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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展の再開幕日が決定
新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、開幕を延期していた「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の開幕日が6月18日(木)に決まりました。
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ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、英国ロンドン中心部のトラファルガー広場に面した世界屈指の美術館です。王室の収集を母体とした多くのヨーロッパの美術館とは違い、1824年に国家制定法により設立された美術館であることに最大の特徴で、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ティツィアーノ、ルーベンス、ファン・ダイク、ベラスケス、ターナー、モネ、セザンヌ、ゴッホなど、13世紀から20世紀初頭までのヨーロッパ絵画の様々な画派を網羅した約2,300点の作品を所蔵。年間の来場者数は世界の美術館・博物館でもトップ5に入る500万人超を誇ります。
所蔵作品の多くを常設展示している同館は作品の貸出に極めて厳しいことで知られ、これまで館外で所蔵作品展が開催されることは一度もありませんでした。このたび、日本初公開となるゴッホの傑作『ひまわり』をはじめ傑作約60点を一挙日本で公開することは、同館史上初の試みであり、歴史的な開催となります。
ゴッホの代表作として世界中で愛されている傑作『ひまわり』。彼は1888年から89年にかけて、南フランスのアルルで花瓶に生けたひまわりの絵を7点描きました。ロンドンのヴァージョンはそのうちの4点目にあたり、共同生活を送る予定だった畏友ポール・ゴーガンの寝室を飾る目的で描かれたもの。ゴーガンの寝室には2点のひまわりが飾られましたが、彼はロンドンのヴァージョンを最も好んでいたとされています。ひまわりの花は、ゴッホの夢であった共同生活に対する忠誠を象徴していたとも考えられます。本ヴァージョンは、多様なトーンと筆致で描き分けられた黄色の美しい調和が際立つ作品で、東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館(東京)所蔵の『ひまわり』も本作品を元に制作されています。
まさに歴史的な展覧会ですが、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、3月の開幕が延期に。このたび首都圏を対象とした国の緊急事態宣言が解除されたことから、6月18日(木)から開幕することが決定。ただし、6月18日(木)~6月21日(日)は、「前売券・招待券限定入場期間」とし、前売券および招待券を持つ方と無料観覧対象の方のみが入場できます。なお、この4日間については入場券の販売はありません。日時指定入場券は6月23日(火)入場分から販売されます。詳細は「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」のオフィシャル・サイトを確認ください。
■Link
https://artexhibition.jp/london2020/
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