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国内美術館での個展は11年ぶりとなるジュリアン・オピー展が7月開催
企画展「ジュリアン・オピー」が、東京オペラシティ アートギャラリーで7月10日(水)より9月23日(月)までを開催されます。
ジュリアン・オピーは、イギリスを代表するアーティストのひとりで、点と線という最小限の視覚言語によって、生き生きとした人物像や風景を表現する作風で知られています。作品の素材には、伝統的な絵画や彫刻の素材だけでなく、LEDディスプレイや看板など、私たちがふだん目にする工業製品も含まれます。ありふれた素材から生み出される真新しい視覚表現が、年齢や性別、文化的な背景を超えて、幅広い層に支持される魅力と言っていいでしょう。オピーは1980年代よりヨーロッパのアートシーンで頭角を現し、その作品は世界の主要な美術館に所蔵され、現代美術を語るうえで欠かせない重要なアーティストのひとりです。
Telephone, 2018
グラフィックデザインやピクトグラムともシンクロするオピーの平面作品は、絵画という枠にとどまらないハイブリッドな魅力に満ちあふれています。また、オピーは日本の浮世絵やアニメのセル画のコレクターとしても知られ、輪郭線を強調した彼の特徴的な作風には、そこからの影響を感じることができます。東京オペラシティ アートギャラリー開館20周年という節目の年に開催される本展は、さまざまなジャンルが融合し、グローバル化がますます進行する現代において、ギャラリーが今後向き合うべき方向性のひとつを示していると言っていいかもしれません。
Towers 1, 2018
Julian. 2012. Mosaic tiles
■Exhibition info
ジュリアン・オピー
会場 : 東京オペラシティ アートギャラリー(3Fギャラリー1, 2)
会期 : 7月10日(水)〜9月23日(月)
時間 : 11:00〜19:00(金・土は11:00〜20:00 / いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休館日 : 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月4日(日)(全館休館日)
入場料 : 一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 800円(600円)中学生以下無料
■Link
https://www.operacity.jp/ag/exh223/
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