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英国政府観光庁、120名以上のバイヤーを招待して英国全土の観光商材を紹介
英国政府観光庁(VisitBritain)は、2024年1月27日から、18の国際市場から120名以上のトップバイヤーを招待して、英国全土の観光商材や体験を紹介する視察研修旅行を開催。この視察研修旅行は、イングランド、ウェールズ、スコットランドのデスティネーションを巡る3日から5日間の旅程を組み合わせたもので、今年訪れる旅行者が楽しめる新鮮でエキサイティングな体験をバイヤーやメディアに紹介します。
観光商材や体験の質の高さを直接体験
英国政府観光庁のパトリシア・イェーツ最高経営責任者(CEO)は、この視察研修旅行について次のようにコメントしています。
英国の優れた観光地、観光商材、体験を海外のバイヤーやメディアに紹介することで、旅行プランの幅を広げ、予約を促進するために、英国の国や地域の魅力を最大限にアピールできることをうれしく思います。美しい海岸や田園地帯、活気あふれる都市や文化的アトラクション、ワールドクラスのレストランや宿泊施設など、バイヤーのみなさまには、英国の温かい歓迎とともに、英国全土で入手可能な観光商材や体験の質の高さを直接体験していただけることでしょう。
英国政府観光庁は、イングランド、スコットランド、ウェールズのデスティネーション・マネジメント組織およびデスティネーション・マネジメント会社と協力して、各インバウンド市場に合わせた旅程を作成しています。例えば、日本からのバイヤーは、ロンドンから列車で約2時間の場所にあるオックスフォードシャーの田園地帯を訪れます。そこでは、世界遺産に登録されたブレナム宮殿や、ハリー・ポッターの映画に登場するクライスト・チャーチ大学などの歴史的建造物を見学します。また、英国の伝統的な食文化や農産物を堪能することもできます。その後、バイヤーは、英国の文化や芸術の中心地であるロンドンに戻り、ウエスト・エンドのミュージカルや、テムズ川沿いの現代美術館などの魅力を体験します。
世界中のバイヤーやメディアとネットワーキング
この視察研修旅行は、1月25日にロンドンのグリニッジにある旧王立海軍大学(The Old Royal Naval College)の壮大なペインテッド・ホール(Painted Hall)で開催されるネットワーキングイベントで幕を開けます。このイベントでは、英国政府観光庁のニック・デ・ボワCBE会長とパトリシア・イェーツCEOがバイヤーや旅行メディアを歓迎し、英国政府観光庁のトレードチームやイングランド観光局、ロンドン&パートナーズ、スコットランド政府観光局、ウェールズ政府観光局が最新の商材、体験、ホスピタリティ、宿泊施設について最新情報を提供します。ペインテッド・ホールは、17世紀から18世紀にかけて建造されたバロック様式の建築物で、天井にはイギリスの歴史や海軍の栄光を描いた壮麗な絵画が飾られています。この建物は、映画やテレビのロケ地としてもよく使われており、『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『クラウン』などの作品に登場します。
観光へのインスピレーションを高めるキャンペーン
英国政府観光庁はまた、2024年に向けて国際的なキャンペーンを展開。グレート・ブリテン・マーケティング・キャンペーンは、オーストラリア、フランス、ドイツ、GCC、米国で実施され、英国の温かい歓迎とともに、新鮮でエキサイティングな体験を紹介することで、観光客に『See Things Differently』「新しい英国を発見してみよう」と呼びかけます。また、2024年のグローバルキャンペーンでは、映画やテレビのロケ地、観光地、訪問者の体験に焦点を当て、英国の地域の多様性を紹介するために、スクリーン・ツーリズムの力も活用します。
視察研修旅行に出発する前に、バイヤーたちは1月26日にインターコンチネンタル ロンドン – ザ O2で開催される「ブリテン&アイルランド・マーケットプレイス」(BIM)商談会にも参加します。
英国政府観光庁の最新のインバウンド観光予測によると、2024年の英国へのインバウンド訪問者数は3,950万人と予測されており、2023年の3,780万人からは5%増加するものの、2019年の記録的なレベルにはまだ3%及ばないということです。この差は、新型コロナウイルスの影響によるインバウンド観光の減少が主な原因と考えられます。しかし、英国政府観光庁は、2024年に向けて国際的なキャンペーンを展開しており、英国の温かい歓迎とともに、新鮮でエキサイティングな体験を紹介することで、観光客に『See Things Differently』「新しい英国を発見してみよう」と呼びかけています。また、2024年のグローバルキャンペーンでは、映画やテレビのロケ地、観光地、訪問者の体験に焦点を当て、英国の地域の多様性を紹介するために、スクリーン・ツーリズムの力も活用しています。これらの取り組みにより、英国政府観光庁は、2024年のインバウンド観光の回復と成長を目指しています。
※すべてのバイヤーがロンドンを訪れ、各マーケットは英国内の以下の都市も訪問する
- オーストラリア&ニュージーランド – バース、ブリストル、コーンウォール
- ブラジル – リヴァプール、カンブリア
- カナダ – スコットランド
- 中国 – スコットランド
- フランス – マンチェスター、カンブリア
- ドイツ、オーストリア、スイス – ニューカッスル、ダラム、ノーサンバーランド
- 湾岸協力会議(GCC)諸国 – グレート・ウェスト・ウェイ・イン・イングランド(ロンドン~ブリストル)
- インド – バーミンガム、コベントリー、ストラトフォード
- 日本 – コッツウォルズ、ストーク・オン・トレント、スタフォードシャー、オックスフォードシャー、カンブリア(湖水地方)
- イタリア – ケント、イースト・サセックス
- オランダとベルギー – ニューカッスル、ダラム、ノーサンバーランド
- 北欧 – スコットランド
- 韓国 – スコットランド
- アメリカ – ウェールズ
Link
https://www.visitbritain.com/en
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