続ける──そんな美しくも貴い真実を観る者に信じさせてくれる、優しく温かな愛の物語です。
Story
英国の上流階級に生まれたルイス・ウェイン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、父亡きあと一家を支えるために、ロンドンニュース紙でイラストレーターとして活躍する。
やがて、妹の家庭教師エミリー(クレア・フォイ)と恋におちたルイスは、身分違いだと大反対する周囲の声を押し切り結婚するが、まもなくエミリーは末期ガンを宣告される。
庭に迷い込んだ子猫にピーターと名付け、エミリーのために彼の絵を描き始めるルイス。深い絆で結ばれた“3人”は、残された一日一日を慈しむように大切に過ごしてゆくが、ついにエミリーがこの世を去る日が訪れる。
ルイスはピーターを心の友とし、ネコの絵を猛然と描き続け大成功を手にする。そして、「どんなに悲しくても描き続けて」というエミリーの言葉の本当の意味を知る──。
ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ
- 監督・脚本
- ウィル・シャープ
- 原案・脚本
- サイモン・スティーブンソン
- 出演
- ベネディクト・カンバーバッチ、クレア・フォイ、アンドレア・ライズボロー、トビー・ジョーンズ、オリヴィア・コールマン(ナレーション)
- 作品情報
- 2021年 / イギリス映画 / 英語 / 原題 : The Electrical Life of Louis Wain
- 公開日
- 12月1日(木)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
- 配給
- キノフィルムズ
©2021 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
Link
Sponsered Link
Sponsered Link
Recommends
合わせて読みたい
Sponsered Link
Sponsered Link
Ranking
注目の記事ランキング
- Food
- Food
- Home
- Travel