『きっと、それは愛じゃない』から『ベイビー・ドライバー』まで、リリー・ジェームズとワーキング・タイトル・フィルムズの名作映画5選を紹介!

『きっと、それは愛じゃない』場面写真

英国映画のファンなら、ワーキング・タイトル・フィルムズという名前に聞き覚えがあるでしょう。『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』や『ラブ・アクチュアリー』、『ブリジット・ジョーンズの日記』など、数々の名作を世に送り出してきた製作スタジオです。

そのワーキング・タイトル・フィルムズが、すべての悩める現代人に贈る、新たな愛と人生のガイドブックムービー『きっと、それは愛じゃない』を製作。12月15日(金)より全国公開されます。

本作は、ドラマ『ダウントン・アビー』や『イエスタデイ』で知られるリリー・ジェームズ主演で、ロンドンとラホールを舞台にした映画です。伝統的なロマンティック・コメディの構造を守りながらも、これまでとは一線を画す、新たな価値観を描いたラブストーリーとなっています。

実は、ヒット作を連発してきたワーキング・タイトル・フィルムズとリリー・ジェームズのタッグは今回が初めてではありません。そこで、『きっと、それは愛じゃない』の公開を記念して、リリー・ジェームズとワーキング・タイトル・フィルムズがタッグを組んだ傑作映画を5本ご紹介します!

『ベイビー・ドライバー』(2017)

現代の英国映画界を牽引するエドガー・ライトによる、スタイリッシュで音楽が特徴的なカー・アクションです。リリー・ジェームズは主人公・ベイビーと惹かれ合うヒロイン・デボラ役をチャーミングに演じています。アメリカを舞台にした映画ではありますが、エドガー・ライト監督の出世作である『ショーン・オブ・ザ・デッド』と同じく、ワーキング・タイトル・フィルムズが製作に参加した作品です。

監督
エドガー・ライト
出演
アンセル・エルゴート、リリー・ジェームズ、ケヴィン・スペイシー、ジェイミー・フォックスほか
作品情報
2017年 / イギリス・アメリカ映画 / 英語 / 原題 : Baby Driver

『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2017)

名優ゲイリー・オールドマンが、戦中~戦後の英国首相であるウィンストン・チャーチルを演じた映画です。ゲイリー・オールドマンと彼のメイクを手がけた日本人メイクアップアーティストの辻一弘は本作でアカデミー賞®に輝きました。リリー・ジェームズは英国一型破りな男と呼ばれたチャーチルに翻弄されながら、日々奮闘する秘書・エリザベス役を演じています。彼女の愛嬌あふれる演技にも注目です。

監督
ジョー・ライト
出演
ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズほか
作品情報
2017年 / イギリス / 英語 / 原題 : Darkest Hour

『イエスタデイ』(2019)

英国の名匠ダニー・ボイルとリチャード・カーティスがタッグを組んだ異色の音楽ファンタジー映画。売れないシンガー・ソングライターのジャックは、ある日、交通事故に遭ってしまいます。その後、彼が目を覚ますと、ザ・ビートルズが存在しない世界に。そんな世界で一躍スターダムを駆け上がりますが……。ジャックの幼馴染でマネージャーのエリー役をリリー・ジェームズが演じています。

監督
ダニー・ボイル
出演
ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、ケイト・マッキノン、エド・シーランほか
作品情報
2019年 / イギリス / 英語 / 原題 : Yesterday

『レベッカ』(2020)

1940年に巨匠アルフレッド・ヒッチコックが映画化した同名小説に新たな解釈を加えたサスペンス映画。大富豪と結婚した主人公の女性をリリー・ジェームズが演じ、彼女を追い詰める使用人を『イングリッシュ・ペイシェント』のクリスティン・スコット・トーマスが演じています。英国を代表する新旧・演技派女優たちの掛け合いは必見。2023年11月現在、Netflixで独占配信中です。

監督
ベン・ウィートリー
出演
リリー・ジェームズ、アーミー・ハマー、クリスティン・スコット・トーマスほか
作品情報
2020年 / イギリス / 英語 / 原題 : Rebecca

『きっと、それは愛じゃない』(2022)

エリザベス1世の半生を描いた『エリザベス』のシェカール・カプール監督が約15年ぶりにメガホンを取り、恋や仕事に悩みながら現代社会を生きる女性をリリー・ジェームズが演じました。ジェームズ演じるドキュメンタリー作家のゾーイは、幼馴染が見合い結婚をすることを聞き、彼の結婚までの道のりを撮影することになります。しかし、そこにはさまざまな障壁があって……。

プロデューサーはワーキング・タイトル・フィルムズ所属で『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』なども担当したニッキー・ケンティッシュ・バーンズが務めました。バーンズは「お見合い結婚」をテーマにした映画を製作することについて、「お見合い結婚の話となると、きっとそれを厳しく批判するものになるのだろう、とみなさん考えるかもしれません。でもこの映画がやろうとしているのは、そうではありません」と答えています。

『きっと、それは愛じゃない』場面写真

彼女が語っているように、この映画の見どころは、お見合い結婚を風刺したり、「異質なもの」として描いたりするのではなく、世界中の何百組ものカップルにとっては、ごく日常的で正常なものだという事実を見せている点にあります。

また、UKエイジアンの置かれている環境や生活、ゾーイに代表される30代未婚女性の葛藤など、様々なテーマが多層的に織り込まれていて、これまでのロマコメとは一線を画す、新たな価値観のラブストーリーになっています。

『きっと、それは愛じゃない』場面写真

音楽はニティン・ソーニーが担当。UKエイジアンを代表するプロデューサー、DJ、作曲家で、マルチカルチュラリズムを象徴するロンドン、そしてもうひとつの舞台であるラホールにふさわしい音楽を手がけています。ヌスラット・ファテ・アリ・カーンの甥で、カッワーリーの代表的な歌い手であるラハット・ファテ・アリ・カーンも出演し、劇中で心が震えるような声を聴かせます。

『きっと、それは愛じゃない』は12月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかで全国公開。

監督
シェカール・カプール
出演
リリー・ジェームズ、シャザド・ラティフ、シャバナ・アズミ、エマ・トンプソン、サジャル・アリーほか
作品情報
2022年 / イギリス映画 / 英語・ウルドゥー語 / 原題 : WHAT’S LOVE GOT TO DO WITH IT?
公開日
12月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開
配給
キノフィルムズ

© 2022 STUDIOCANAL SAS. ALL RIGHTS RESERVED.

Link

https://wl-movie.jp/

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