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27年ぶりの大規模開催! 「デイヴィッド・ホックニー展」が東京都現代美術館で開催
デイヴィッド・ホックニー《クラーク夫妻とパーシー》 1970-71年 テート ©David Hockney Photo : Richard Schmidt
「デイヴィッド・ホックニー展」が2023年7月15日(土)より東京都現代美術館で開催されます。
初期の代表作から近年の大作まで圧巻のスケール
「デイヴィッド・ホックニー展」は現代で最も革新的な画家のひとりであるデイヴィッド・ホックニー(1937年~)の日本では27年ぶりとなる大規模な個展です。
デイヴィッド・ホックニー《春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年》 2011年 ポンピドゥー・センター ©David Hockney Photo : Richard Schmidt
英国で生まれたホックニーは60年以上にわたり、絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術といった分野で多彩な作品を発表し、近年はiPadを用いて身近な主題を描き続けています。
デイヴィッド・ホックニー《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》(部分) 2020-21年 作家蔵 ©David Hockney
本展は1960年代にアメリカの西海岸で描いた初期の代表作から、近年の集大成というべき故郷ヨークシャー東部の自然を描いた大型絵画のシリーズ、新型コロナウイルスによるロックダウン中にフランス北部のノルマンディーで描いた全長90メートルにも及ぶ新作まで、ホックニーの作品を100点以上紹介する、日本におけるこれまでで最も充実した展覧会となります。
デイヴィッド・ホックニーとは?
デイヴィッド・ホックニー ノルマンディーにて 2021年4月1日 ©David Hockney Photo : Jean-Pierre Gonçalves de Lima
デイヴィッド・ホックニーは、1937年にイングランド北部のブラッドフォードに生まれ、同地の美術学校とロンドンの王立美術学校で学びました。
1964年にロサンゼルスに移住し、アメリカ西海岸の陽光あふれる情景を描いた絵画で一躍脚光を浴びることに。
60年以上にわたり美術表現の可能性を探る試みを続け、現在はフランスのノルマンディーを拠点に、精力的に新作を発表しています。
デイヴィッド・ホックニー《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》(部分) 2020-21年 作家蔵 © David Hockney
2017年には生誕80年を記念した回顧展がテート・ブリテン(ロンドン)、ポンピドゥー・センター(パリ)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)を巡回し、テート・ブリテンでは同館の記録となる約50万人が来場するなど、ホックニーは現代を代表する最も多才なアーティストのひとりとしてその名を確立しています。
デイヴィッド・ホックニー《スプリンクラー》 1967年 東京都現代美術館 ©David Hockney
駐日英国大使館に常設展示されているホックニー作品
ホックニーは、1983年に駐日英国大使館で、当時のサー・ヒュー・コータッツィ大使の接待を受けた際の写真をコラージュした作品を制作しています。ホックニーはこの作品を1990年に英国政府アートコレクションに寄贈し、大使館に常設展示されることになりました。
その作品「Luncheon at the British Embassy, Tokyo, 16 February 1983」は、ホックニーが1980年代に制作した“ジョイナーズ”と呼ばれる一連のフォトコラージュのひとつです。
ペンタックスやニコンの小型カメラで撮影した写真を地元の写真印刷所で加工・プリントし、それをつなぎ合わせて制作されています。
コラージュの左側にコータッツィ夫人が、右から3番目に大使が3回描かれています。ホックニーはフォト・コラージュの中で自らの存在を強調し、時にはコラージュの下部に自分の足の写真を入れることもありました。この作品では、テーブルの上に置かれた自分の名前の入った食器類と、カメラ用のフィルム2本によって、彼自身を表現しています。
デイヴィッド・ホックニー展
- 会場
- 東京都現代美術館 企画展示室1F / 3F(東京都江東区三好4-1-1)
- 日時
- 2023年7月15日(土)~11月5日(日)
- 主催
- 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、読売新聞社
- 問い合わせ
- 050-5541-8600(ハローダイヤル)
※観覧料、休館日など、詳細は決定次第ウェブサイトなどで公開
画像の無断転載禁止
Link
https://www.mot-art-museum.jp/hockney/
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