映画『ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語』ルードボーイたちの熱く、儚い物語

ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語

レゲエの誕生、そして全世界の音楽シーンに大きな影響を与えた、英国の伝説的レーベル「トロージャン・レコーズ」の栄光と転落を描くドキュメンタリー映画『ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語』が2023年7月29日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開されます。

トロージャン・レコーズとは?

トロージャン・レコーズは、1968年にイギリスで設立されたレゲエ専門の音楽レーベルです。ジャマイカから移民した人々や、彼らの音楽に惹かれた若者たちにとって、トロージャン・レコーズはレゲエの聖地でした。トロージャン・レコーズは、ジャマイカのスカ、ロックステディ、レゲエをイギリスに紹介し、多くのヒット曲を生み出しました。また、トロージャン・レコーズは、差別や偏見と闘う人々を鼓舞し、黒人と白人が音楽を通じて連帯するきっかけを作りました。

ルードボーイたちの熱く、儚い物語の軌跡を辿る

ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語

『ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語』はダンスフロアを激しく揺さぶり、いまだフォロワーを増やし続けるルードボーイ(荒くれ者)たちの熱く、儚い物語の軌跡を辿ります。当時の貴重なアーカイヴ映像や再現ドラマに加え、リー・スクラッチ・ペリー、トゥーツ・ヒバート、ケン・ブース、ネヴィル・ステイプル、マルシア・グリフィス、デイヴ・バーカー、ダンディ・リヴィングストン、ロイド・コクソン、ポーリーン・ブラック、デリック・モーガンなど、伝説的アーティストたちがインタヴューで登場します。

監督はイギリスのフォークロック・バンド、マムフォード・アンド・サンズのライヴの模様を記録した『THE ROAD TO RED ROCKS』で2014年のグラミー賞の「最優秀音楽映画賞」にノミネートされたニコラス・ジャック・デイヴィスです。

    『ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語』を観て
     
    40年間ジャマイカ音楽をリリースしてきた。だがトロージャンは俺より15年も早くイギリスで流通開始。おかげで70年代後半には俺も輸入盤を手にできた。チェルシー「Liquidator」の入場コールには涙が出るし、レゲエがイギリスに完全に潜入できたのがわかる。ストリングスを足したから売れなくなった? それってRuff & Tuffってこと。いつだってレゲエはストリートミュージックだ。(石井志津男[OVERHEAT MUSIC / Ruffn’ Tuff監督])
     
    黒人も白人も音楽愛を通じて連帯した。その中心にはトロージャンがあった。(ドン・レッツ[DJ、映画作家])
     
    英国初の多文化ポップ・ムーヴメントへのラヴレター。明るくリッチなサウンドトラックで、予備知識なくてもひたすら楽しむことができるドキュメンタリー。(スティーブン・ダルトン[Hollywood Reporter誌])
     
    『ルードボーイ』は、音楽が人を結びつけることを証明する。私がこれまで観た最良の音楽ドキュメンタリー!(ロリー・キトカ[Film Threat])

『ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語

ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語

 

監督
ニコラス・ジャック・デイヴィス
撮影
ジョナス・モーテンセン
編集
クリス・デュベーン
出演
ロイ・エリス、リー・スクラッチ・ペリー、デリック・モーガン、ポーリーン・ブラック、ドン・レッツ、ケン・ブース、トゥーツ・ヒバート、ザ・パイオニアーズ、マルシア・グリフィス、バニー・リー、キング・エドワース、ダンディ・リヴィングストン、ロイド・コクソン、ネヴィル・ステイプル、デイヴ・バーカーほか
作品情報
2018年 / イギリス映画 / 英語 / 原題 : Rudeboy The Story of Trojan Records
公開日
2023年7月29日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
配給
ダゲレオ出版(イメージフォーラム・フィルム・シリーズ)

Link

http://www.imageforum.co.jp/rudeboy/

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