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ステレオフォニックスのケリー・ジョーンズが17年ぶりのソロ作を5月に発表
マニック・ストリート・プリーチャーズと並んで、国民的人気を集め、ウェールズを代表するロック・バンドとして25年以上シーンの最前線で活躍し続けるステレオフォニックス。そのフロントマン、ケリー・ジョーンズの通算2作目となる17年ぶりのソロ・アルバム『イネヴィタブル・インクレディブル』の日本盤が5月3日(水)に世界同時リリースされることが決定しました。
キャリア初のピアノとストリングス主体のアルバムに
これまで発表した12枚のアルバム中8作が全英チャート1位という、90年代以降のバンドとしてはコールドプレイの9枚に次ぐ記録を持つステレオフォニックス。そのヴォーカル、ギター、ソングライティングを手がけるケリー・ジョーンズはデビュー以来、ほぼすべての曲をギター主体で曲作りをしてきましたが、キャリア初のピアノとストリングス主体の厳かさで澄み切ったアンビエンスに包まれる弾き語りバラード・アルバムとして完成させました。2022年10月から12月にかけ、ピアノから生まれた心に残るメロディと3か月間にわたって向き合い、感情豊かな自己省察から生まれた残酷なまでに正直な歌詞をノートにしたためた後、ケリーはアルバム1枚分の素材が溜まったことに気づいたそうです。
ノルウェーの人里離れたスタジオで録音
これまで形にせずじまいだった音源のあるべき姿を見出し、なおかつ生のエッセンスを加えて急いで完成させる必要があると確信したケリーは北海の小さな離島に隠れた、人里離れた美しく広々としたノルウェーのスタジオ、オーシャン・サウンドに降り立つことに。息を呑むような静けさと広大な荒野という環境で6日間のレコーディング・セッションが行われました。アルバムには、その深夜のピアノ・セッションから生まれた深い感情や内省を完璧な形で捉えられています。アルバムについてケリーは次のように語ります。
島のスタジオという人里離れた環境のおかげで、曲に命と息吹が吹き込まれたんだ。気を散らすものが何もなくてね。実に新しい経験だったよ。なるべき音の姿は予想していなかった。ただ感情やもろさを込めて書いたら、それらの曲に命が宿ったんだ。天気はものの1分で変わることがあるし、外の世界との接触もほとんどなかった。そういうすべてが相まって、こういう曲ができたんだ。本当に精神が浄化された経験だったよ。曲にすべてをさらけ出しっぱなしにしたような気がしているんだ。
ヴォーカルの幅広さや深みを際立たせるリード曲
全8曲からなる『イネヴィタブル・インクレディブル』はリスナーを夢中にさせる旅へといざない、現在の栄光に甘んじることのないひとりのアーティストの内面に迫っています。中でも特に美しく、感情に訴えかけるのがタイトル・トラックで、本作からの1stシングルとなっている「イネヴィタブル・インクレディブル」。すぐにそれとわかるケリーの肩の力を抜いた優しい歌声は、ステレオフォニックスでおなじみの力強いロック・サウンドとは対照的に、彼のヴォーカルの幅広さや深みを際立たせています。
スケール感のある美しい2ndシングルも配信に
映画のようにワイドスクリーン状に広がる静謐なサウンドスケープは、ケリーにとって新しく大胆な試みとなったのは言うまでもありません。ソングライターとして数々の名曲を生み出してきた彼が、自身を安心領域から押し出し、傷つきやすい自分をありのままに表現した曲と言えます。先日公開されたこの曲のミュージック・ビデオもケリー自身が監督を務めていて、音楽が自身に語りかけてくるイメージを忠実に描写した美しい仕上がりとなっています。また、本日21日、2ndシングル「ターン・バッド・イントゥ・グッド」も配信に。このスケール感のある美しい曲が、17年ぶりとなるソロ・アルバムへの期待がますます高めてくれそうです。
ケリー・ジョーンズ
『イネヴィタブル・インクレディブル』
- レーベル:
- ソニー・ミュージックジャパンインターショナル
- 発売日:
- 5.3 on Sale
TRACK LIST
- 1.
- イネヴィタブル・インクレディブル
- 2.
- ターン・バッド・イントゥ・グッド
- 3.
- タイムズ・ラニング・アウェイ
- 4.
- エコウレクト
- 5.
- サムタイムズ・ユー・フライ・ライク・ザ・ウィンド
- 6.
- モンスターズ・イン・ザ・ハウス
- 7.
- メイ・アイ・カム・ホーム・フロム・マイ・ウォー
- 8.
- ザ・ビースト・ウィル・ビー・ワット・ザ・ビースト・ウィル・ビー
Photo : James D Kelly
Link
https://www.sonymusic.co.jp/artist/stereophonics/
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