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レイフ・ファインズ主演映画『ザ・コーラル 希望を紡ぐ歌』5月15日公開、第一次世界大戦下の合唱団と希望の物語
レイフ・ファインズ主演の英国映画『ザ・コーラル 希望を紡ぐ歌』が、5月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開決定。第一次世界大戦下のヨークシャーを舞台に、存続の危機に立たされた合唱団が歌を通して希望を取り戻していく姿を描いたヒューマンドラマです。
第一次大戦下のヨークシャーで、歌声が希望を灯す
舞台は第一次世界大戦中のイングランド北部ヨークシャー。多くの団員を徴兵で失い、存続の危機に瀕した合唱団に、新たな指揮者として選ばれたのは、敵国ドイツで活動していた医師ヘンリー・ガスリーでした。
偏見と不信を抱えながらも、ガスリーは退役軍人、売春婦、敬虔なボランティア、徴兵を控えた少年たちといった寄せ集めの団員たちと向き合います。歌うことを通して少しずつ心がほぐれ、失われたつながりと希望が取り戻されていくなかで、やがて彼らは前代未聞のある挑戦へと踏み出します。しかし、再び徴兵通知が届き始め、ようやく芽生えた平穏は戦争の影に呑み込まれていきます。
物語の縦軸となる音楽には、バッハの「マタイ受難曲」やエルガーのオラトリオ「ゲロンティアスの夢」などの合唱曲が使われており、祈りを超えて生きる力を宿した歌声が、登場人物たちの内面の変化を支えます。1916年当時の衣装や街並みを丹念に再現した映像とあわせて、時代の重さと人間の温もりの両方をスクリーンから感じ取ることができます。
レイフ・ファインズが体現する、偏屈な医師の複雑な内面
主演のレイフ・ファインズは、近年『教皇選挙』や『ザ・メニュー』など話題作への出演が続く英国を代表する俳優のひとりです。本作では、厳格で偏屈な医師という複雑な役柄を、深い陰影とともに演じています。
共演にはロジャー・アラム、マーク・アディ、アラン・アームストロング、ロバート・エムズ、サイモン・ラッセル・ビールと英国の実力派俳優が集結しており、アンサンブルドラマとしての厚みをもたらしています。
英国アカデミー賞監督×劇作家アラン・ベネットのタッグ
監督は、英国アカデミー賞・トニー賞を受賞した舞台演出家のニコラス・ハイトナーです。映画ファンには、英国式ユーモアと鋭い社会批評で知られる『英国万歳!』の監督として親しまれています。
脚本を担当するのは、英国を代表する劇作家アラン・ベネット。ハイトナーとベネットのコンビは本作で4度目のタッグとなり、長年の信頼関係から生まれたセリフの密度と人物描写の繊細さは、本作の大きな見どころのひとつです。
演劇的な緊張感と映画的な広がりを併せ持つ演出は、戦時下という重いテーマを声と音楽の力で表現するこの物語と深く共鳴しています。英国の映画・演劇シーンに関心のある人にとっても見逃せない一作です。
作品概要
- 監督
- ニコラス・ハイトナー
- 脚本
- アラン・ベネット
- 出演
- レイフ・ファインズ、ロジャー・アラム、マーク・アディ、アラン・アームストロング、ロバート・エムズ、サイモン・ラッセル・ビール
- 作品情報
- 2024年 / イギリス・アメリカ映画 / 英語 / 原題:The Choral
- 公開日
- 5月15日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
- 配給
- ロングライド
©GERONTIUS PRODUCTIONS LIMITED 2025
英国北部の労働者階級を舞台に音楽集団の絆を描くヒューマンドラマは、1996年公開の『ブラス!』など、日本でも根強い支持を集めてきたジャンルです。戦争という過酷な状況下で人々がつながり合う姿は、現代の観客にとっても普遍的な響きを持っています。合唱が物語の核となる本作は、音楽映画としても英国映画としても、幅広い層に届く一作といえるでしょう。
Text by British Culture in Japan編集部
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