2024.10.17

ジェイミー・リードの作品展がバーニーズニューヨーク六本木店で開催：河村康輔とのコラボも

UKパンクの象徴的存在、セックス・ピストルズのアートワークを手がけた故ジェイミー・リードの作品展が、10月18日（金）から11月3日（日）までバーニーズニューヨーク六本木店で開催。日本の現代アーティスト河村康輔とのコラボレーション作品も展示されます。

ジェイミー・リード：パンクロックの視覚的革命者

Damn Them All

ジェイミー・リードは1947年にロンドンで生まれ、2023年に76歳で亡くなりました。彼はセックス・ピストルズの仕掛人、マルコム・マクラーレンとアートスクールで出会い、バンドのアートワークを手がけるようになりました。1970年代半ばから後半にかけて発表された彼の作品は、パンクロックの視覚的象徴として今も高く評価されています。

セックス・ピストルズのアイコニックなアートワーク

Culture Rape

リードの代表作には、セックス・ピストルズのアルバム『勝手にしやがれ!!』のジャケットや、シングル「プリティ・ヴェイカント」「さらばベルリンの陽」のアートワークがあります。特に有名なのは、「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」のポスターです。セシル・ビートン撮影のエリザベス2世女王陛下の写真に安全ピンを施したこの作品は、パンクの時代を象徴する最も有名な画像のひとつとなりました。

河村康輔：日本の現代アートシーンを代表するコラージュアーティスト

河村康輔は1979年、広島県生まれの東京在住アーティストです。グラフィックデザイナー、アートディレクター、コラージュアーティストとして多岐にわたる活動を展開しています。「ERECT Magazine」のアートディレクターを務めるほか、アパレルブランドへのグラフィック提供、ライブイベントのフライヤー制作、DVD・CDジャケットデザイン、書籍の装丁など、幅広い分野で活躍しています。

国際的な評価と独自のコラージュ技法

河村の作品は、アメリカ、スイス、ドイツ、フランスなど、国内外の美術館やギャラリーで展示されています。コラージュアーティストとしては、ウィンストン・スミス、KING JOE、SHOHEI、大友克洋など、著名なアーティストとのコラボレーション作品も多数制作しています。彼の独自のコラージュ技法は、現代のポップカルチャーと伝統的な日本美術を融合させた新しい表現として高く評価されています。