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現代の英国を生きる21人の移民に迫った『よい移民』刊行
『ハリー・ポッター』シリーズの著者、J・K・ローリングが推薦する『よい移民』の日本語版が発売に。
俳優のリズ・アーメッドら、70年代以降に英国で生まれた移民2世・3世の著名なクリエイター21人が、自己存在の意味や葛藤、社会の偏見などを繊細かつ巧みに表現し、大きな反響を呼んだ話題の書がついに日本語版で登場。著者はロンドン北西部ハロー生まれのニケシュ・シュクラ。デビュー小説『Coconut Unlimited』(2010年刊)は、イギリスの文学賞コスタ賞処女小説部門の候補作となり、以降の小説作品もイギリスの各種メディアで激賞されています。2014年に脚本執筆に携わった短編映画『Two Dosas』は数々の賞を獲得。本書の成功を受けて、有色人作家の作品を掲載する雑誌『The Good Journal』を創刊しました。2019年2月には本書のアメリカ版となる『The Good Immigrant: 26 Writers Reflect on America』を、シメーヌ・スレイマンと共同編集しました。子どもや若年層向けの図書出版にも力を入れ、人種差別の問題を扱った学習テキスト『どうして肌の色が問題になるの?』(2018年に創元社から邦訳刊行)をクレア・フーチャンと執筆しています。2016、17年と2年連続でイギリスの出版業界誌『ザ・ブックセラー』から同業界で影響力を持つ100人の1人に選出。2019年には『タイム』誌から「次世代のアーティティストをつくる12人のリーダー」のひとりに選出されました。
■Contents
執筆者略歴
ナマステ(ニケシュ・シュクラ)
黒人になるためのガイド(ヴァレイッゾ)
私の名前は私の名前(シメーヌ・スレイマン)
黄色(ヴェラ・チョック)
ケンドー・ナガサキと私(ダニエル・ヨーク・ロー)
機会の窓(ハイムシュ・パテル)
ニシュ・クマールは困惑するイスラム教徒か?(ニシュ・クマール)
テレビに映る黒人像と自分なりの「黒さ」(レニ・エド=ロッジ)
「よい」移民を越えて(ウェイ・ミン・カム)
「そんなのだめだよ! お話は白人についてじゃないと」(ダレン・チェティ)
帰郷の途について(キエラン・イェイツ)
国旗(ココ・カーン)
アフリカに切り込む──黒人向けの床屋と男の話(イヌア・エラムス)
どこから来たか、どこで着ているか──移民と英国ファッション(サブリナ・マフーズ)
空港とオーディション(リズ・アーメッド)
カースト主義の永続(サラ・サヒム)
シェード(サリーナ・ゴッデン)
テロリストの妻(ミス・L)
トークニズムについて我々が語るときに語ること(ビム・アドワンミ)
死は多頭の怪物(ヴィナイ・パテル)
感謝知らずの国(ムサ・オクウォンガ)
謝辞
訳者解題
■Link
https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=3986
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