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アラスカ航空、2026年春にシアトル〜ロンドン便を新設!787ドリームライナーを使用
アラスカ航空は2025年8月5日、シアトル・タコマ国際空港からロンドン・ヒースロー空港への新路線開設を発表。2026年春の運航開始予定で、オーロラをモチーフにした新デザインの787ドリームライナーが投入されます。
シアトル〜ロンドン便は通年運航で毎日サービス
アラスカ航空の発表によりますと、シアトル〜ロンドン・ヒースロー便は毎日運航の通年サービスとして提供されます。同社のボーイング787-9ドリームライナーが使用され、フライト時間は約9時間30分を予定しています。
同社のベン・ミニクッチCEOは「この大胆な動きにより、お客様を世界に繋ぐヴィジョンを加速させています。国際体験を再定義し、レベルアップする瞬間を捉えているのです」と述べ、グローバル展開への強い意欲を示しました。
ロンドン路線は最大の国際市場を狙い撃ち
ロンドンはシアトルから最大の大陸間市場で、毎日400人以上が両都市間を移動しています。現在この路線にはブリティッシュ・エアウェイズ、ヴァージン・アトランティック航空、デルタ航空が就航しており、片道250〜550ドルの料金帯で競合しています。アラスカ航空の参入により、利用者にとってより多くの選択肢と競争力のある価格が期待できそうです。
オーロラをモチーフにした革新的な新デザインを披露
アラスカ航空は国際線拡充と合わせて、787-9ドリームライナー専用の新しい機体デザイン(リバリー)を発表。この新デザインは北極光(オーロラ)からインスピレーションを受けており、深い青と鮮やかな緑を基調としたカラーパレットが特徴的です。
アラスカの伝統を継承しつつグローバル化を表現
新リバリーには1970〜80年代のクラシックな塗装への現代的な敬意として、胴体に水平ストライプが配置。同社は「新しい787の外観は、美しさ、優雅さ、そして我々の遺産への敬意とともに、アラスカのグローバル航空会社への移行を体現しています」と説明しています。
なお、小型機に描かれているアラスカ先住民の顔「チェスター」や、ハワイアン航空の機体に描かれている「プアラニ」は変更されず、各ブランドの遺産として継続されます。
2030年まで12路線の大陸間路線開設を計画

今回発表されたロンドン便は、アラスカ航空がシアトルから2030年までに開設予定の12大陸間路線のうち4番目となります。同社はすでに東京便(2025年5月開始)、ソウル便(2025年9月開始予定)、ローマ便(2026年5月開始予定)を発表しており、着実に国際線ネットワークを拡大しています。
シアトルをグローバルハブ化する戦略
アラスカ航空のアンドリュー・ハリソン最高商務責任者は「これは単に遠い都市への便を追加することではありません。ウェストコーストや国境を越えてブランドを拡張し、グローバルでプレミアムな航空会社に進化するというアラスカの使命の中核です」と語っています。
シアトル・タコマ国際空港は現在30航空会社により36の国際目的地への58路線を運航していますが、アラスカ航空の新路線追加により2026年には60路線を超える見込みとなります。
日本からロンドンへの新しいルートが誕生
アラスカ航空の新路線開設により、2026年春から日本発ロンドン行きの旅行において新たな選択肢が生まれます。既存の東京〜シアトル便(2025年5月開始)と新設のシアトル〜ロンドン便を組み合わせることで、乗り継ぎ1回でロンドンへアクセスできるルートが確立されることになります。
日本〜ロンドン間の旅行時間と接続便詳細
- 羽田(HND)→シアトル(SEA):約9時間(アラスカ航空737-9 MAX使用)
- シアトル乗り継ぎ時間:最短2〜3時間(国際線ターミナル内)
- シアトル(SEA)→ロンドン・ヒースロー(LHR):約9時間30分(787-9ドリームライナー使用)
- 総旅行時間:約21〜22時間(乗り継ぎ時間込み)
oneworld加盟航空会社としてのロンドン旅行メリット
アラスカ航空は2021年にグローバル航空連合oneworld正式メンバーとして加盟しており、ロンドン旅行を計画する日本人旅行者にとって数多くのメリットがあります。JALもoneworld加盟社であるため、マイレージの相互利用が可能で、アラスカ航空利用分もJALマイレージバンクで加算・特典交換ができます。
また、JALのステータス会員(サファイア、エメラルド)であれば、アラスカ航空でも優先チェックイン、優先搭乗、ラウンジ利用などの特典を受けることができ、ロンドン旅行がより快適になります。
アラスカ航空でロンドンへ行くメリットと注意点
アラスカ航空の日本〜ロンドンルートを利用する最大のメリットは、ひとつの航空会社で一貫したサービスを受けられることです。oneworld加盟航空会社として、手荷物の通し預けが可能となり、乗り継ぎ時の手続きも簡素化。また、シアトルでの乗り継ぎ時間中には同空港の充実した施設やシアトルの魅力も楽しめます。
一方で注意点として、直行便と比較すると総旅行時間が長くなること、天候や機材トラブルによる乗り継ぎリスクがあることが挙げられます。しかし、JALやANAの直行便と比較して運賃面でのメリットが期待され、特に西海岸経由でロンドン旅行を楽しみたい旅行者には魅力的な選択肢となりそうです。
ロンドン直行便との比較
現在、日本〜ロンドン間はブリティッシュ・エアウェイズ(BA)と日本航空(JAL)、全日空(ANA)が羽田〜ヒースロー間で毎日運航の直行便を提供しています。フライト時間は約14〜15時間となっています。
アラスカ航空の乗り継ぎルートは直行便より時間はかかるものの、シアトルでの短時間滞在を楽しめる「ストップオーバー」として活用したり、米国内他都市とロンドンを組み合わせた周遊旅行にしたりする柔軟性が魅力となります。
ロンドン旅行の新時代到来、多様化する航空会社選択肢
アラスカ航空の今回の発表は、ロンドン旅行を計画する日本人にとって選択肢が大きく広がる重要な転機となりそうです。オーロラをモチーフにした美しい新デザインの787ドリームライナーと共に、2026年春からシアトル〜ロンドン便が就航することで、日本とイギリスの結びつきがより強化されることが期待されます。
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