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「くまのパディントン™展」が4月より群馬県立近代美術館で開催
生誕60周年を記念して全国を巡回している「くまのパディントン™展」が、4月20日(土)より群馬県立近代美術館で開催されます。
イギリスを代表する児童文学「パディントン」シリーズは、1958年、作家マイケル・ボンドによって誕生しました。その後、40以上の言語に翻訳・出版されるとともに、絵本・アニメ・映画やぬいぐるみなど幅広い分野で展開され、世界中で愛され続けています。主人公は南米ペルーからひとりでイギリスにやってきた子グマ。ロンドンのパディントン駅でブラウン夫妻に出会ったことから、パディントンと名付けられ家族として迎えられます。ダッフルコートに帽子をかぶったお茶目で紳士なこの子グマが、様々な騒動を巻き起こしながら街の人気者になっていく物語です。本展では児童書シリーズの挿絵でおなじみのペギー・フォートナムをはじめ、各作家による絵本や漫画の原画、世界中で出版された書籍、さらには生みの親であるボンドの仕事道具や貴重なインタビュー映像などを通して、パディントンの世界を紹介していきます。
■本展の見どころ
・ペギー・フォートナムが描いた、児童文学「パディントン」シリーズ(全10巻)の挿絵から貴重な原画2点と複製画を一挙公開
・フレッド・バンベリー、デイビッド・マッキー、R.W.アリー、ジョン・ロバンらが描く絵本原画やアイバー・ウッドによる4コマ漫画や商品アイデア画など、各作家が多彩なタッチで描いたパディントンが一堂に。
・2017年6月に逝去した作者マイケル・ボンドに取材した映像(2016年12月撮影)を公開。
・ファン必見! 未邦訳(2018年12月現在)の最新刊『Love from Paddington』より、本展監修者の松岡享子氏が2エピソードを新たに翻訳し、図録に収録。
■展示構成
第1章 パディントンの物語
ペギー・フォートナム画 『パディントン、テストをうける』の挿絵原画、1979年 Illustrated by Peggy Fortnum © Paddington and Company Ltd 2019
第1章では、ペギー・フォートナムが描いた挿絵原画と複製画によって、パディントンやブラウン一家、物語に登場するイギリスの生活文化やロンドンの名所などを紹介します。
第2章 パディントン誕生秘話
作家 マイケル・ボンド © P&Co. Ltd. 2019
作家マイケル・ボンドが語るパディントン誕生秘話の映像や、仕事道具、手紙類など貴重な私物を展示します。パディントン執筆のために欠かせなかったという年季の入ったオックスフォード辞書など、制作背景がうかがえる資料をご覧ください。
第3章 世界のパディントン
フレッド・バンベリー画 絵本『パディントンのかいもの』の原画、1973年 Illustrated by Fred Banbery © Estate of Fred Banbery/HarperCollins 2019
児童文学「パディントン」シリーズは1958年の出版以降、瞬く間に人気小説となり、次々と新しい話が誕生しました。そして、1972年からは子ども向けの絵本も出版されました。最初の絵本を担当したのはフレッド・バンベリーで、その後時代とともにさまざまなアーティストによって新たなパディントンが生み出されました。第3章では、バンベリーをはじめ、デイビッド・マッキー、R.W.アリー、ジョン・ロバンによる原画と、世界中で出版された書籍の数々、そして日本とパディントンの深いつながりを紹介します。
第4章 パディントン大活躍
クラシック・パディントン ガブリエル・デザインズ社製(イギリス) 1980年 © P&Co.Ltd. 2019
アイバー・ウッドは絵本や商品デザインだけでなく、パディントンの4コマ漫画も手がけていました。本章ではイギリスの新聞「ロンドン・イブニング・ニュース」に掲載されたチャーミングな漫画の原画と、アニメーション映像やパペットアニメの小道具、各国で製作されたぬいぐるみや雑貨を展示し、さまざまなパディントンの表情を探ります。
第5章 おわりに
2017年6月に逝去したマイケル・ボンドのインタビュー映像(2016年12月撮影)で、改めてパディントンの世界を振り返ります。作者のメッセージに込められた思いとは…?
■Exhibition info
くまのパディントン™展
会期 : 4月20日(土)~6月23日(日)
休館日 : 毎週月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館)、5月7日
会場 : 群馬県立近代美術館 展示室1
開館時間 : 9時30分~17時(入館は16時30分まで)
観覧料 : 一般820(650)円、大高生 410(320)円
※( )内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳などをお持ちの方とその介護者1名は無料
■Link
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