グラスゴーの現在を象徴するストリートアート

スコットランド最大の都市で、歴史と文化の魅力にあふれたグラスゴー。British Culture in Japanでは約半年間にわたって、グラスゴーの文化機関「Glasgow Life」と共にその魅力を伝えていきます。その第9回は、グラスゴーの現在を象徴するストリートアートをご紹介!

グラスゴーの街を歩いてると、自然と目に入ってくるのがストリートアート。そのミューラル(壁画)は表通りから小さな路地まで、市内にいくつも点在しています。

 

 

かつてのグラスゴーは経済的に停滞し、失業者が増えて治安も悪い街としてのイメージがありました。しかし、1983年に日本でも巡回展覧された「バレル・コレクション」が開館したことをきっかけにアートを始めとする文化で都市再生が図られていきます。1990年には「欧州文化都市」(現在は欧州文化首都)に認定され、1年間にわたってグラスゴー市内で様々な文化イヴェントが実施されました。そうして、時間を重ねてグラスゴーはアートの街へと変貌していったのです。

 

 

街の各所で見られるミューラルは、まさに現在のグラスゴーを象徴しています。これらは無許可で描かれたのではなく、グラスゴーのシティ・カウンシルが地元のアーティストをサポートするためにスペースを提供して描かれました。現在、主なミューラルは24作品を数えます。

 

 

建物や空き地を有効的に利用したミューラルはストリートを活性化させます。無秩序なグラフィティは都市の荒廃につながることがありますが、シティ・カウンシルが先導・管理していることでその懸念はありません。街の至るところに“作品”があることに対して市民は誇りに感じ、また観光誘致にも役立っています。

 

 

市内のミューラルを効率的に見たいという方には金・土・日の14時から行われているウォーキング・ツアーがおすすめ。そのほかの曜日はプライヴェート・ツアーも受け付けています。詳細はhttps://www.visitscotland.com/info/tours/glasgow-street-art-tour-0efa9846まで。

 

 

また、歩いて見て回る方にはこちらのサイトをチェックしてみてください。ミューラルの由来や詳細、またマップも確認することができます。https://www.glasgow.gov.uk/CHttpHandler.ashx?id=19649

 

 

 

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■Link

https://peoplemakeglasgow.com/

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