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イビサ島の伝説的英国人DJを描いたドキュメンタリー映画『太陽と踊らせて』が公開
イビサ島の伝説的英国人DJを描いたドキュメンタリー映画『太陽と踊らせて』が7月24日(土)より新宿K’s cinema、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開されます。
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スペインの東、地中海に浮かぶ世界遺産の島、イビサ島は、世界一のパーティアイランド。夏場はヨーロッパの有名ナイトクラブが店を開け、世界中からスターDJが集まります。しかし、イギリスから移住したDJのジョン・サ・トリンサは、島の最南端サリナスビーチで25年間、パーティ・サウンドとは異なる音楽を紡いでいます。
ホセ・パディーヤやアルフレッドなど世界に名を轟かせるイビサのDJたちとは一線を画し、毎日一畳半ほどの海小屋からプレイするジョン。1987年にロンドンでDJとしてのキャリアをスタートし、1994年にイビサ島へ移住しました。
以来四半世紀、サリナスビーチにあるサ・トリンサというレストランに併設された小さなチリンギート(海小屋)で正午から夕日が落ちるまでの約8時間にわたってDJをしています。ランチとディナーはレストランからウェイターが持ってきてくれ、お気に入りはバジルパスタ。
サリナスビーチは世界各地からジョンの音楽を求めにやってくる人々で埋まり、ジョンは気ままに極上の時間を彼らに届けています。イビサの繁忙期である夏が終わると、世界中を旅しながら当地の海辺でDJを続けています。
そんなジョンがプレイするのはバレアリック・ミュージック。イビザで生まれたどんな音楽ジャンルにも限定されないジャンルレスのDJスタイルで、80年代末にイギリスに持ち込まれ、セカンド・サマー・オブ・ラヴを引き起こしました。
ジャンルレスで物語にあふれたバレアリック・ミュージックはあまりにも自由で垣根のない生き方をするジョンの精神そのもの。映画は、そんな風のような伝説的おじさんDJの生きざまを、島に息づく多彩な、しかし時代の波の中で変容もする文化とともに、息をのむような映像とバレリアックな音楽にのせて描き出します。
監督は台南生まれ新宿歌舞伎町育ちで、TV局や広告代理店に勤めながらも日本社会での自らの立ち位置に窮屈さを感じていた映像作家リリー・リナエ。彼女が旅行中に出会った、物語と色彩にあふれるジョン・サ・トリンサの音楽に衝撃を受け、居ても立っても居られずイビサとジョンの懐に飛び込びました。
リリー・リナエ
ジョンの誠実で自由な生きざま、イビサの包み込むような風土、流れるバレアリックな音楽。20代の貯金と日本とアメリカのクラウドファンディングで集めた資金、そして3年間の月日をつぎ込みリナエ監督が全力で作り上げた初めての長編ドキュメンタリーです。
■Film info
『太陽と踊らせて』
監督 : リリー・リナエ
2020年 / 日本映画 / 英語・スペイン語・日本語・フランス語
公開日 : 7月24日(金)より新宿K’s cinema、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開
配給 : オンリー・ハーツ
©Pure in the Moon
■Link
https://www.jonsatrinxamovie.com/
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