- Food
英国ラグビー校の日本校が千葉に開校!歴史と伝統を受け継ぐ新しいインターナショナルスクールの魅力とは?
英国の名門校であるラグビー校の日本校であるRugby School Japan(以下、RSJ)が2023年9月に千葉県柏市に開校しました。450年以上の歴史をもつ英国の名門校が、世界最大の都市圏である東京首都圏に開校するのは、日英にとって歴史的なマイルストーンです。RSJは、ラグビー校本校同様英国発のA-Levelのカリキュラム履修と卒業資格取得を通して、すべての生徒が国内外の大学への進学を目指す国際的な学習環境づくりを目指しています。またラグビー校の長い歴史の中で育まれた優れた教育的実践の理念と伝統に基づいて、生徒たちの主体的なイニシアチブを通し、一人ひとりの強い人格形成を促し、国際人に育成することも新校の目的です。
新校の開設の理由と目的
RSJの初代校長トニー・ダービー
現在、アジア各国においてインターナショナルスクールの設立が年々拡大していることは周知の通りです。特に香港やシンガポール、上海などの大都市は積極的に英国などから名門校の姉妹校誘致活動を進めており、それに比較して東京首都圏は世界最大の都市圏でありながら、ワールドクラスのトップ校と呼べるインターナショナルスクールが皆無でした。そのため、外資系企業の進出や高い専門分野とスキルをもつ教育者や研究者等の招致の大きな足枷となっていることが指摘されています。
世界から外資系企業や最高峰の研究者を日本に招致するためには、その子女の教育環境の存在が不可欠です。RSJは、日本が国際的に継続発展していく上で求められるこのようなニーズに応えるべく開校しました。
RSJの姉妹校であるラグビー校本校は、エリザベス女王1世陛下の時代の1567年に設立されたイングランドで最高峰の私立名門学校のひとつです。「ザ・ナイン」と呼ばれる英国のトップ校9校の一角を占め、卒業生の9割以上がオックスフォード大学やケンブリッジ大学などラッセル・グループの大学に進学する最難関進学校として知られています。
新校の戦略的ロケーション
RSJは、都心から30分とアクセス良好な柏の葉キャンパス駅徒歩3分の千葉大学柏の葉キャンパス内の敷地内に所在しています。
柏の葉スマートシティでは、公・民・学連携による国際学術研究都市・次世代環境都市に向けた街づくりが進んできました。全体構想の中核とも言える位置に開校することで、RSJは、近隣の日本を代表する高等教育機関である千葉大学や東京大学、AIや宇宙工学等各領域の研究者との交流によって、学校の枠組みを超えた高大連携やSTEM教育が可能とします。
RSJの開校によって、千葉県にグローバルな教育を提供できる教育インフラが整うことで、アジアを中心とする世界の多くの地域から人材や外資系企業の柏市へのさらなる集積が期待されます。
新校は、千葉県立柏の葉公園へも徒歩5分圏内であるため、スタジアムや野球場、運動場、テニスコートなどの施設の有効利用と地域コミュニティとの連携が計画されています。
新校の特徴的な施設
RSJキャンパス内の新築施設は、省エネ設備を整えることでZEB Oriented、ZEH-M Oriented相当の環境基準を備えています。また千葉大学環境健康フィールド科学センターの既存樹木を約300本残し、緑豊かなガーデンキャンパスの記憶を継承したランドスケープを形成しました。
新校では、学校の通常の授業を行う一般教室に加え、以下のような特徴的な付随施設があります。
- 国際規格のラグビー場
- テニスコート
- 芝生広場
- 25mx6レーンの屋内温水プール
- ブラックボックスシアター(演劇場)
- ディベート・チェンバー(英国国会の様式)
- 地域に開かれたスクールカフェ
- 英国伝統のダイニングホール
- イノベーションラボ
- デザイン&テクノロジー教室
- ボーディングハウス
ラグビーフットボールとの関連
ラグビー校
RSJは、2019年のラグビーW杯日本大会のレガシーとしても位置付けられています。2023年は、ラグビーW杯フランス大会の開催、ラグビーフットボール発祥200周年、RSJの開校という記念すべき年となっています。ラグビー校本校は、現在、W杯が開催されているスポーツとしてのラグビー発祥地としても有名で、今からちょうど200年前の1823年に同校のウィリアム・ウェブ・エリス少年らの生徒らによって、自主的にルールが制定された記録があります。その後、ラグビー校本校は、ラグビーフットボールの普及と発展に大きく貢献しました。
Link
Sponsered Link
Sponsered Link
Recommends
合わせて読みたい
Sponsered Link
Sponsered Link
Ranking
注目の記事ランキング
- Food
- Food
- Home
- Travel