リーガロイヤルホテル大阪「リーチバー」が開業60周年記念ウイスキーを10月8日から限定販売

Glenfarclas The Family Casks (グレンファークラス ザ ファミリー カスク)2004

リーガロイヤルホテル大阪ヴィニェット コレクション(大阪市北区中之島)のリーチバーは、2025年10月11日(土)の開業60周年を記念し、リーチバー開業60周年記念ウイスキーを10月8日(水)から数量限定で販売中。記念ボトルにはスコットランド・スペイサイドの名門蒸留所グレンファークラスが手がけるシングルカスク「グレンファークラス ザ ファミリー カスク2004」を採用し、60周年限定ラベルを施した特別仕様で提供されます。




グレンファークラス ファミリーカスク2004を採用

記念ウイスキーに選ばれたのは、スコットランド・スペイサイド地方の歴史ある蒸留所グレンファークラスが手がける「グレンファークラス ザ ファミリー カスク2004」です。グレンファークラスは1836年創業の蒸留所で、1865年以降グラント家が6世代にわたり家族経営を続けており、シェリー樽熟成の先駆者として世界的に評価されています。ファミリーカスクシリーズは、約10万樽のストックから選び抜かれたヴィンテージごとの原酒を単一樽でボトリングした限定コレクションで、ウイスキー愛好家から高い支持を得ています。

今回のボトルには、リーチバーのロゴを配した60周年記念ラベルが施されており、バーの開業から60年の歴史を記念する限定デザインとして仕上げられています。味わいはトフィーキャラメルやナッツチョコレートバーの香りから始まり、濃厚な糖蜜のような色合いと、ハーブティーやビターチョコレート、海塩の余韻が特徴です。



バーナード・リーチが構想した民藝空間

リーチバー

リーチバーは、イギリス人陶芸家バーナード・リーチ(Bernard Howell Leach、1887年1月5日~1979年5月6日)の思想をもとに設計された静寂な空間です。バーナード・リーチは日本の白樺派や民芸運動と深い関わりを持ち、柳宗悦の日本民藝館設立に協力した陶芸家として知られています。1965年10月11日の大阪ロイヤルホテル開業時にオープンしたリーチバーは、当時の社長であり民藝運動を黎明期から支えたコレクター山本爲三郎が、親交の深かったバーナード・リーチの着想をもとに吉田五十八氏の意匠設計で誕生させました。

店内はイギリスのコテージ風のインテリアで、ウィンザー調の家具や味のあるレンガ、太い籐蓆を組み上げた壁など素朴さを感じさせるデザインが特徴です。BGMのない店内には、濱田庄司、河井寛次郎、芹沢銈介、棟方志功といった日本民芸を代表する陶芸作品や工芸品がさりげなく飾られ、日英の民藝が調和した空間を今も保ち続けています。



販売概要と店舗情報

リーチバー開業60周年記念ウイスキーは、グラス1杯7,590円で提供されます。販売期間は10月8日(水)からで、なくなり次第販売終了。営業時間は月曜から金曜が16時から24時(ラストオーダー23時30分)、土日祝日が14時から24時(ラストオーダー23時30分)で、定休日は毎週火曜日(祝日を除く)です。



60年の歴史を刻む大阪の名門バー

リーチバーは1965年の開業以来、変わらぬ空間を維持し続け、大阪の歴史を物語るバーとして時を超えて訪れる人々を迎えてきました。大阪市は「バーとアートのコラボ空間」として同店を評価しており、ホテルの建て替えが予定されている中でも未来に引き継ぎたい空間として位置づけられています。リーガロイヤルホテル大阪は2025年にIHG(インターコンチネンタル ホテルズ グループ)傘下入りを機に総額135億円をかけてリニューアル中ですが、リーチバーの歴史的価値は変わることなく守られる見込みです。

今回の60周年記念ウイスキーは、節目の年にしか味わえない特別な一杯として、重厚でありながら品格を感じさせる味わいを円熟の風情に満ちたリーチバーで堪能できる機会となっています。スコットランドの名門蒸留所が手がけるシングルカスクと、バーナード・リーチが生み出した日英融合の民藝空間が織りなす体験は、大阪のホテル文化史における重要な一ページを象徴する記念として位置づけられます。

 

Link

https://www.rihga.co.jp/osaka/restaurant/list/leachbar/recommend#60th

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