ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵の「KING&QUEEN展」開催

ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリーが所蔵する肖像画を展示する「KING & QUEEN展」が2020年10月に上野の森美術館で開催されます。

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ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリーは英国王朝の最も重要な肖像画を所蔵する美術館で、本展ではポートレート作品(絵画・写真等)100点あまりから約1世紀におよぶ英国王室の歴史を紹介。11世紀から現代まで伝統を受け継ぎ、今もなお世界中の注目を集め続ける英国王室。幾度かの王家転変を辿る中で、傑出した人物たちが現れます。6人の妻を持ち、絶対君主の名を欲しいままにしたヘンリー8世(チューダー朝2代目)、最強国スペインの無敵艦隊を撃退、“国と結婚”し生涯未婚を通した“ヴァージン・クイーン”エリザベス1世(チューダー朝5代目)、そして現在の王であるエリザベス2世女王陛下(ウィンザー朝4代目)。女王陛下ご自身はもちろん、ご子息であるチャールズ皇太子殿下、ご令孫のウィリアム王子殿下、ヘンリー王子殿下― ロイヤルファミリー全員が、日々のニュースにも頻繁に登場します。

 

《エリザベス1世》1588年頃 作者不詳

王女として生まれたが、母アン・ブーリンが父ヘンリー8世に処刑された後に庶子に格下げされる不遇な時代や、その後の暗殺未遂なども乗り越え、カリスマ性を持つ処女王として君臨した。豪奢な衣装と処女性の象徴である真珠をまとい、背景に描かれているスペイン無敵艦隊に対する勝利(1588年)を祝う肖像画の凛とした佇まいは、女王としての威厳に満ちあふれている。

 

本展は、チューダー朝から現ウィンザー朝まで、5つの王朝の重要なポートレート作品(絵画・写真など)約100点が、世界屈指の肖像画専門美術館ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリーより来日。作品の魅力と併せ、本展では美しく気品に満ちた肖像画のモデルが登場する「英国王室の物語」が描かれます。また肖像画から写し取る表情や、佇まいから辿る物語を作家でドイツ文学者の中野京子さんがナビゲートする予定です。

 

《ヘンリー8世》おそらく17世紀 ハンス・ホルバイン(1536年作)に基づく

広い肩幅と見るからに幅広の顔。6人の妻を持ち、2度離婚、2人の妻やおびただしい廷臣を処刑するなど、16世紀絶対君主の名を欲しいままにした“最強の王”ヘンリー8世。一方、愛する女性へは熱い恋文を書くロマンティックな一面を持つなどその圧倒的な個性はこれまで映画や舞台などでも多数取り上げられている。

 

ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー

 

■Exhibition info

ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 KING & QUEEN展 ─ 名画で読み解く英国王室物語 ─

 

場所 : 上野の森美術館
会期 : 2020年10月開幕 ※会期詳細は、決定次第発表

©National Portrait Gallery

 

■Link
http://www.kingandqueen.jp/

 

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