英国ライブハウス801軒の危機:53.8%が赤字も、1ポンド革命に希望の光

Actor singing in the Divine Proportions show at The Vaults, Waterloo, London

英国の小規模ライブハウスが深刻な危機に直面しています。Music Venue Trustが2026年1月に発表した2025年次報告書によると、英国には801軒の小規模ライブハウス(GMV)が存在し、年間約2,168万人が訪れていますが、53.8%の会場が利益を出せず、雇用者数は前年比19.8%減と厳しい現実が明らかになりました。一方で、コールドプレイやサム・フェンダーらトップアーティストが支持する「グラスルーツ・レヴィ」(アリーナ公演チケット1枚につき1ポンドを小規模ライブハウスに還元する仕組み)が政府の文化産業政策に正式採用され、新たな希望の光が見えています。




ザ・ビートルズからコールドプレイまで:小規模会場が育てた英国音楽の歴史

ザ・ビートルズがリヴァプールのキャヴァーン・クラブで初めてステージに立ち、コールドプレイがロンドンの小さなクラブで腕を磨き、サム・フェンダーがニューカッスルの地元会場で観客を魅了しました。英国音楽の輝かしい歴史は、すべて小さなライブハウスから始まっています。

これらの「小規模ライブ会場(Grassroots Music Venues、GMV)」は、単なるコンサート会場ではありません。アーティスト、プロモーター、照明技師、音響エンジニアがスキルを磨く「研究開発(R&D)」の場として、英国音楽産業の基盤を支えています。

 

Music Venue Trust(MVT)のCEOマーク・デイヴィッドは、2025年の年次報告書でこの現実を率直に語ります。「小規模会場でのライブ音楽事業は、正直に言って利益を出すことはほぼ不可能です。しかし興味深いのは、ここで育ったアーティストが大成功を収めたときに、最終的に国にもたらす経済的価値です。だからこそ、小規模ライブ会場を研究開発活動として位置づけ、政府にも文化インフラとして尊重してもらう必要があるのです」。

MVTは2014年の設立以来、これらの文化的インフラを保護する活動を続けています。2025年の年次報告書は、この重要なエコシステムが直面する深刻な危機と、それを乗り越えるための革新的な取り組みを明らかにしています。

危機の実態:半数以上が赤字、平均利益率わずか2.5%

2025年時点で英国には801軒のGMVが存在しており、2024年の810軒からわずか9軒(1.2%)減少しています。減少率は2018年以降で最も低く、過去数年間の急激な減少からは安定化の兆しが見えています。

しかし経営状況は依然として厳しく、平均利益率はわずか2.5%に留まっています。さらに深刻なのは、53.8%の会場が利益を出せていないという現実です。MVTの年次報告書では、マーク・デイヴィッドCEOが「帳簿上は利益が出ているように見えても、実態は違います。多くの会場は、経営者自身が無給で働くことで、かろうじて“黒字”を保っているのです」と指摘しています。実際、全GMVディレクターの約3分の1が自身に給料を払っておらず、そのうち約17%が本業と別の仕事で生計を立てながら会場運営を支えています。

それでも年間約2,168万人の観客が訪れ、経済価値は約6億ポンド(約1,273億円)を超えており、文化としての底力を示しています。年間イベント数は17万4,552回に達し、前年比7.7%増加しました。

ライブ公演事業は構造的赤字

 

興味深いのは、ライブ公演事業単体では構造的な赤字が続いている点です。セクター全体でライブ公演からの収入は約1億8,000万ポンド(約382億円)に対し、支出は約2億6,000万ポンド(約551億円)で、総額約7,700万ポンド(約163億億円)の「ライブ公演への補助金」が発生しています。1会場あたり平均約9万6,000ポンド(約2,036万円)の損失を、バーや物販などの収入で補っている構造です。

平均的な会場の収容人数は316人で、チケット平均価格は約11.56ポンド(約2,452円)、座席稼働率は39.2%に留まっています。

会場規模の内訳

 

収容人数 会場数 割合
100名未満 162軒 20.2%
101〜200名 246軒 30.7%
201〜300名 135軒 16.9%
301〜500名 122軒 15.2%
501〜1,000名 92軒 11.5%
1,001〜2,000名 32軒 4.0%
2,001名以上 12軒 1.5%

この分布から、英国の小規模ライブ会場の大半が200名以下の小規模であることが分かります。100〜200名規模の会場が最も多く、全体の約30%を占めています。

2024年vs2025年:主要指標の変化

 

指標 2024年 2025年 変化率
GMV総数 810軒 801軒 -1.2%
雇用者数 30,865人 24,742人 -19.8%
年間観客数 約1,900万人 約2,168万人 +13.0%
年間イベント数 162,083回 174,552回 +7.7%
非営利団体の割合 33.0% 38.1% +15.4%
  • GMV総数:801軒(2024年から1.2%減少)
  • 年間観客数:約2,168万人
  • 年間イベント数:17万4,552回
  • 経済価値:約6億ポンド(約1,273億円)
  • 平均利益率:2.5%
  • 利益を出せていない会場の割合:53.8%
  • チケット平均価格:11.56ポンド(2,452円)
  • 会場平均収容人数:316人
  • 座席稼働率:39.2%



2025年の大きな試練:税負担増と雇用削減、そして30軒の閉鎖

Piano at Matt and Phreds Jazz Club, Manchester, England

Photo: VisitBritain

2025年、MVTは205件の緊急対応ケースを処理しました。これは全Music Venues Alliance会員823軒の24.9%にあたり、約4分の1の会場が閉鎖の危機に直面したことを意味しています。緊急対応の内訳は、41%が財政的困難、17%がPRS for Musicの請求問題、14%が計画申請に関するものでした。

2025年には30軒のライブハウスが永久閉鎖に追い込まれました。リヴァプールのナイトスポット「Zanzibar」、レスターの「The Shed」(カサビアンを輩出し、同市のパンク・メタルシーンを育てた会場)など、地域の音楽文化を支えてきた重要な拠点が姿を消しました。閉鎖の主な理由は、51%が財政難、23%が所有権の変更、14%が立ち退き・再開発でした。

雇用者国民保険の引き上げが直撃

 

最大の打撃は、雇用者国民保険(NI)の引き上げでした。MVTの年次報告書によると、この政策により、2024年の雇用レベルを維持していれば約1,500万ポンド(約32億円)の追加課税が発生するところでしたが、会場側はコストを吸収できず、雇用を約19.8%削減するという苦渋の決断を迫られました。総雇用者数は30,865人から24,742人へと減少し、約6,000人の雇用が失われ、MVTがデータ収集を開始して以来最大の雇用減少となりました。

平均的なGMVの雇用者数は、2024年の17.5人(常勤換算8人)から2025年は15.5人(常勤換算7.72人)に減少。有給の契約スタッフも1会場あたり平均20.7人から7.6人へと大幅に削減されました。

イングランドではビジネス・レート(営業用不動産税)の減免措置が75%から40%に削減され、ウェールズとスコットランドでも同様の削減が実施されました。税負担の増加により、セクター全体で約700万ポンド(約15億円)の追加コストが発生しました。

ツアー網の深刻な縮小

 

さらに深刻なのは、ツアー網の縮小です。MVTの年次報告書による分析によると、GMVの59%にあたる475会場が、もはや大手プロモーターのツアーから除外されています。かつて全国をつなぐネットワークだった英国のツアー網は、ロンドン、マンチェスター、バーミンガム、ブリストル、グラスゴー、リーズ、リヴァプール、シェフィールドなど一部の大都市に集中しています。

レスター、ハル、ポーツマス、プリマス、ストーク、ニューポート、そしてウェールズ、スコットランド、南西部の広大な地域が、かつては定期的に訪れていた全国ツアーのルートから外れるようになっています。。人口10万人を超える都市で定期的なツアーを受けられなくなった場所も多く、175の都市(人口約3,500万人)がツアー網から除外され、定期的なライブ公演にアクセスできなくなっています。一方、定期的なツアーが訪れる都市は221に限られ、その人口は約4,300万人(英国人口の29.8%)に過ぎません。



生き残りをかけた多角化:バー営業は34.2%から65.5%へ急増

Traditional folk band playing at the Hootananny Pub, Inverness, Highlands, Scotland.

Photo: VisitBritain/Andrew Pickett

2025年、小規模ライブ会場は生き残りをかけて大きく変化しました。ライブ音楽以外の時間帯にバーやレストランとして営業する会場の割合は、2024年の34.2%から2025年には65.5%へと急増しました。

ベルファストのBlack Boxのディレクター、キャサリン・マクシェーンは年次報告書のインタビューで「生活費危機が大きな影響を与えています。アリーナ公演のチケット価格が高騰し、多くの音楽ファンの“年間のエンタメ予算”を使い果たしてしまうため、25ポンド(約5,300円)のチケットを売ることがますます難しくなっています」と語ります。240人収容のBlack Boxは、グリフ・リース、キング・クレオソート、スローイング・ミュージズらのインディ・アイコンのショーや、米国のフォーク歌手ペギー・シーガーの最後のライブを開催しましたが、昼間の時間帯を企業イベント、ワークショップ、読書会、コミュニティグループに貸し出すことで収入を補っています。

コミュニティプロジェクト、教育活動、文化・社会プログラム、チャリティやエコ活動、さらにはコミュニティキッチンなど、建物の使用用途が大幅に拡大しています。コメディ、演劇、ダンス、映画などの他ジャンルのイベントもプログラムの33.5%を占めるようになり、53.2%の会場が有料または無料のコメディイベントを提供しています。

この多角化は、ライブ音楽単体では構造的に赤字が続く中で、会場が地域の文化拠点として生き残るための戦略的な選択です。単なる音楽会場から、コミュニティの多目的文化スペースへと進化することで、より持続可能な経営モデルを模索しています。



コミュニティ所有モデルの台頭:38.1%が非営利組織へ移行

2025年の最も顕著なトレンドのひとつは、非営利組織への移行の加速です。GMVの38.1%が非営利団体として登録されており、2024年の33%から15.4%増加しました。中でも最も人気のある形態は、コミュニティ利益会社(CIC)や保証有限会社(CLG)で、セクターの23.7%を占めており、前年比30.2%の増加を記録しました。

この変化は単なる法的地位の変更ではなく、投機的な商業圧力から会場を保護し、コミュニティに恒久的に根付かせるための文化的運動です。年次報告書によると、非営利構造を採用した会場は、助成金へのアクセス改善、借入コストの低減、地方自治体とのより強固な関係を報告しています。

ケーススタディ:Boom(リーズ)の再生

 

リーズのBoomは、ハードコア、パンク、メタル・シーンの重要拠点でしたが、建物の再開発により2025年3月に立ち退きを迫られました。運営者クリス・フリンはMVTの緊急対応サービス(ERS)に助けを求め、新しい場所を見つけました。MVTの非営利コンサルタントはCIC構造への移行を助言し、賃貸専門家が長期的に安定したリースの確保を支援しました。現在、会場はCanalside Community Music Space CICとして営業しており、ウェスト・ヨークシャーのヘビーミュージック・コミュニティに安全な未来を提供しています。

「立ち退きはBoomの終わりのように感じられました。Music Venue Trustのサポートがなければ、Boomは完全に終わっていました。今、私たちは新しいスタートを切ることができています」とクリス・フリンは年次報告書で語っています。

MVTが創設したコミュニティ利益団体「Music Venue Properties(MVP)」は、2025年にもポートフォリオを拡大し、追加の会場に長期的な文化リースを確保しました。これは、小規模ライブ会場のエコシステムにおいて安定した所有権がどのようなものかを示す雛形となっています。

コールドプレイも支持する「グラスルーツ・レヴィ」:1ポンドが生む革命

 

A group of friends enjoying a night out at a bar with live band at PINS Social Club, Liverpool.

VisitBritain/Zut Media

2018年、MVTは「パイプライン投資基金」という新しいアイデアを提案しました。成功した音楽産業が、人材を供給する小規模会場に再投資する仕組みです。このコンセプトが2025年、ついに政府の文化産業セクタープランに正式に採用されました。

グラスルーツ・レヴィは、収容人数5,000人以上のアリーナやスタジアムでのコンサートチケット1枚につき1ポンドを小規模会場に還元するという、シンプルかつ強力な仕組みです。この仕組みが完全実施されれば、年間最大2,500万ポンド(約49億円)の資金を調達できると試算されています。

トップアーティストたちの支持

 

2023年にエンター・シカリが自主的に採用した「シカリ・モデル」が実証例となり、2025年には多くのトップアーティストがこの動きに参加しました。年次報告書によると、コールドプレイは英国ツアー収益の10%をMVTに寄付し、サム・フェンダーはマーキュリー賞の賞金2万5,000ポンドをMVTに寄付しました。エド・シーラン、ゴリラズ、レディオヘッド、パルプ、ウルフ・アリス、マムフォード&サンズらも賦課金を支持しました。ロイヤル・アルバート・ホールやO2アリーナなどの大型会場も参加を表明しています。2025年にはアリーナ・スタジアムレベルのチケットの8.8%がこの仕組みを採用し、2026年にはさらに多くのアーティストが参加を表明しています。

音楽ファンの圧倒的支持

 

MVTが実施した「Music Fans’ Voice Survey」(8,000人以上の音楽ファンを対象)では、93%がこの1ポンド寄付の仕組みに賛成しています。さらに、92%のファンが小規模ライブ会場を英国文化にとって不可欠と考えており、85%が騒音に関する「エージェント・オブ・チェンジ」原則(後から来た住民が音楽会場に騒音苦情を申し立てられないようにする法律)の導入を支持しています。

政府の明確なコミットメント

 

2025年11月、イアン・マレー議員(文化・メディア・スポーツ省政務次官)は明確な目標を表明しました。「私の目標は、できるだけ多くのコンサートで自主的なレヴィが実施されることです。その進捗のマイルストーンとして、2025年12月31日までに、2026年のスタジアムおよびアリーナ公演の少なくとも50%のチケット販売でレヴィが採用されることを目指しています」。この政府の強いコミットメントは、小規模会場への支援が一時的な救済ではなく、恒久的な投資の仕組みとして位置づけられたことを意味しています。

MVTは年次報告書で、2025年に集まった資金はまだ配布されていないものの、この仕組みは2026年に「10年間の文化的後退を逆転させる大きな機会」になると報告しています。マーク・デイヴィッドCEOは「COVID以降のすべての年と比較して、これは確実な進歩です。援軍が視界に入ってきた感覚があります」と語っています。



アーティストだけでなく「裏方」も育てる場:照明技師やツアーマネージャーの証言

GMVはアーティストだけでなく、音楽業界の技術職・制作職にとっても不可欠な訓練の場です。年次報告書には、小規模会場でキャリアをスタートさせた専門家たちの証言が記録されています。

照明デザイナーのエド・ウォーレンは、2004年にハンプシャーのThe Joiners Armsで初めて照明の仕事をした夜のことを振り返ります。「照明をキャリアとして考えたことはなかったのですが、その瞬間、自分のやりたいことを見つけたと分かりました。照明装置はたった6つのフェーダーと壁のスイッチのストロボだけでしたが」。現在、彼はライブ、テレビ、コマーシャルなど幅広い分野で照明デザインを手がけています。

写真家のコリーン・カミングは15歳からライブ撮影を始め、ロンドンのBoston Music Rooms、The Unicorn、The Peel、The Fighting Cocksなどで腕を磨きました。現在、彼女は28歳でユーロビジョンの写真責任者となり、キヤノンの新キャンペーンの顔のひとりにもなっています。

ツアーマネージャーのメラニーは、19歳でマンチェスターのThe Roadhouseで働き始めました。「バイトのつもりで始めましたが、すぐに音楽仲間との強い絆を感じるようになりました。小さなライブハウスが私を育ててくれたんです」。現在、彼女は18年間のキャリアで、ビョーク、The xx、ヤン・ティルセン、ダヴズ、ジョン・グラント、スピリチュアライズド、スナーキー・パピーらのツアーマネージャーを務めています。

MVTの新たな支援策:200万ポンドで会場の未来を支える

2025年の年次報告書の発表に際し、MVTは会場支援チーム(Venue Support Team)と緊急困窮基金(Emergency Hardship Funds)を拡大すると発表しました。さらに、苦境に立つ会場と業界全体を支援するため、新たに開始したプログラム群を通じて200万ポンド(約4億円)の支援を約束しました。

この支援は「インフラの回復力、運営効率の改善、エネルギー効率、アーティストと観客の体験向上」を目的としており、具体的には以下の4つのプログラムが展開されています。

4つの支援プログラム

 

Venue MOT(会場MOT):運営効率向上のための包括的なアドバイスプログラム。会場の「健康診断」を行い、経営改善の具体的な指針を提供します。

Off The Grid(オフ・ザ・グリッド):ソーラーパワーの導入支援により、会場の電気代を削減するプログラム。エネルギーコストの高騰に対応し、持続可能な運営を実現します。

Stay The Night(ステイ・ザ・ナイト):会場の宿泊設備改善を支援するプログラム。ツアーバンドが滞在できる環境を整備することで、地方会場への誘致力を高めます。

Raise The Standard(レイズ・ザ・スタンダード):プロ仕様の音響・照明機材への助成金プログラム。設備投資により、会場のクオリティと集客力を向上させます。

これらのプログラムは、緊急支援だけでなく、会場の長期的な競争力と持続可能性を高めることを目指しています。単なる「救済」ではなく、会場が自立して成長できる基盤を築く戦略的な投資です。

日本の音楽ファンにできること:地方都市の小さなライブハウスを訪れる価値

英国音楽の多様性と革新性は、全国に広がる小規模会場のネットワークによって支えられています。エド・シーラン、ザ・ラスト・ディナー・パーティー、オリヴィア・ディーンら、現在のトップアーティストたちも、こうした小規模会場で腕を磨いてきました。

日本から英国を訪れる際は、ロンドンの大型会場だけでなく、地方都市の小さなライブハウスにもぜひ足を運んでみてください。グラスゴーのKing Tut’s Wah Wah Hut、カーディフのClwb Ifor Bach、マンチェスターのBand on the Wall、ロンドンのThe 100 Clubなど、次世代のスターを生み出す現場を体験できます。

ちなみに、日本でも同様の課題を抱えています。下北沢や渋谷の小規模ライブハウスが再開発の波にさらされ、新宿のLOFTや恵比寿リキッドルーム、渋谷WWWなど歴史ある会場が若手アーティストの登竜門として機能しています。英国のグラスルーツ・レヴィのような仕組みは、日本の音楽シーンにとっても示唆に富むモデルと言えるでしょう。

英国音楽の未来は、小さなステージから始まります。その舞台を守ることは、文化を守ることであり、次世代の才能に機会を与えることなのです。

Cover Photo: VisitBritain/Matador Network

 

Link

https://www.musicvenuetrust.com/

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