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サム・メンデス、アンドリュー・スコットらが参加!ナショナル・シアター・ライブ2024シーズンの新作4本が発表に
舞台の本場、ナショナル・シアターで上演された話題の舞台を厳選し、世界の映画館で上映する企画「ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)」の2024シーズンの新作4本の公開が決定しました。サム・メンデス、アンドリュー・スコット、ジョセフ・ファインズなど、英国を代表する俳優や演出家が参加した作品が、3月から順次、TOHOシネマズ 日本橋ほかにて公開になります。
ナショナル・シアター・ライブとは?
こだわりの撮影技術により、舞台上の空気感と鮮度はそのままに、臨場感あふれる映像でスクリーンへ届ける「NTLive」。感情の揺らぎをとらえるクローズアップから、趣向を凝らした美術セットを隈なく楽しめる舞台のワイドショットまで、NTLiveなら映画館の観客誰もが現地の劇場のベストシートで鑑賞するような体験ができます。チケットの争奪戦に関係なく、また現地に足を運ぶことなく話題作を楽しめる企画です。
「ナショナル・シアター・ライブ」2024シーズンの新作4本
まず、2024年のトップを飾るのは、英国を代表する劇作家ジェームズ・グレアムの新作『ディア・イングランド』で、3月22日(金)から公開。映画『ジュディ 虹の彼方に』の監督を務めたルパート・グールドが演出し、ジョセフ・ファインズ主演(映画『恋におちたシェイクスピア』)でイングランドのサッカー代表チームについて描く話題作です。
2作目に公開となるのは5月24日(金)からの『ワーニャ』。チェーホフの人気作を、ローレンス・オリヴィエ賞やトニー賞を受賞した『夜中に犬に起こった奇妙な事件』を手がけた脚本家サイモン・スティーヴンスが一人芝居に仕立て、スクリーン・インターナショナル・スター・オブ・トゥモローに選ばれた注目の才能、サム・イェーツが演出し、主演をNTLive『プレゼント・ラフター』やドラマ『フリーバッグ』、『SHERLOCK(シャーロック)』で人気のアンドリュー・スコットが務めます。演劇界では各地で毎年上演されている人気の古典「ワーニャ伯父さん」がどのような作品になっているか興味深く、今から公開が楽しみです。
3作目には、世界的ヒット舞台『リーマン・トリロジー』のサム・メンデスが再びNTLiveに登場。彼が新たに演出するのは『ハリー・ポッターと呪いの子』のジャック・ソーンが脚本を手がけた『The Motive and The Cue』(7月5日公開)で、主演をマーク・ゲイティス、ジョニー・フリンが務め、舞台デザイナーのエス・デブリン(NTLive『リーマン・トリロジー』)がサム・メンデスと再び組み、英国の映画界を代表する俳優リチャード・バートンを描きます。
そして、4作目は8月30日(金)に公開となる、ルーファス・ノリス演出✕マイケル・シーン主演で送る『NYE』。英国の福祉国家を変えたナイ・ベヴァンの人生と遺産をめぐるドラマです。
『ディア・イングランド』
世界にサッカーを広めたイングランドは、その後、手痛い敗戦パターンを繰り返している。なぜイングランド代表は自分たちの試合で勝てないのか? 世界最低のペナルティ記録を持つガレス・サウスゲートは、チームと国を約束の地に戻すためには、心を開き、長年の痛手を直視する必要があることを知っていた──。ナショナル・シアターでの舞台をライブ撮影。ルパート・グールド(『ジュディ 虹の彼方に』)が演出を手がけた話題作。
- 作
- ジェームズ・グレアム
- 演出
- ルパート・グールド
- 出演
- ジョセフ・ファインズ
- 原題
- DEAR ENGLAND
- 上映予定時間
- 160分(休憩1回込み)
『ワーニャ』
人気ドラマ『SHERLOCK』『フリーバッグ』のアンドリュー・スコットが、『夜中に犬に起こった奇妙な事件』を脚色したサイモン・スティーヴンスによるチェーホフの『ワーニャ伯父さん』の先鋭的な新ヴァージョンで、複数の登場人物に命を吹き込む。希望、夢、そして後悔など、人間の複雑な感情を、この一人芝居の舞台で鋭く浮き彫りにしていく。ロンドンのウエストエンドで上演され、チケットが完売した公演をライブ撮影した『ワーニャ』は、2024年に映画館のみで上演される。
- 作
- アントン・チェーホフ
- 脚色
- サイモン・スティーヴンス
- 演出
- サム・イェーツ
- デザイン
- ロザンナ・ヴィズ
- 出演
- アンドリュー・スコット
- 原題
- Vanya
- 上映予定時間
- 110分(休憩なし)
『The Motive and The Cue』(原題)
1964年、エリザベス・テイラーと結婚したばかりのリチャード・バートンは、ジョン・ギールグッドの厳格な演出のもと、ブロードウェイの実験的な新作『ハムレット』でタイトルロールを演じることになった。しかしリハーサルが進むにつれ、ふたつの時代の演劇が衝突し、俳優と演出家のコラボレーションはやがて崩壊の危機を迎える。『ハリー・ポッターと呪いの子』のジャック・ソーンが脚本を手がけ、『リーマン・トリロジー』の演出家サム・メンデスと舞台美術家エス・デブリンが組んだ本作は、イヴニング・スタンダード賞最優秀新作戯曲賞を受賞した。
- 作
- ジャック・ソーン
- 演出
- サム・メンデス
- 出演
- マーク・ゲイティス、ジョニー・フリン
- 原題
- The Motive and The Cue
- 上映予定時間
- 180分(予定)
『NYE』(原題)
マイケル・シーン(映画『フロスト×ニクソン』)がナイ・ベヴァンを演じ、英国の福祉国家を変えた男の人生と遺産をめぐるシュールで壮大な旅を描く。炭田でのキャンペーンから国民保健サービス創設の戦いの指揮まで、アニューリン・ナイ・ベヴァンは、首相になることなく英国に最も大きな影響を与えた政治家としてしばしば言及される。死に直面したアニューリン・ナイ・ベヴァンの深い記憶は、幼少期から地下採掘場、議会、チャーチルとの戦いまで、彼の人生を遡る気の遠くなるような旅へと彼を導く。ティム・プライス脚本、ルーファス・ノリス(『スモール・アイランド』)演出によるこの壮大なウェールズのファンタジーは、ロンドンのナショナル・シアターでライブ撮影される。
- 作
- ティム・プライス
- 演出
- ルーファス・ノリス
- 出演
- マイケル・シーン
- 原題
- NYE
- 上映予定時間
- 160分(予定)
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