上野駅にロンドン地下鉄の駅名標「ラウンデルマーク」設置へ!100年の歴史が結ぶ記念モニュメント

銀座線上野駅にてロンドン市交通局から寄贈された駅名標の除幕式

東京メトロ銀座線上野駅にて6月18日(木)、ロンドン市交通局(Transport for London)から寄贈された現地デザインの駅名標の除幕式が開催されました。これは2027年12月に日本の地下鉄が開通100周年を迎えることを記念したものです。式典には来日中のサディク・カーン ロンドン市長らが出席しました。

上野駅に登場した「ラウンデルマーク」のデザインと特徴

銀座線上野駅にてロンドン市交通局から寄贈された駅名標の除幕式

東京の地下鉄開通100周年を記念し、ロンドン市交通局(Transport for London)から現地仕様の駅名標が寄贈されました。6月18日(木)に銀座線上野駅の2番ホーム(浅草方面行)で除幕式が行われ、来日中のサディク・カーン ロンドン市長と東京メトロの小坂彰洋社長が駅名標を披露しました。

今回寄贈された駅名標は、ロンドン地下鉄の象徴として世界中で広く認知されている「ラウンデルマーク(Roundel)」と呼ばれる意匠を採用しています。赤い輪に青い横一文字のバーを組み合わせた視認性の高いデザインで、中央の青いバー部分には、東洋初の地下鉄開業区間を称える「UENO(上野)」の文字が現地と同じフォントで美しく刻まれています。

海外の公共交通デザインが日本の地下鉄駅構内にそのまま導入される試みは非常に珍しく、鉄道ファンや英国カルチャー愛好家にとって新たな聖地となりそうです。この駅名標は、安全性と信頼の象徴としてロンドン市民に親しまれている本物のクオリティをそのまま東京の地へと伝えています。

100年の歴史が結ぶ東京メトロとロンドン地下鉄の深き縁

1927年12月30日(金)に東洋初の地下鉄として上野駅から浅草駅間が開通し、2027年12月30日(木)に100周年の大きな節目を迎えます。この日本の地下鉄の歴史は、東京地下鉄道の創設者である早川徳次が100年以上前に英国ロンドンを訪れ、その先進的な都市交通システムに深い感銘を受けたことから始まりました。ロンドン地下鉄は、まさに日本の地下鉄の原点ともいえる存在です。

100年前に始まったロンドンとの深いつながりは、現代においてさらに強固なパートナーシップへと発展しています。東京メトロは、住友商事などとともに出資設立した事業会社を通じて、2025年5月からロンドンの最新路線である「エリザベス・ライン(Elizabeth Line)」の運行事業を開始しました。かつてロンドンから技術と着想を学んだ東京の地下鉄が、現在はロンドンの主要路線を支える立場として現地に貢献しており、日英の鉄道交流は美しい円環を描いています。

一般公開はいつから? 今後の設置スケジュールと注意点

除幕式には、カーン市長のほか、ロンドン市交通局コミッショナーのアンディ・ロード氏も出席し、東京メトロの上野駅社員らとともに記念撮影が行われました。カーン市長は、東京メトロが世界有数の旅客数を誇る都市鉄道へと成長し、現在のロンドンでエリザベス・ラインの運営に携わっていることへの敬意を表しました。また、東京メトロの小坂社長は、原点となったロンドンから駅名標を寄贈されたことへの感謝と、来年以降に上野駅を利用する人々にも両都市の地下鉄の深い縁を感じてほしいという願いを語りました。

ここで、現地へ足を運ぶ前に知っておきたい重要な注意点があります。今回の記念駅名標は、6月18日(木)の除幕式終了後に、駅構内の安全確保と設置工事の準備のために一度撤去されます。そのため、すぐに上野駅のホームを訪れても見学することはできません。今後は設置場所の基盤整備や安全性の検証を行い、地下鉄開通100周年を象徴するモニュメントとして2027年中に改めて本設置される予定です。東京メトロでは、2027年の地下鉄100周年に向けて、今後も様々な記念施策を展開していく予定です。

Text by British Culture in Japan編集部

 

Link

http://www.tokyometro.jp/index.html

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