ゴリラズが9作目『ザ・マウンテン』を2026年3月20日発売!スパークス参加の先行配信も開始

ゴリラズ

ヴァーチャルバンド、ゴリラズが9作目のスタジオ・アルバム『ザ・マウンテン』を2026年3月20日(金)に自身の新レーベルKONGからリリースすることを発表しました。同時にスパークスをフィーチャーした先行楽曲「ザ・ハッピー・ディクテイター」の配信も開始されています。



9作目スタジオ・アルバム『ザ・マウンテン』の全容

 

『ザ・マウンテン』

 

『ザ・マウンテン』は、デーモン・アルバーンとジェイミー・ヒューレットが手がけるゴリラズにとって通算9作目のスタジオアルバムとなります。全15曲で構成される本作は、楽器やサウンドによって織り成される広大な音の景観に、声やメロディ、そして中毒性のあるビートが豊かに重ね合わされた作品として制作されています。

アルバムの制作は世界各地で行われ、ロンドンとデヴォンのStudio 13を拠点に、インドのムンバイ、デリー、ラージャスターン、ヴァラナシ、さらにトルクメニスタンのアシガバート、シリアのダマスカス、アメリカのロサンゼルス、マイアミ、ニューヨークなどでレコーディングが行われました。楽曲にはアラビア語、英語、ヒンディー語、スペイン語、ヨルバ語の5つの言語が使用されており、真にグローバルな音楽作品として完成しています。

ゴリラズ
『ザ・マウンテン』

レーベル:
Kong
発売日:
2026.3.20 on Sale

TRACK LIST

1.
ザ・マウンテン(feat. デニス・ホッパー、アジャイ・プラサンナ、アヌーシュカ・シャンカール、アマーン・アリ・バンガシュ、アヤーン・アリ・バンガシュ)
2.
ザ・ムーン・ケイブ(feat. アーシャ・プスリ、ボビー・ウーマック、デイヴ・ジョリクール、ジェイレン・ンゴンダ、ブラック・ソート)
3.
ザ・ハッピー・ディクテイター(feat. スパークス)
4.
ザ・ハーデスト・シング(feat. トニー・アレン)
5.
オレンジ・カウンティ(feat. ビザラップ、カラ・ジャクソン、アヌーシュカ・シャンカール)
6.
ザ・ゴッド・オブ・ライング(feat. アイドルズ)
7.
ザ・エンプティ・ドリーム・マシーン(feat. ブラック・ソート、ジョニー・マー、アヌーシュカ・シャンカール)
8.
ザ・マニフェスト(feat. トゥルエノ、プルーフ)
9.
ザ・プラスティック・グル(feat. ジョニー・マー、アヌーシュカ・シャンカール)
10.
デリリウム(feat. マーク・E・スミス)
11.
ダマスカス(feat. オマール・スレイマン、ヤシーン・ベイ)
12.
ザ・シャドウィ・ライト(feat. アーシャ・ボスレ、グラフ・リース、アジャイ・プラサンナ、アマーン・アリ・バンガシュ、アヤーン・アリ・バンガシュ)
13.
カサブランカ(feat. ポール・シムノン、ジョニー・マー)
14.
ザ・スウィート・プリンス(feat. アジャイ・プラサンナ、ジョニー・マー、アヌーシュカ・シャンカール)
15.
ザ・サッド・ゴッド(feat. ブラック・ソート、アジャイ・プラサンナ、アヌーシュカ・シャンカール)

プロデュースはゴリラズ自身に加え、ジェイムス・フォード、サミュエル・エグルトン、レミ・カバカ・ジュニアが手がけています。


スパークスとの共演曲「ザ・ハッピー・ディクテイター」が先行配信

アルバムからの先行楽曲として、アメリカの兄弟デュオ、スパークスをフィーチャーした「ザ・ハッピー・ディクテイター」が9月11日(木)より配信開始。50年以上のキャリアを持つスパークスとゴリラズの共演は、音楽ファンにとって注目のコラボレーションとなっています。

楽曲にはオフィシャル・ヴィジュアライザーも制作され、YouTubeで公開中。ゴリラズの特徴的なアニメーション映像とスパークスの独創的な音楽性が融合した作品として話題を呼んでいます。

スパークスとは

スパークス(Sparks)は、ロン・メイルとラッセル・メイル兄弟によるアメリカのポップ・ロック・デュオで、1967年の結成以来、半世紀以上にわたって活動を続けている伝説的なアーティスト。彼らは完全に唯一無二の存在として知られ、近年その再評価が高まっている究極のカルト・バンドとして位置づけられています。


世界的アーティストとの豪華コラボレーション

『ザ・マウンテン』には、ゴリラズのコラボレーション精神の核心を体現する豪華なアーティスト陣が参加。現在も活動中のアーティストとしては、アジャイ・プラサンナ、アマーン&アヤーン・アリ・バンガシュ、アヌーシュカ・シャンカール、アーシャ・ボスレ、アーシャ・プスリ、ビザラップ、ブラック・ソート、グラフ・リース、アイドルズ、ジェイレン・ンゴンダ、ジョニー・マー、カラ・ジャクソン、オマール・スレイマン、ポール・シムノン、トゥルエノ、ヤシーン・ベイらが名を連ねています。

故人アーティストの声も収録

特筆すべきは、すでにこの世を去った友人やコラボレーターの声も収録されていることです。ボビー・ウーマック、トゥルーゴイことデイヴ・ジョリクール、デニス・ホッパー、マーク・E・スミス、プルーフ、トニー・アレンといった伝説的アーティストたちの声が、新作に永遠の命を与えています。

これらの故人アーティストの参加により、『ザ・マウンテン』は単なる新作アルバムを超えて、この世界とその先にあるものとの境界で繰り広げられるパーティーのためのプレイリストとしての意味を持つ作品となっています。


新レーベルKONGからの記念すべき第1弾リリース

『ザ・マウンテン』は、ゴリラズが新たに設立した自身のレーベル「KONG」からの初のリリースとなることも大きな注目点です。これまで様々なレーベルからアルバムをリリースしてきたゴリラズにとって、完全な創作の自由を手に入れる重要な節目となりそうです。

アルバムフォーマット

『ザ・マウンテン』は以下の多様なフォーマットで発売される予定:

  • デジタル・ダウンロード
  • スタンダードCD
  • デラックス2CD(ミステリー・ショウ ライヴ音源収録)
  • スタンダード・ヴァイナル
  • ハードバック・ブック・ヴァイナル・エディション
  • 限定コレクターズボックス(アートプリント同梱)


ゴリラズが描く音楽的冒険の新章

ゴリラズのドラマー、ラッセル・ホブスは今回の新作について「我々は宇宙の塵として永遠に存在し続ける。それは途方もなく長い時間だ。この作品は光に満ちた音楽的瞑想だ。魂の旅路、ビートとともに…」とコメント。

このコメントが示すように、『ザ・マウンテン』は人生という旅路と存在することのスリルを探求する作品として位置づけられています。アルバムタイトルの「マウンテン(山)」は、人生の山道を進む旅路を象徴しており、音楽を通じて精神的な探求を行うコンセプト・アルバムとしての側面も持っています。

Kong Studiosの復活

今回の発表に合わせて、ファンにとって懐かしいKong Studiosも復活。Kong Studiosは2000年代初頭からゴリラズの本拠地として使用されていたヴァーチャル空間で、ファンがバンドの居住空間やレコーディングスタジオを探索できる画期的な体験を提供していました。

2008年にマードックによって焼き払われてしまった後、長らく休止状態だったKong Studiosが、新たに塗装が施され、ゲーミフィケーションされたオンライン・ファン体験として再び登場しています。


9作目で示すゴリラズの創作活動継続への意志

2001年のデビュー作から24年を経て発表される『ザ・マウンテン』は、ゴリラズが音楽界で独自の地位を確立し続けていることを証明する作品となっている。これまでの8枚のアルバム『ゴリラズ』(2001年)、『デーモン・デイズ』(2005年)、『プラスティック・ビーチ』(2010年)、『ザ・フォール』(2011年)、『ヒューマンズ』(2017年)、『ザ・ナウ・ナウ』(2018年)、『ソング・マシーン:シーズン・ワン – ストレンジ・タイムズ』(2020年)、『クラッカー・アイランド』(2023年)を通じて、ヴァーチャルバンドという概念を音楽界に定着させてきました。

2026年春には、英国とアイルランドでのアリーナツアー「ザ・マウンテン・ツアー」も開催予定で、3月21日(土)のマンチェスター公演を皮切りに、各地のアリーナを巡回。6月20日(土)にはロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムでの単独公演も決定しており、スパークスとトゥルエノがサポート出演する予定です。

25年経った今でも、アルバーンとヒューレットは依然として群を抜いた存在として、音楽界での革新的な活動を続けています。『ザ・マウンテン』は、彼らの創作意欲と実験精神が衰えることなく、むしろさらなる高みを目指していることを示す重要な作品となることでしょう。

 

Link

https://gorillaz.ffm.to/thehappydictator

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