トニー賞4部門に輝いた『レオポルトシュタット』、上映権利が切れる当日に緊急上映決定

レオポルトシュタット

英国を代表する劇作家トム・ストッパードの最新作『レオポルトシュタット』が、第76回トニー賞で4部門を受賞しました。その記念として、日本での上映権利が切れる6月30日(金)に緊急上映が決定。この日が映画館でご覧いただけるのは最後の機会となりますので、ぜひお見逃しなく!

英国発、話題の舞台

レオポルトシュタット

トム・ストッパード作『レオポルトシュタット』は、英国を代表する劇作家の最新作で、ユダヤ人一族の半世紀に渡る物語です。イギリスでは2020年ローレンス・オリヴィエ賞で演劇作品賞と助演男優賞を受賞し、今年6月には第76回トニー賞でも4部門に輝きました。ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)によって映画館で上映された本作は、日本でも大きな反響を呼びました。

トニー賞受賞を記念して最後の緊急上映

その受賞を記念して、日本での上映権利が切れる6月30日(金)にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで緊急上映されることになりました。再度権利がクリアされない限り、映画館で鑑賞できるのは最後の機会となる貴重な公開です。当日は2回上映されますが、夜の上映ではトークイベントも開催予定です。ぜひ、今話題の英国発、トニー賞受賞舞台をお見逃しなく。

    20世紀を舞台にした或るユダヤ人一家の四世代にわたる物語でありながら、現代を生きる世界中の人間一人一人の物語でもあると感じています。(演出家・小川絵梨子)
     
    ある家族の歴史が、そのまま世界の歴史になる。
    定点観測することで、それを知ることができる。
    そこで受け取った、痛みと愛おしさ、そしてラストシーンの美しさが忘れられない。(俳優・井上芳雄)
     
    舞台の中では一族の運命が、家族の日常が、それぞれの呼吸が鮮明に描かれています。
    心の温度が上がって思わず微笑みがあふれたり、ギュッと締め付けられるような思いに自然と涙が流れるのは、この作品がトム・ストッパード氏のルーツの物語でありながら、全ての人々の家族の物語でもあるからだと思います。
    昨年、グレートルとしてこの作品に関わらせて頂いたからなのか、私はどうしても彼女と同じ目線でこの世界を見てしまいますが、ご観劇する方お一人おひとりがどの役と運命を共にこの時代を生きるかを存分に楽しみつつ家族、恋人、お友達…あなたの大切な方とぜひシェアしてほしい作品です。(女優・音月桂)

Story

20世紀初頭、レオポルドシュタットはウィーンの古いユダヤ人街として賑わっていた。製造業を営むヘルマン・メルツは、カトリック教徒のグレーテルと結婚し、洗礼を受けたユダヤ人として出世した。トム・ストッパードの壮大なドラマの中心となるのは、メルツ家のアパートに集まったヘルマンの親戚たちだ。

彼らの人生は、国を取り巻く戦争、革命、貧困、ナチスドイツへの併合、そしてオーストリアのユダヤ人にとっては6万5千人が殺害されたホロコーストなどの混乱に翻弄される。

レオポルトシュタット

トム・ストッパード
演出
パトリック・マーバー
装置
リチャード・ハドソン
衣装
ブリジット・ライフェンシュテュール
照明
ニール・オースティン
音楽
アダム・コーク
出演
エイダン・マクアードル、フェイ・キャステロー、セバスチャン・アルメスト、アーティー・フルーシャンほか
上映日
2023年6月30日(金)
上映時間
①11時30分開映 / ②18時開映 ※②の回のみ本編上映後、20時25分よりトークイベントを開催
登壇者
広田敦郎(翻訳家)、柏木しょうこ(字幕翻訳家)
上映劇場
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
配給
カルチャヴィル

Link

https://www.ntlive.jp/leopoldstadt

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