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2023.6.6
「ホームズ1人が探偵じゃない」──1895年のロンドン。脚光を浴びるシャーロック・ホームズの陰に、ある中年探偵がいた。
時は1895年。世間が名探偵シャーロック・ホームズの活躍に沸く中、苦虫を噛み潰す男がいた──彼の名はアローウッド。ホームズと同じ私立探偵だが、残念ながら回ってくるのはホームズには頼めないような曰わくつきの依頼ばかり。助手のバーネットも機嫌の悪いボスにやきもきする日々だったが、ある日美しきフランス人女性が「兄が失踪した」と助けを求めてくる。それは最悪な殺人事件の始まりで──。
著者のミック・フィンレーはグラスゴー生まれ。心理学科で教鞭を執り、ポリティカル・バイオレンスや言語・非言語行動についての研究。その前は、屋台店主やホテルのポーター、国民保健サービスでの業務など様々な職を経験した新鋭の作家です。現在はブライトンに家族とともに暮らしています。
シャーロックと同時期に活躍していた探偵の誕生。どのように事件を解決していくのか。興味津々の一冊です。
■Book info
『探偵アローウッド 路地裏の依頼人』
著者 : ミック・フィンレー
訳者 : 矢沢聖子
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
価格 : 1,080円
版型 : 文庫判
ページ数 : 480ページ
■Link
https://www.harpercollins.co.jp/hc/books/detail.php?product_id=11999
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