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グラスゴーが世界に誇る美術館「バレル・コレクション」が日本を巡回展覧中
ドガ、ゴッホ、クールベ、ブーダン……門外不出の名画がグラスゴーから日本へ初航海!
産業革命期にイギリスの海港都市として繁栄したグラスゴー。その地に生まれ、海運業により莫大な財を築いたウィリアム・バレル(1861年〜1958年)は、古今東西に及ぶ多彩な美術作品をコレクションし、自身で集めた秀逸な作品を愛でながら暮らしました。
François Bonvin Still Life with Game 1874 oil on canvas 88.9×132 cm
© Glasgow Museums / Glasgow City Council
そのバレル・コレクションは1944年にグラスゴー市に寄贈されて、美術館、博物館として一般公開されています。その所蔵作品は長らく英国でしか公開されていませんでしたが、この世界屈指のコレクションが同館のリニューアル工事に伴い、このたび奇跡の初来日を果たし、福岡県立美術館で「印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション」として12月9日(日)まで展示されています。
Alexis Pérignon The White Horse oil on canvas 45.7×55.9 cm
© Glasgow Museums / Glasgow City Council
本展では、9,000点以上にも及ぶバレル・コレクションの中から西洋近代絵画に焦点をあてた73点の作品と、同市のケルヴィングローヴ美術博物館が所蔵するゴッホやルノワールを含む7点(うち日本初公開3点)の作品を展示。中でも繊細な色と形、大胆な構図と画面の切り取り方が眼を惹く、日本初公開の知られざるドガの名作「リハーサル」をはじめ、バレルが独自の視点で収集した良質のフランス絵画のほか、クロホールら、スコットランド出身の画家や、オランダのハーグ派の作品を含む全80点を通じて、美術史における写実主義から印象派への流れをたどります。
Henri Fantin-Latour Basket of Peaches 1884 oil on canvas 22.2×33 cm
© Glasgow Museums / Glasgow City Council
海運王・バレルの夢が託された珠玉の作品は福岡県立美術館での展示の後、12月19日(水)から2019年3月24日(日)まで愛媛県美術館、4月27日(土)から6月30日(日)までBunkamura ザ・ミュージアム、8月7日(水)〜10月20日(日)まで静岡市美術館、11月2日(土)〜2020年1月26日(日)まで広島県立美術館の予定で巡回展覧されます。
Samuel John Peploe Roses c. 1900-05 oil on canvas 50.8×50.8 cm
© Glasgow Museums / Glasgow City Council
■Link
https://burrell.jp/
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