日常食から読む、移民と階級社会の英国史。『フィッシュ・アンド・チップスの歴史』が9月15日に発売

フィッシュ・アンド・チップスを通して、英国の移民と階級社会をひもといていく書籍『フィッシュ・アンド・チップスの歴史』が9月15日に発売。

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19世紀の英国に生まれ、20世紀前半には安くて栄養満点の日常食として労働者階級に広まったフィッシュ・アンド・チップス。その魚の衣揚げの起源はユダヤの食文化にあり、揚げた細切りのジャガイモは、フランスに由来すると考えられます。お店の経営者には移民が多く、その出身地はイタリア、キプロス、中国と多岐にわたっていました。チャールズ・ディケンズやコナン・ドイルなど英国文学ファンにも味わい深い、移民と階級社会を映しこんだ本で、図版も多数収められています。

 

■Book info
『フィッシュ・アンド・チップスの歴史』

 

著者 : パニコス・パナイー
翻訳 : 栢木清吾
出版社 : 創元社
価格 : 2,400円+税
判型 : 四六判

 

・目次
はじめに
第1章 起源
1 イギリスにおける魚食とジャガイモ食の初期の歴史
2 フィッシュとチップスの結婚
3 フィッシュ・アンド・チップス業界の拡大
4 フィッシュ・アンド・チップスの誕生
第2章 発展
1 最盛期
2 衰退
3 変化と生き残り
第3章 イギリスらしさ
1 労働者階級の食べもの
2 ナショナル・アイコンの構築
3 海を渡るフィッシュ・アンド・チップス
4 フィッシュ・アンド・チップスの「イギリスらしさ」
第4章 エスニシティ
1 外国から来たフィッシュ・アンド・チップス
2 ユダヤ人の食べもの
3 フィッシュ・アンド・チップスを売る外国人たち
4 フィッシュ・アンド・チップス店という坩堝
第5章 フィッシュ・アンド・チップスの意味
1 食の歴史と遺産
2 持ち帰り料理
3 イギリスらしさ
4 移民
訳者あとがき

 

■Link
https://www.sogensha.co.jp/

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