いよいよ明日開催! ブライアン・イーノによる音と光の展覧会『BRIAN ENO AMBIENT KYOTO』

BRIAN ENO AMBIENT KYOTOロゴ

ヴィジュアル・アートにも革命をもたらしたブライアン・イーノが、コロナ禍において、初となる大規模な展覧会『BRIAN ENO AMBIENT KYOTO』を、京都を舞台に6月3日(金)より開催。

明日6月3日からの開催を控え、見どころを紹介します。

代表作3作品だけでなく、世界初公開作品も!

ブライアン・イーノ

注目点は、ブライアン・イーノの代表作3作品すべてが一堂に会することと、世界初公開作品となる「Face to Face」が展示されることです。築90年の歴史ある建物がまさにイーノのアートで彩られることになります。

「77 Million Paintings」

 
77 Million Paintings

途絶えることなく変化する音と光がシンクロして生み出される空間芸術作品。「7700万」というのはシステムが生み出すことのできるヴィジュアルの組み合わせを意味しています。

2006年、ラフォーレミュージアム原宿にて世界で初めて出展、その間アップデイトを繰り返しながら世界各地を巡回すること47回、世界中のアート・ファンを魅了し、ヴィジュアル・アート界を代表する作品となりました。2022年6月、16年ぶりに帰還します。

「The Ship」

 
The Ship

代表的なオーディオ・インスタレーション作品。多数の個性的なスピーカーから個別の音が鳴ることで、場所によって違う音が聴こえ、また部屋の中を移動すると個別のスピーカーから出る音を自発的にミックスすることもできます。そして、スピーカーが視覚的特徴となるよう、照明などで空間を演出しています。

「Light Boxes」

 
Light Boxes

光りながら常に新たな色彩の組み合わせへと変わっていく、LED技術を駆使した光の作品。

作品の表面下にあるボックスが照らされ、光の色の組み合わせがゆっくりと変化すると共に、作品に対する見方も変化し、流れるような光の魅惑的な世界に引き込まれます。

「Face to Face」

 
世界初公開作品。ランダムなパターンとその組み合わせによって、予期せぬアート作品を生み出す可能性を追求した作品。

この作品は、実在する21人の人物の顔をそれぞれ1枚の静止画に収めた小さな写真群から始まりました。

特殊なソフトウェアを使い、画像はひとつの本物の顔から別の顔へと、ピクセル単位でゆっくりと変化していきます。これが、実際には存在しなかった人々、中間的な人間など、一人ひとりの本物の顔の間に“新しい人間”の長い連鎖を生み出し、毎秒30人ずつ、36,000人以上の新しい顔を誕生させることができます。

「The Lighthouse」

 
日本初公開となる「The Lighthouse」は、展覧会の作品「Light Boxes」と「Face to Face」に加え、Sonosスピーカーを通じて会場内の廊下や階段、化粧室などで流れるオーディオ作品です。

各展示や会場内をシームレスにつなぐことで、どこにいても音を体感できます。

作品展示室のみならず、展示室以外のすべてのスペースにてシームレスに流れ、築90年の歴史ある建築物である会場がまるごとイーノの作品で彩られることとなりました。

『ENOSHOP』京都・東京を横断して展開

『ENOSHOP』は、本展覧会用に制作された図録などのオフィシャル・グッズ、イーノが70年代に考案したクリエイターズ必携アイテム『オブリーク・ストラテジーズ』、限定アート・プリント、LP・CD・DVDといった音楽・映像作品まで、イーノ作品を取り扱う専門ストアです。

本会場のみならず、東京の代官山蔦屋書店の全館でも展開され、イーノのアーティスト活動の全貌を見渡せるような、本展覧会のスケールにふさわしい豪華な展開となります。

展覧会のオフィシャル・グッズは、図録、Tシャツ、トートバッグ、和菓子の4点。

図録は、イーノ書き下ろしのエッセイと、アート・スクールから現在に至るまでのヴィジュアル・アーティストとしての軌跡を収めた内容です。

Tシャツとトートバッグは、本展覧会のキー・ヴィジュアルを大胆にプリントしたものとなり、また京都の老舗和菓子店、鍵善良房による特製和菓子が京都限定で販売されます。

代官山蔦屋書店では、全館を跨ぎ、デザインフロア、ミュージックフロア、シェアラウンジの3つのフロアを使用しそれぞれの切り口でブライアン・イーノを大展開。

期間中に館内に設置されたSonosスピーカーからはブライアン・イーノの膨大な未発表作品のアーカイヴ『The Lighthouse』の音源が流れます。

場所
代官山 蔦屋書店
日時
6月3日(金)〜7月14日(木)
リンク
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/shop/26805-1316470524.html

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO

BRIAN ENO AMBIENT KYOTOロゴ

 

会場
京都中央信用金庫 旧厚生センター(下京区中居町七条通烏丸西入113)
会期
6月3日(金)~8月21日(日)
開館時間
11時~21時※入場は閉館の30分前まで
入場料
チケット :前売り : 平日 / 一般 1,800円、専・大学生 1,300円、中高生 800円 土日祝 / 一般 2,000円、専・大学生 1,500円、中高生 1,000円 ※小学生以下無料。当日券は各200円増
主催
AMBIENT KYOTO実行委員会(TOW、京都新聞)
企画・制作
TOW、Traffic
協力
α-station FM KYOTO、京都METRO、CCCアートラボ
後援
京都府、京都市、ブリティッシュ・カウンシル、FM COCOLO
特別協力
Beatink、京都中央信用金庫
リンク
https://ambientkyoto.com/

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