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吹替キャスト4名が登壇した映画『ダウントン・アビー』試写会トークイベントをレポート
2020年1月10日(金)より公開される映画『ダウントン・アビー』の吹替版試写会トークイヴェントが行なわれ、吹替キャスト4名が登壇しました。
イヴェントには日本語吹替版声優の玉野井直樹(ロバート役)、一城みゆ希(バイオレット役)、甲斐田裕子(メアリー役)、三上 哲(トーマス役)が登壇。映画上映後すぐのトークということもあり、先ほどまで観ていたキャラクターたちの声色での一言挨拶のサービスに会場が沸いていました。
左から玉野井、一城、甲斐田、三上
映画の舞台はテレビシリーズ最終回から2年後の1927年。英国国王夫妻のダウントン・アビー訪問という一大事に、グランサム伯爵家の長女メアリーはかつての執事カーソンに応援をもとめ、共にパレードや豪勢な晩餐会の準備にあたる。ロイヤルファミリーを迎えるこの一大イベントとともに、ロマンス、スキャンダル、陰謀が絡まりあう中、歴史的な一日が始まり……。
玉野井は本作および本シリーズの魅力について「なんといっても映像の素晴らしさ。一度観始めたらもう観続けざるを得ない、魅入ってしまいます。それはすばらしい映像美だから。映画のオープニングでもダウントン邸へ向かう途中に屋敷が見えてきた時広がりに…すばらしい鳥肌が立ちました」と力説。一城は「この作品はみんなが主役。20名以上のキャラクターの一人ひとりがしっかりと描かれている。そして、やっぱり日本語吹替版声優が素晴らしかったですね」とニッコリ。それに三上は「テレビシリーズの際に若手声優だった人たちが、今ではほかの作品で主演を務めていたり、僕自身も鍛えられた現場でした」と懐かしそうに回想。甲斐田は「すべてが合わさった素晴らしい総合芸術。呼び鈴の効果音ひとつをとってもその曲、音を聴くとすべての記憶を呼び覚ましてくれる、素敵な作品です」と絶賛しいていました。
本シリーズのみどころ、それぞれが演じたキャラクターについて尋ねると、三上は「やはりあのお屋敷(の存在感)が主役かなと思う。もしも映画版の続編があるとしたら、またトーマスに何かがありそうですよね。彼はこれまでさんざん悪さをしているし……このままで終わるはずがないんじゃないかなと(笑)。でも素敵な奴なので大好きです」と本作の新たな展開に含みを持たせると、すかさず一城は「今日ここに来ている女性の観客のみなさんは全部あなたのファンなのよ!」とリップサービス。
ドラマシリーズ放送から約3年のブランクがあるが、今回の収録について本シリーズすべての演出を担当した伊達の指導にも触れながら、玉野井が「キャスト陣の声を一言聴くだけで当時に戻ることができる」と実感を込めると、一城は「この作品が私たちの中にいかに入っているというか、収録スタジオの中では私たちがダウントンなんです」と思いを明かす。三上も「(貴族の)上階と(使用人たちの)下階は別撮りでした。先の収録した皆の声を聴いただけで『これ! これ!』みたいな感じでした」と語れば、甲斐田は「6年間ずっと一緒にやってきた下地があるからこそのチームワークがあった」と絆を強調しました。
テレビシリーズと劇場版の違いについての話題になると三上は「テレビ版は狭いスタジオだったけれど今回はゆったりしたスタジオで収録ができた」と知られざる舞台裏を告白。それに一城は「テレビシリーズの時は3本のマイクでやっていて…。こんなゴージャスな作品を狭い中で収録するって……どうよ!?」とぶっちゃける一幕も。最後に一城は「自分たちは声で芝居をしているだけですが、なんといっても『ダウントン・アビー』に出演している方々のゴージャスな素晴らしさが一番の魅力。観客のみなさんには何度も観てほしい。私も日比谷の映画館で観たいと思います!」と劇場公開に向けてアピールしてイベントは終了しました。
■Film info
『ダウントン・アビー』
監督 : マイケル・エングラー
脚本 : ジュリアン・フェローズ
出演 : ヒュー・ボネヴィル、ジム・カーター、ミシェル・ドッカリ―、エリザベス・マクガヴァン、マギー・スミス、イメルダ・スタウントン、ペネロープ・ウィルトンほか
2019年 / イギリス・アメリカ映画 / 英語 / 原題 : Downton Abbey
配給 : 東宝東和
2020年1月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
© 2019 Focus Features LLC and Perfect Universe Investment Inc.
■Link
https://downtonabbey-movie.jp/
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