ドラマ『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』主演のオリー・アレクサンダーが見どころを語るインタビュー映像公開

ドラマ 『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』 主演オリー・アレクサンダー

80年代の英国を舞台にHIVに翻弄されるゲイの若者たちを描いたドラマ『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』(全5話)が8月17日(火)より配信開始! その記念として主演を務めたイヤーズ&イヤーズのオリー・アレクサンダーが作品の見どころを語ったインタヴュー映像が公開に。

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主人公であるリッチー役を演じたオリーは、自身の役どころについて「人生を謳歌しており、夢は役者になることと常に大きな夢を描いている。この作品で描かれるのは自分が何者かを模索する若者たちだ」と、本作のテーマ性とあわせて語ります。

物語の重要なポイントについては「ぼく自身がゲイとして初めて知る歴史が描かれている。脚本を読んだ時、主人公たちの恐怖や困惑、個性を模索する姿に共感できた。エイズ危機が何百万もの人たちに与えた衝撃は痛みを伴うけど、忘れてはいけないんだ」と深い共感を示しました。

ドラマ 『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』 主演オリー・アレクサンダー

さらに、本作で描かれているHIVについて「今でもHIVについて誤解が多い。当時の人々は完全に混乱していて、理由も分からずに姿を消したり亡くなった人たちがいた。同性愛への嫌悪感や偏見によって、恐怖心が政府のトップからメディアにまで広がった。そんなに昔の出来事ではないのが本当に衝撃的だ」と当時の混乱とあわせて言及。

ドラマ 『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』 主演オリー・アレクサンダー

「少なくとも英国に関して言えるのは、長い闘いの末にLGBの人たちの権利は守られている。トランスジェンダーはいまだに守られていない。一方でクィアについてはメディアによって認知度が高まってはいる。だけどまだ世界的に見ると、ただ自分として生きているだけで、差別や迫害され苦しんでいる人たちが多くいる」と現在の課題についても語り、苦しんでいる人がいる現状を訴えました。

ドラマの製作現場については「限られた時間で協力し合ってすばらしいドラマを作っている。その中にぼくがいるなんて信じられないよ」と太鼓判を押しています。

“2021年1番にチェックすべきドラマ”(米TIME誌)が日本初上陸

『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』場面写真

80年代のロンドンに生きるゲイの若者たちが、HIV / エイズに関する正しい情報と理解が少ない社会に翻弄されながらも明るくお互いを支えあいながら生きる様を描き、空前の大ヒットを引き起こした『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』。

精鋭的&革新的な作品ラインナップで知られるチャンネル4で公開されるやいなや、同局史上“最も一気見(ビンジ)されたシリーズ”に。

イギリスでは本作の放送・配信後の1週間でHIV検査数が記録的な回数に達するという社会現象へと発展。空前のムーヴメントを引き起こしました。

『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』場面写真

さらにHBO MAXが製作に参加し、北米での配信も行ったことからその勢いは世界中へ波及。

米TIME誌は“2021年1番にチェックすべきドラマ”と賞賛し、USAトゥデイ紙も“2021年のベストドラマ”(※当時)と称えるなど、全世界が本作に熱狂しました。

イヤーズ&イヤーズのオリー・アレクサンダーが主演

『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』場面写真

主人公を演じるオリー・アレクサンダーはイヤーズ&イヤーズとしての活動でも知られ、LGBTQ+アクティヴィストとしても活躍しているアーティスト。

『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』など、映画出演の経験を積んだオリーが、本作で主役の座を射止め、音楽同様に豊かな表現力で魅力たっぷりの演技を見せています。

『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』場面写真

さらに「恋人、敵、犯罪者、聖人などは演じるものだが、ゲイというものは演じるものではない」という製作総指揮、ラッセル・T・デイヴィスの信念のもと、ゲイのキャラクターには実生活でもゲイを公表している俳優を起用したことでも話題に。

オリーの仲間となるゲイ・コミュニティに集う若手のキャスト陣の好演は必見です。

『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』場面写真

そして脇を固めるのは『ゴーン・ガール』のニール・パトリック・ハリスや『ホビット』シリーズのスティーヴン・フライらベテラン俳優陣。新旧みごとな配役からも目を離せません。

クイーン、ワム!ほか80年代音楽にも注目

本作の原題「IT’S A SIN」は劇中にも流れるペット・ショップ・ボーイズの同名曲(邦題「哀しみの天使」)が由来になっており、イヤーズ&イヤーズも同曲をカヴァーし、リリースしています。

放送後には本作を見て感動したエルトン・ジョンが、オリーに連絡して英国のグラミー賞とも言われるブリット・アワードにおいてコラボ・パフォーマンスを披露したことでも大きな話題になりました。

また、本作のBGMはクイーン、カルチャー・クラブ、ワム!、ユーリズミックスなど当時ゲイ・コミュニティでも特に支持されていた80年代の人気ポップスが満載。

それぞれのシーンに合った懐かしい楽曲が流れドラマを痛快に盛り上げるなど、音楽も注目です。

『ドクター・フー』のクリエイターが実体験をもとに脚本化

『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』場面写真

製作総指揮・脚本はイギリスの人気長寿ドラマ『ドクター・フー』でもシーズン初期から脚本・製作総指揮を務め、ヒュー・グラント&ベン・ウィショー出演の傑作『英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件』でエミー賞にノミネートされた経歴もある名匠ラッセル・T・デイヴィス。

これまでに『Queer as Folk(原題)』(1999年)、『Cucumber(原題)』(2015年)など多くの作品で同性愛を描いてきた彼が、謎の病HIV / エイズが席巻する80年代のロンドンを舞台に、ゲイの若者たちが偏見、恐れ、不安、死に共に立ち向かう姿を描きました。

『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』場面写真

彼自身、81年当時は18歳で、日に日にエイズの恐怖が身近に迫って来る恐怖を感じたという実体験をベースにリサーチを重ねたことで生まれた、真に迫った内容に引き込まれていくはずです。

IT’S A SIN 哀しみの天使たち

製作総指揮・脚本
ラッセル・T・デイヴィス
監督
ピーター・ホアー
出演
オリー・アレクサンダー、リディア・ウエスト、ナサニエル・カーティス、オマーリ・ダグラス、カラム・スコット・ハウエルズほか
作品情報
2021年 / イギリス / 英語 / 原題 : IT’S A SIN

©RED Production Company & all3media international

Link

https://www.star-ch.jp/drama/itsasin/

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